シド、映画ヒット舞台挨拶で貞子と再会

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本日5月19日、東京・角川シネマ新宿にて行われた映画「貞子3D」の舞台挨拶にシドが登壇。満員の来場者を前に、映画のヒットのお礼を述べた。

貞子を交えてフォトセッションに応じるシドと英勉監督。

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舞台挨拶は、この日の最終上映前に実施された。まず、映画の主題歌であるシド「S」のビデオクリップがスクリーンで流された後、客席中腹の扉から英勉監督とシドのメンバーが登場すると、近くに着席していた観客から嬌声があがった。それを受け、シドの4人は数人とハイタッチするファンサービスも。これを観た英監督は、舞台登壇後「すごい歓声だったので、自分が言われてるみたいに感じた(笑)」とバンドの人気に改めて驚いた様子だった。

そして司会が、シドのメンバーで一番怖がっていたのは誰か、と質問すると、ゆうや(Dr)が「明希が怖がってる振りをしてましたね」と言い、「もうホント怖い!」と明希(B)の声色をまねてみせると、明希のファンから「かわいいー!」という声が飛ぶ。さらに司会が「Shinjiさんはホラーが苦手だということですが?」と問いかけると「ホラー苦手ですね」とShinji(G)。ところが客席が無反応だったため「なんで俺のときは『かわいい』って言ってくれないの?」とすねた振りをし、場内を笑わせる。そして映画が3D上映であることから、観た感想を訊かれたマオ(Vo)は「ずーっとこうやってましたね」と左手で空をつかむ素振りをみせる。シドの4人は終始リラックスした様子で、ファンとのコミュニケーションを楽しんでいるようだった。

シドとのコラボレーションについて感想を訊かれた英監督は「結構ヤンチャな、きゃーきゃーわーわー声を出して観てもらう映画なんで、曲もパンチの効いたのが欲しかったんだけど、バッチリだった」とコメント。またエンディングで「S」が流されることに触れ「『S』を聴きながらエンドタイトルをデザインしたので、PVとはまた違った妖しく美しい映像に仕上がってます」と話した。続いて「S」の作曲を担当した明希が「僕らにとって新しいアプローチができた曲になりました。映画が有名な作品なのでプレッシャーもありましたけど、こういう機会をくれた皆さんに感謝しています」とお礼を述べた。

さらに司会者が、3月に開催されたZepp Tokyo公演でシドが貞子と共演したことについて感想を訊くと、明希が「僕の後ろから登場したんですけど、貞子が出てくることをすっかり忘れてて。(観客)みんな『キャー』って声が『ギャー』に変わって、なんだ?と振り向いたら貞子がいて。僕もすごくびっくりしました」と思い出話を披露。この日の客席には、Zepp Tokyo公演に足を運んだファンも多数来場しており、そのエピソードに思い出し笑いが起こっていた。

そして舞台挨拶も終わろうとする頃、不穏な音楽が流れ始め、突如貞子が客席に登場。シドの4人に主題歌提供のお礼として花束を渡しに舞台上にあがった。メンバーは、貞子との約2カ月ぶりの“再会”に喜びつつ、貞子がにじり寄ってくると若干おびえた顔も覗かせる。貞子の後ろでおどけてみせたゆうやに彼女がくるっと向き直ると、ゆうやは「うわっ怖え!」と本気で驚いた様子だった。

映画「貞子3D」は全国の劇場で大ヒット上映中。またシドは6月1日から全国ホールツアー「TOUR 2012『M&W』preview」をスタートさせる。

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