日向坂46齊藤京子卒業コンサート&「5回目のひな誕祭」、横浜スタジアムで見せた“未来が始まる瞬間”

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四期生の頼もしさが目立った「ひな誕祭」

佐々木久美とDB.キララ。(撮影:上山陽介)

毎年恒例となっている周年コンサート「ひな誕祭」。日向坂46は1曲目「HEY!OHISAMA!」で十字に広がる花道やアリーナ内を移動するトロッコを使い、会場のあちこちに散らばっておひさまに歌声と笑顔を届ける。続く「キツネ」は原曲にないダンスブロックが間奏に挟まれ、炎や火花の演出も相まって迫力あふれるステージに。このほか、シングル曲のセンターを務めるメンバーが楽曲が始まる前にソロダンスを披露したり、ベイスターズのマスコットキャラクターであるDB.スターマンとDB.キララがステージに登場したりと、例年以上の盛り上がりが生まれていった。

富田鈴花と松田好花による花ちゃんズ。(撮影:上山陽介)

ライブ中盤には「Overture」を場内に流し、それに合わせて歌うおひさまの声を録音するという試みが行われた。録音した声が入った「Overture」は、今後1年間にわたってライブなどで使用されるという。その後のユニット曲のブロックではおひさまからのリクエスト投票をもとにパフォーマンスが披露され、富田鈴花と松田好花によるアコースティックユニット・花ちゃんズも投票で選ばれた楽曲を歌唱。ギターの弾き語りで横浜スタジアムに穏やかな空気をもたらした。

日向坂46「5回目のひな誕祭」の様子。(撮影:上山陽介)

本公演のハイライトの1つとなったのが、卒業したばかりの齊藤京子のセンター曲「月と星が踊るMidnight」を四期生が披露したシーン。センターに抜擢された小西夏菜実を中心に凛々しい表情で歌い踊る四期生の姿に、旅立っていった先輩の楽曲を歌い継いでいく覚悟がにじんでいた。そしてライブの鉄板曲を詰め込んだラストスパートを経て、日向坂46は5月8日にリリースする11thシングルの表題曲「君はハニーデュー」を披露。この曲は四期生の正源司陽子がセンターで、会場のおひさまはここでも日向坂46の未来が始まる瞬間を目撃した。

「日向坂46にもう迷いはありません」

「ひなたフェス 2024」の開催決定を喜ぶ日向坂46。(撮影:上山陽介)

デビュー以降“全員選抜制”を貫いていた中、11thシングルより初の“選抜制”を導入して話題を呼んだ日向坂46。4月6日公演のアンコールでは、アンダーメンバーの名称が「ひなた坂46」に決定したこと、ひなた坂46初のライブが7月3、4日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで行われることが発表された。また4月7日公演のアンコールでは、9月7、8日に宮崎・ひなたサンマリンスタジアム宮崎で「ひなたフェス2024」が行われることが明らかに。両日とも場内が大きな歓声で満たされた。

客席が虹色に染まり、会場近くで花火が打ち上がる横浜スタジアム。(撮影:上山陽介)

そしてラストナンバー「JOYFUL LOVE」では、おひさまが持つペンライトによって客席が虹色に。昨年は「NHK紅白歌合戦」に坂道グループの中で唯一落選するなど、壁にぶつかることもあった日向坂46だが、キャプテンの佐々木久美は「今の日向坂46にもう迷いはありません。みんなで手をつないで横一列になって、これからもずっと歩き続けていきます。そして、おひさまの皆さんと一緒に大きな夢をたくさんたくさん叶えていきたいです。そんな未来が絶対に待っていると信じて、これからも日向坂46は歩き続けていきます」と力強く宣言。この日も夜空にきらびやかな花火が上がった。さらに4月7日公演ではダブルアンコールまでライブが続き、日向坂46は「約束の卵 2020」を歌って3日間合わせて約10万人を動員した横浜スタジアム公演の幕を閉じた。

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セットリスト

「日向坂46 齊藤京子 卒業コンサート」2024年4月5日 横浜スタジアム

01. 居心地悪く、大人になった
SE. Overture
02. HEY!OHISAMA!
03. 一生一度の夏
04. シーラカンス
05. ゴーフルと君
06. 恋した魚は空を飛ぶ
07. それでも歩いてる
08. 死んじゃうくらい、抱きしめて。
09. 孤独な瞬間
10. どうして雨だと言ったんだろう?
11. キュン
12. アザトカワイイ
13. After you!
14. 手を繋いで帰ろうか
15. 語るなら未来を…
16. 太陽は見上げる人を選ばない
17. NO WAR in the future 2020
18. 月と星が踊るMidnight
<アンコール>
19. ひらがなけやき
20. JOYFUL LOVE
21. 僕に続け

日向坂46「5回目のひな誕祭」2024年4月6日 横浜スタジアム

SE. Overture
01. HEY!OHISAMA!
02. キツネ
03. ひらがなで恋したい
04. One choice
05. 君しか勝たん
06. ロッククライミング
07. Right?
08. You're in my way
09. こんな整列を誰がさせるのか?
10. 何度でも何度でも
11. 日向坂
12. ってか
13. ソンナコトナイヨ
14. 夢は何歳まで?
15. あくびLetter
16. 酸っぱい自己嫌悪
17. 君のため何ができるだろう
18. 月と星が踊るMidnight
19. ドレミソラシド
20. 恋は逃げ足が早い
21. 見たことない魔物
22. 好きということは…
23. NO WAR in the future 2020(Remix ver.)
24. 君はハニーデュー
<アンコール>
25. 誰よりも高く跳べ!2020
26. JOYFUL LOVE

日向坂46「5回目のひな誕祭」2024年4月7日 横浜スタジアム

SE. Overture
01. HEY!OHISAMA!
02. キツネ
03. ハッピーオーラ
04. アザトカワイイ
05. Am I ready?
06. シーラカンス
07. 青春ポップコーン
08. 愛はこっちのものだ
09. 未熟な怒り
10. 声の足跡
11. 思いがけないダブルレインボー
12. 僕なんか
13. 君は0から1になれ
14. 三輪車に乗りたい
15. やさしさが邪魔をする
16. See Through
17. 飛行機雲ができる理由
18. 月と星が踊るMidnight
19. キュン
20. 恋は逃げ足が早い
21. 見たことない魔物
22. 好きということは…
23. NO WAR in the future 2020(Remix ver.)
24. 君はハニーデュー
<アンコール>
25. 誰よりも高く跳べ!2020
26. JOYFUL LOVE
<ダブルアンコール>
27. 約束の卵 2020

ライブ情報

日向坂46「ひなたフェス 2024」

2024年9月7日(土)宮崎県 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
2024年9月8日(日)宮崎県 ひなたサンマリンスタジアム宮崎

読者の反応

J-Pop Project News @JPopProjectNews

Hinatazaka46 held a three-day concert in Yokohama, April 5th-7th, including Kyoko Saito's graduation concert, and two days of "5th Hina Birthday Festival". Kyoko's graduation concert also included songs from their days as part of Keyakizaka46. https://t.co/gWESYlhtYI

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