[Alexandros]がデジタル&リアルの2空間で同時ライブ「新しいこともどんどんやっていけたら」

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KDDI主催の[Alexandros]出演ライブ「au デジタルツインライブ #0 [Alexandros] @TOKYO NODE HALL」が、昨日3月28日に東京・TOKYO NODE HALLで行われた。

[Alexandros]

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「au デジタルツインライブ」とは

「au デジタルツインライブ」は、“音楽とともに、おもしろいほうの未来へ。”というスローガンのもと、通信の“つなぐチカラ”で音楽の可能性をすべての人に広げていくことを目的とした音楽プロジェクトの一環として開催されたライブ。TOKYO NODE HALLに加えて、森ビルとKDDIが共同で開発し、3月28日に運用スタートした“デジタルツイン会場”のTOKYO NODE DIGITAL TWIN HALL -RESPECT YOU auで同時開催された。

[Alexandros]

本ライブでは、現実世界から収集したさまざまなデータをコンピュータ上で再現する技術・デジタルツインを活用。[Alexandros]のパフォーマンスとデジタルツイン会場が融合し、デジタルツイン会場でもまるでリアル会場にいるかのような臨場感が演出された。ここではリアル会場であるTOKYO NODE HALLでのライブの模様をレポートする。

最新のモード全開のライブ

川上洋平(Vo, G)

開演時間を迎えると、会場に集まった約100名のファンクラブ会員の拍手を浴びながら[Alexandros]がステージへ。彼らは後方に広がる地上46階からの夜景にぴったりのスタイリッシュな装いで登場したが、ロマンチックな会場にミスマッチなほどの激しいパフォーマンスを展開した。

激しくライトが点滅する中、オープニングナンバーとしてセレクトされたのは「Stimulator」。重低音がうなる中、川上洋平(Vo, G)がパワフルな歌声を重ねてファンのテンションを一気に引き上げる。彼らはそのままノリのいいリズムの「Girl A」へとつなげ、バンドのグルーヴを炸裂させた。川上は「こんなに素敵な場所でライブできるなんて光栄です。こんな場所だからもう少し優しい歌とか、雰囲気のいい歌をやるかと思ったかもしれないんですけど……今のモード全開でやっちゃった」と笑いつつ、「もう少しだけここの雰囲気に合う曲をやらせてください」と前置きして、きらびやかなギターフレーズやシンセベースが融合する「todayyyy」の演奏へ。[Alexandros]はバンドの最新のモードを提示してライブを終えた。

メンバーが“デジタルツイン会場”の模様を鑑賞

[Alexandros]

ライブ後にはトークコーナーが用意され、デジタルツイン会場でのライブ映像を観ながらメンバーが感想を語った。まずライブを終えた率直な感想を問われ、川上は「この距離とこの雰囲気はけっこうレアでしたね。あとやっぱり、セットリストを間違えたなと。もうちょっとこの場所の雰囲気に合う曲があるんですよ(笑)。『ムーンソング』とかね」と弁解。磯部寛之(B, Cho)も「あと『rooftop』とかね」と補足した。

「au デジタルツインライブ #0 [Alexandros] @TOKYO NODE HALL」デジタルツイン会場の様子。

続いてデジタルツイン会場にてアバターとして参加した約100名のファンが盛り上がる様子や多彩な演出がビジョンに流されると、メンバーは「すごい!」「すごいしか言えない」「ちょっと未来を感じますね」と口々に感想を述べる。リアド偉武(Dr)は「我々はアナログな感じというか、人間味を出すライブを心がけているから、そういうパフォーマンスとのギャップが面白いかもしれないですね」と分析。アバターがヘドバンや横揺れなどをするエモート機能について聞かれると、白井眞輝(G)は「モッシュやダイブのアクションがあったら面白いなと思いました」と自論を述べた。

川上洋平(Vo, G)

磯部は「コロナが明けてアナログなライブがまたできるようになった中ですが、今日のライブのような技術を広めていけたら素敵だなと思う。いろんな事情があって家から出れない人は、コロナ関係なくいるわけだし。そういう人たちもこうやってライブ会場にいるかのような感覚を味わえるのは素晴らしいことだと思いますね」と絶賛。川上も「ライブというものは素晴らしいものなんですけど、事情があって参加できない人も多いと思うので、こういう素敵なものがあれば参加できるのでいいですよね」と同調した。

最後に川上が「[Alexandros]は、たぶんですけどコロナ禍になってから一番早く配信ライブをやったバンドだと思うんですよ。そのときも、『うちらってこんなにライブが好きだったんだ』と思ったんですよね。人が目の前にいなくても、ライブをするって大事なんだなと。最初はお客さんも戸惑ってたと思うんですけど、実際そのときは『勇気をもらえました』みたいなすごくいい感想をもらって。この経験を経て、配信ライブへのニーズみたいのを感じたので、生のライブももちろんなんですけど、同時に今日みたいな新しいこともどんどんやっていけたらなと思います」と意気込んだ。

セットリスト

「au デジタルツインライブ #0 [Alexandros] @TOKYO NODE HALL」 2024年3月28日 TOKYO NODE HALL

01. Stimulator
02. Girl A
03. todayyyyy

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(c)「au デジタルツインライブ #0 [Alexandros] @TOKYO NODE HALL」

読者の反応

鈴木尚代 @s5NXtaJ2qEUmnwT

@dros_yoo_love @natalie_mu そぉ(-∀-`; )💧…。何だか陳腐で少し恥ずかしい惹かれ方だけれど(^-^;)💦、本人と全然違う役を演じる洋ぺ✨ー最初恥ずかしいくらいのシャイさに驚いてしまいました( ゚ェ゚)💧…ーは、実は"役者"だったのかも知れないと(;゚∇゚;)💦!!

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