WayV、日本初単独イベントで歌って踊って恋ダンス!緑一色の会場で叫んだ「待っててくれてありがとう」

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WayVが初の日本ファンミーティング「WayV JAPAN EVENT 2023 ‘The First Vision’」を昨日5月6日と本日7日に神奈川・ぴあアリーナMMにて開催した。

WayV(Photo by KAORU SATO)

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本公演はWayVにとって初の日本単独イベント。2日間で2公演行われ、クン、テン、シャオジュン、ヘンドリー、ヤンヤンの5名が参加した。本稿では、本日5月7日に開催された最終日の模様をレポートする。

WayV(Photo by KAORU SATO)

各メンバーにフィーチャーしたオープニング映像を経て会場の照明が暗転するとメンバーが一斉に登場。客席を埋め尽くす緑色のペンライトが大きく揺れる。悲鳴にも似た歓声に包まれながら、5人は大きな「V」を模ったセットを背にして「Take Off」「Kick Back」を鬼気迫る表情で歌い踊り、華やかなオープニングステージを展開した。

優美でカリスマ性あふれるパフォーマンスを終えたWayVは、トークコーナーのために舞台袖から再び登場。音楽に合わせて身を揺らし、ご機嫌な足取りでWayZenNi(WayVファンの呼称)の前へ。ヘンドリーは1人だけ両腕をあらわにしたタンクトップ姿で堂々と歩くなど、彼らは冒頭からWayVらしい自由さを垣間見せWayZenNiを喜ばせた。本公演はWayVにとってもWayZenNiにとっても悲願の初の日本ファンミーティングで、メンバーたちがひと言発するごと会場は大いに湧き立ち、大きな盛り上がりを見せた。

WayV(Photo by KAORU SATO)

日本での初のファンミーティングの開催について、ヤンヤンは穏やかな表情で「僕が言いたいことは1つ。今日はとても楽しい時間になると思います」と語り、ヘンドリーは「昨日も緑で(会場が)いっぱいに埋め尽くされていて見ていてうれしかったです。今日も緑のペンライトをふりふりしてくれたらうれしいです!」と言って、両手で手を振るWayZenNiの姿を再現する。オープニングから「皆さん、今日も会いたかったですか? 僕はもっともっと会いたかったです」と言葉を紡ぐなど、積極的に日本語でWayZenNiに語りかけていたテンは、ここでも日本語でコメント。「今日は雨降っていますが、皆さんに会えて気分が晴れました」と粋な挨拶を繰り出し、WayZenNiから大きな拍手が送られた。

WayV(Photo by KAORU SATO)

冒頭の挨拶を終えると、そのままトークコーナーへ。「日本に来て感動したこと」を問われると、ヤンヤンは会場のWayZenNiに向けて手を広げ「(WayZenNiが)本当に美しい」とひと言。するとテンも「客席を見ていると、(WayZenNiの)笑顔とその目元がかわいいなと思います。親切な感じと、美しさがあります。とてもかわいいです!」とヤンヤンに同意する。クンも「こんなにも多くの緑のペンライトが僕たちのために輝いてるんですよね。こうやってペンライトを皆さんが一生懸命振ってくださると、緑の新芽があちこちに芽吹いているようです」と感慨深げに語った。

WayV(Photo by KAORU SATO)

そんなクンが「これからもいろんな機会があると思います」と語ったように、本ファンミーティングを皮切りとした日本活動に意欲を見せていたWayV。具体的にどのようなことをしたいかを尋ねられると、クンは「当然、日本ではステージをたくさんしたいです。ファンミーティングやファンイベント、ファンサイン会もやってみたいですね」と話して会場を沸かせる。シャオジュンもこれに同意し、「会場の皆さんを見ながら、いつかコンサートもできるんじゃないかなって思いました。もし本当にコンサートやファンサイン会を開催したら皆さん来てくれますよね?」とWayZenNiに呼びかける。その後テンが「日本の皆さんのためにさまざまな日本語の歌を歌いたいです」などと話す中、ヤンヤンは「昨日ごはんを食べたあとに部屋でテレビを観ていたら“ドッキリカメラ”をやっていたんです。とても面白かったので、1回何も知らない状態でドッキリされたいです」と無邪気な表情でバラエティ番組出演へのやる気を見せ、会場をざわつかせた。

WayV(Photo by KAORU SATO)

日本のみならず、ファンミーティングのために世界各地を巡っていた彼らに、「世界各地で印象的だったこと」という質問が投げかけられると、シャオジュンは「外に出て買い物をしていると、僕たちのことを気付いてくださる方がたくさんいらっしゃったんです。『わー! WayV!』と言われると、かわいいなあ!って思うし感激するんです」と顔を綻ばせる。「『SMTOWN』で日本に来たとき、思った以上にWayZNIの皆さんが来てくださって感激しました」と感謝の言葉で口火を切ったクンは「『SMTOWN』が終わったあとに日本のおいしいお店を探しに街に出たら、僕たちに気付いてくださったWayZenNiの方がおいしいお店を紹介してくれたんです」とファンとの交流を明かした。彼らはその後実際に勧められた店に足を運んで食べに行ったものの、当時は日本語があまり得意でなかったことから「注文したら生の食べ物ばかり出てきた」と裏話を明かした。

WayV(Photo by KAORU SATO)

続いて好きな日本語について尋ねられると、ヘンドリーは待ってましたと言わんばかりに「“嘘”です」と即答。彼らしい言葉のチョイスに会場から笑いが起こるも、「(日本語を)聞き取れてなくても『嘘です』と言ったらなんとなく大丈夫な気がして」と理由を説明し会場から再び笑いを引き出す。テンの回答は「ただいま」。この言葉を選んだ理由について、テンは「あったかい言葉であるように感じるから」と語ったのち「テンちゃん! ただいま!」と叫んで笑顔を弾けさせた。

イベント中にはテンとシャオジュン、ヘンドリーとヤンヤンという2チームに分かれて勝敗を競うゲームコーナーも行われた。ここではヤンヤンがaespaの「Black Mamba」を再現したり、テンとシャオジュンの自由すぎる振る舞いに「テンくんとシャオジュンくんは言うことを聞きません!」と、MCを務めたおいでやすこががSOSの声を上げるひと幕もあり会場はみるみるアットホームな雰囲気に。ゲームを終えると、この日2度目のパフォーマンスコーナーへと突入。ここでは最新曲「Phantom」や人気曲「Nectar」のほか、aespaの「Illusion」、NCT DREAMがカバーしたことでも話題を呼んだ「Candy」、SHINeeの「Sherlock [Japanese ver.]」という“SMメドレー”も披露される。中でもこの日1番と言っていいほどの盛り上がりを見せたのは、星野源の「恋」のカバーパフォーマンス。荘厳でゴージャスな楽曲を披露することが多いWayVが繰り出す、愛らしい恋ダンスに会場は大盛り上がり。メンバーも曲を終えるなり「楽しいー!」と口々に声を上げ、すぐに「サビの部分をもう一度やりましょう!」とWayZenNiに提案。これにより、会場一体となって「恋」を大合唱する幸せな空間が作り上げられた。

最後のブロックを残す中、メンバーたちはイベントの感想を1人ひとり述べていく。ヤンヤンは「WayVを誇らしい気持ちにしてくれて心から感謝しています」「僕たちのことを輝かせてくれてありがとうございます」と感謝を述べ、ヘンドリーは「正直言うと、本当にこの光景はまったく想像していませんでした。僕たちは来る前に『日本でステージをするんだけど、1万人近く入るステージだそうです』と言われて、僕たちにできるのかなと思ったんです。でもこうやって皆さんのことを見ていたら……」と会場を一望。そして「僕たち、1万人が立つステージをしたんだよ、って誇れますよね」と、緑色に照らされた客席を見渡しながらうれしそうに話す。「正直に言うとWayZenNiの皆さんに会えなかった間自信を失っていたんです」と告白したのはシャオジュン。幕間映像でも「日本のファンの皆さんを待たせすぎてとても申し訳なかったです」と語っていた彼は、その後「でも、心配しないでください。今自信がまた湧いてきました。こんなふうに大きな愛情を皆さんからいただいていることを想像できなかったんです」と続け、会場から温かい拍手が送られる。そして足の負傷のため本日歌唱のみのパフォーマンスとなったクンは「今回は踊れなくて残念でしたが、次は健康な姿で皆さんに素敵なステージをお見せします」と再会を約束した。

その後もテンが「おうちに帰るとき、気を付けてください!」とファンを気遣うなど、しんみりとしながらも終始明るいムードでコメントを締めくくり、最後は「Dream Launch」でフィナーレへ。ラストソングを終え「いつも僕たちを待っててくれてありがとうございます。またすぐ来ます!」「おいしいものたくさん食べてね!」と愛あるコメントが飛び交う中、最後はクンによる「本当にありがとうございます!」というシャウトで初の日本ファンミーティングが幕を閉じた。

WayV 最後のMCでの挨拶

テン

今日は日本語で感想を準備しました。皆さんのおかげでとても幸せです。これからも日本語の勉強がんばります。次からはもっと成長した姿をお見せします。必ずまた会いましょう。約束!

今日も雨が降りましたよね、でもこんなふうに来てくれて本当にありがとうございます。おうちに帰るとき、気を付けてください!

シャオジュン

皆さん本当に会いたかったです。愛してる、皆さん。……皆さんも僕を愛してますか? 正直言うと、WayZenNiの皆さんに会えなかった間は自信を失っていたんです。でも心配しないでください。今自信がまた湧いてきました。こんなふうに大きな愛情を皆さんからいただいていることを想像できなかったんです。本当に本当に愛してるんです!

クン

僕も今日日本語でちょっと準備してきました。2日間WayZenNiと時間を過ごせて本当に幸せでした。今日の公演のためにがんばってくれたスタッフの皆さん、メンバーのみんな、本当にありがとうございました。今回は踊れなくて残念でしたが、次は健康な姿で皆さんに素敵なステージをお見せします。ありがとうございました! 本当に愛してるよ!

ヤンヤン

ずっとずっと、僕たちと一緒にいましょう。そして僕がお話ししたいことが1つあります。この場面は、とても誇れる光景だと思います。僕たちWayVを誇らしい気持ちにしてくれて心から感謝しています。それから、僕たちWayVはここ(メンバー)だけじゃなくて、みんながWayVです。僕たちのことをこんなふうに輝かせてくれてありがとうございます。

ヘンドリー

正直に言うと、本当にこの光景はまったく想像していませんでした。僕たちは(日本に)来る前にこんな知らせを聞いたんです。「日本でステージをするんだけど、1万人近く入るステージだそうです」と言われて、まず最初に僕たちにできるのかなと思ったんです。でもこうやって皆さんのことを見ていたら……僕たち、できるんですね。さっきヤンヤンが言ったみたいに、僕たちがこうやってごはんを食べているときにも「僕たち、1万人が立つステージをしたんだよ」って誇れますよね。本当にハッピーです。

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「WayV JAPAN EVENT 2023 ‘The First Vision’」2023年5月7日 ぴあアリーナMM セットリスト

01. Take Off
02. Kick Back
03. Phantom
04. Nectar
05. Illusion(aespa)~ Candy(NCT DREAM)~ Sherlock(SHINee)
06. 恋(星野源)
07. Welcome To My Paradise
08. Good Life
09. Dream Launch

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