桜木心菜17歳、ヘソ出し衣装で初ソロライブ「エビ中を海外で活躍できるグループに」

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9月14日に17歳の誕生日を迎えた私立恵比寿中学の桜木心菜が、昨日9月16日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで初のソロライブ「NightProm~new open~」を開催した。

桜木心菜生誕ソロライブ「NightProm~new open~」の様子。

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桜木心菜

2021年5月に小久保柚乃、風見和香とともに新メンバーとしてエビ中に“転入”(加入)した桜木。エビ中が2016年より毎年各メンバーの誕生日前後に行っている恒例のソロライブにも、今年からこの3人が加わっている。ダンスが得意な桜木は、その特徴を遺憾なく発揮する選曲でステージを展開。約1時間半にわたり、たった1人のパフォーマンスで“桜木軍団”(桜木ファンの呼称)を魅了した。

桜木心菜

桜木心菜生誕ソロライブ「NightProm~new open~」の様子。

バースデーソロライブのシリーズでも、開演時はエビ中のライブでおなじみのオープニングSE「ebiture」が使用されることが多いが、桜木は真っ暗なステージ上に無音でスタンバイ。椅子に腰掛けると、FKJ & Masego「Tabow」のムーディな音色に乗せて妖艶なダンスを繰り広げる。インパクト抜群の登場から、オープニングナンバーの「あたしきっと無限ルーパー」へ。桜木は「皆さん、今日は『桜木NightProm』へようこそ! 今日は自由に何もかも忘れて、一緒に踊ってください!」と、彼女のイメージカラーである赤い服を身に着け、赤いペンライトを振る桜木軍団に呼びかけた。続いて流れてきたのは、硬質な16ビートに聴き馴染みのあるイントロ。近年は大阪・登美丘高校の“バブリーダンス”でも話題となった荻野目洋子の大ヒット曲「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」だ。ミラーボールがギラギラした光を放ち、恵比寿ザ・ガーデンホールはディスコと化した。

桜木心菜

「エビ中のヘソ出しマーメイド、出席番号13番、桜木心菜です!」と挨拶した桜木の衣装は、キャッチフレーズの通りヘソを強調したセクシーなスタイル。クールな衣装や激しいダンスパフォーマンスとは裏腹に、MCになると17歳らしい無邪気な表情が覗く。この日のために作られたオリジナルの赤いペンライトに入れられた名前のロゴは、桜木自身が父と一緒に考えたこだわりポイントとのことで、桜木は「天才かなと思いました。私とお父さんを褒めてください!」と自信満々にアピールした。ライブを再開すると、桜木はエビ中の「キャンディロッガー」、ちゃんみなの「FXXKER」、BLACKPINKの「Kill This Love」の3曲でガールクラッシュ感あふれるパフォーマンスを披露。「FXXKER」では歌詞の「ちゃんみな」を「ちゃんここ」に替え、楽曲を自分のものにしてみせた。

桜木心菜

桜木心菜

ここで桜木は一旦ステージを去り、ステージ背後のスクリーンには桜木がエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)に宛てた手紙を読み上げるムービーが流れる。それは彼女が、人見知りで愛想がなく「すぐにガンを飛ばしていた」という6歳のときに出会ったダンスで大きく変わった17年の人生を振り返る内容。コンテストでの優勝、エビ中転入以前に加入していた男女混合ダンス&ボーカルグループ・DAN⇄JYOでの挫折、落選続きのオーディション……とさまざまな経験を重ねる中で出会ったエビ中への思い、年内で“転校”(卒業)してしまうメンバー柏木ひなたへの思い、周囲の仲間たちやファミリーへの感謝をつづった手紙が読み上げられた。温かい拍手に包まれる中、映像の最後に、設営中の会場を訪れた桜木がチケット番号「C-13」の座席に読んだ手紙を貼り付けるシーンが流れ、場内は大きくどよめいた。VTRが終わると、桜木は私服をアレンジしたという制服風の衣装に着替えて登場し、森高千里のカバーでも知られる南沙織の「17才」を歌う。そして「大人でも子供でもない17歳にしかできないことにどんどん挑戦して、冒険の1年にしたいです」と17歳の目標を語り、さらに「エビ中の目標としては、海外に行きたいです。そこでもいろんなことが吸収できると思うから、たくさんの国に行って、海外でもたくさん活躍できるようなグループになりたいです!」と力強く宣言した。

桜木心菜

“BOSS”柏木ひなた(左)のサプライズ登場に口をあんぐりさせる桜木心菜(右)。

ライブ終盤に歌われたのは、ももいろクローバーZ「キミとセカイ」と、フラワーカンパニーズ「深夜高速」の2曲。桜木は2021年秋のエビ中ライブ「エビ中 秋声と螻蛄と音楽の輝き 題して『ちゅうおん』2021」でも「深夜高速」を歌っており、1年で大きく成長した歌唱力をしっかりとアピールした。アンコールではエビ中の激しいロックナンバー「春休みモラトリアム中学生」を1人で熱唱。コレサワのカバー「あたしを彼女にしたいなら」では一転してキュートな歌声を響かせる。最後は「全力で楽しんでいきましょう!」とエビ中の「Bang Bang Beat」へ。エビ中転校当時「歌が苦手」だと語っていた桜木は、全11曲を1人きりで堂々と歌い上げ、笑顔でライブを終えた。最後に記念撮影をしようとスタッフを呼び込むと、そこにはバースデーケーキを乗せたカートを運ぶ“BOSS”柏木の姿が。柏木から「今日は別の仕事が重なっているため会場に行けない」と伝えられていたという桜木は、突然のサプライズに口をあんぐりと開けつつ大喜び。柏木は「なんか……泣けてきちゃって。心菜、カッコいいんだなと。すごかったよね? 自分の見せ方をわかってるんだなと感心しました」と桜木の成長ぶりを絶賛。桜木は先輩の言葉に思わず目に涙を浮かべながら、「一緒に撮りましょうよ!」と柏木と2人並んで桜木軍団とともに記念撮影した。

このあと10月24日には中山莉子のソロライブ「中山莉子の生誕祭。」が、10月31日には星名美怜のソロライブ「PINK DOLL HOUSE:5」が、どちらも神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催される。

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桜木心菜生誕ソロライブ「NightProm~new open~」2022年9月16日 恵比寿ザ・ガーデンホール セットリスト

01. Tabow(FKJ & Masego)~あたしきっと無限ルーパー
02. ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)(オリジナル:荻野目洋子)
03.キャンディロッガー
04. FXXKER(オリジナル:ちゃんみな)
05. Kill This Love(オリジナル:BLACKPINK)
06. 17才(オリジナル:南沙織)
07. キミとセカイ(オリジナル:ももいろクローバーZ)
08. 深夜高速(オリジナル:フラワーカンパニーズ)
<アンコール>
09. 春休みモラトリアム中学生
10. あたしを彼女にしたいなら(オリジナル:コレサワ)
11. Bang Bang Beat

中山莉子生誕ソロライブ「中山莉子の生誕祭。」

2022年10月24日(月)神奈川県 KT Zepp Yokohama

星名美怜生誕ソロライブ「PINK DOLL HOUSE:5」

2022年10月31日(月)神奈川県 KT Zepp Yokohama

※記事初出時、公演タイトルの表記に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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