あれから11年、現在のTHE NOVEMBERSが描いた「Misstopia」の世界

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THE NOVEMBERSのワンマンライブ「Misstopia 11th Anniversary "Ceremony"」が11月10、11日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

THE NOVEMBERS「Misstopia 11th Anniversary "Ceremony"」の様子。(撮影:鳥居洋介)

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小林祐介(Vo, G)(撮影:鳥居洋介)

THE NOVEMBERS「Misstopia」
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バンド名にちなみ、これまで11月11日には主催ライブを開催してきたTHE NOVEMBERS。今年は2010年にリリースされた2ndアルバム「Misstopia」の11周年を記念した公演となった。この記事では11月11日公演の模様をレポートする。

ケンゴマツモト(G)(撮影:鳥居洋介)

今回は「Misstopia」リリース11周年ということもあり、ライブは同アルバムの1曲目を飾る表題曲「Misstopia」でスタート。THE NOVEMBERSはニューウェイブやオルタナティブロック、シューゲイザーからの影響を感じさせる、同アルバムの楽曲を次々と披露した。11年の時を経て鉄壁のリズム隊、エフェクターを駆使してエレガントな空間を作り出すギターサウンド、巧みに声色を使い分ける小林祐介(Vo, G)のボーカルは安定感が増し、その技巧でオーディエンスを圧倒した。

高松浩史(B)(撮影:鳥居洋介)

THE NOVEMBERSは「Misstopia」の世界を再現していく中、近年はスローなアレンジが施されることが多かった「Gilmore guilt more」は、原曲と同じ高速バージョンで披露。ダークサイケチューン「dnim」のあとには、最新アルバム「At The Beginning」の中からシーケンスを用いた「New York」、再び「Misstopia」収録曲に戻って「dysphoria」が届けられ、現在と当時をスムーズにつなげてみせた。本編終盤のSuicide「Ghost Rider」カバーや「Xeno」ですさまじい轟音を鳴らしたあとには、フロアからは万雷の拍手が巻き起こった。そしてアンコールに入り、最新作「At The Beginning」より「Rainbow」の演奏が始まると、虹色のライトがステージ上から放たれていく。THE NOVEMBERSはこのナンバーでSF的なイメージを散りばめながら未来に向かっていく様子を描き、今年の11月11日公演を壮大に締めくくった。

吉木諒祐(Dr)(撮影:鳥居洋介)

THE NOVEMBERSは2022年5月から7月にかけてライブツアー「THE NOVEMBERS Tour2022 -歓喜天-」を開催。チケットぴあでは本日11月14日23:59までチケットの一次先行予約を受け付けている。またSpotifyとApple Musicでは、「Misstopia 11th Anniversary "Ceremony"」各日程の演奏曲をもとにしたプレイリストが公開されている。

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THE NOVEMBERS Tour2022 -歓喜天-

2022年5月13日(金)神奈川県 CLUB CITTA'
2022年5月19日(木)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2022年5月27日(金)宮城県 Rensa
2022年6月5日(日)北海道 SPiCE
2022年6月9日(木)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2022年6月12日(日)福岡県 BEAT STATION
2022年7月11日(月)東京都 Zepp Haneda(TOKYO)

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