過去最高動員!「ROCK IN JAPAN FES」に16万8000人熱狂

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株式会社ロッキング・オンが企画制作するロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」が、8月6日から8日に茨城・国営ひたち海浜公園にて開催された。

例年同様3日間ともに晴天に恵まれた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」。

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チケットは全券種完売し、総動員数は昨年より3000人以上多い、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」始まって以来過去最高の動員数となる16万8000人を記録した今年の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」。アーティストはDJ BOOTHを含め159組が参加し、3日間の祭典を盛り上げた。

■1日目:8月6日

初日のLAKE STAGEのトップバッターを務めたBase Ball Bearは、「レモンスカッシュ感覚」「ELECTRIC SUMMER」などサマーアンセムを連発。小出祐介(Vo,G)は「本日は暑いので熱中症、そして素敵な人と出会っての『恋の熱中症』にお気をつけください」とユーモアたっぷりのMCで集まったファンを沸かせた。

昼過ぎの暑い時間帯にGRASS STAGEに立ったPerfumeは、黄色と白のコントラストが眩しい衣装で登場。新曲「VOICE」や人気曲「ジェニーはご機嫌ななめ」を含む充実のセットリストで、会場の熱気を上昇。合間にはあ~ちゃんのリードでおなじみのコール&レスポンスも展開し、オーディエンスを盛り上げた。

昨年より規模が拡大したPARK STAGEでは、People In The Boxが10月にリリースされるアルバム「Family Record」からの新曲をいち早く披露。LAKE STAGEではThe Birthdayが青空のもと、エッジの効いたロックンロールチューンを投下し、キャリアバンドならではの貫禄を見せつけた。

夕暮れのSEASIDE STAGEには「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」初出演となるsleepy.abが登場。北国の空気感を感じさせるサウンドスケープを紡ぎ、オーディエンスに心地良いひとときを提供した。また「ROCKS TOKYO」以来のライブとなるRADWIMPSは、新旧の楽曲を織りまぜたセットリストを用意。フロントマンの野田洋次郎(Vo,G)はフィールドを見渡し「すごい景色です!」と繰り返し興奮を隠しきれない様子を見せた。そして初日のLAKE STAGEのトリを務めたサカナクションは、緻密に練り上げられたパフォーマンスや演出でオーディエンスを圧倒した。

■2日目:8月7日

2日目のGRASS STAGEのトップバッター氣志團は、エンターテインメント性の高いステージを展開。続く吉川晃司のライブはCOMPLEX「BE MY BABY」から幕を開け、「モニカ」「にくまれそうなNEW FACE」とキラーチューンの応酬となった。一方でLAKE STAGEのトップバッターに選ばれたNICO Touches the Wallsは、朝イチにふさわしいみずみずしいサウンドで会場を彩っていた。

そしてこの日のWING TENTには、昨年復活を果たしたDEAD ENDが光臨。サポートドラマーを含む4人が繰り出す艶美で重厚なサウンドに場内の熱狂は加速。その様子を見たMorrie(Vo)が、汗をしたたらせながら「アウェイかと思ってたけど、そうでもないね」とニヤリとする一幕があった。その直後にPARK STAGEに登場したJは、初の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」出演に喜びを隠せない様子で、笑顔を浮かべながら熱演を繰り広げた。

涼しくなり始めた時間帯にGRASS STAGEに登場したのは、スピッツやユニコーンといったベテラン勢。スピッツはロス・インディオス&シルビア「別れても好きな人」のサビでコール&レスポンスを繰り広げたかと思えば、大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」のカバーを突然披露したりとサプライズたっぷりの内容でファンを楽しませる。トリのユニコーンはイギリスのアイドルグループBAY CITY ROLLERSを模倣した衣装に身を包み、懐かしいナンバーを挟みつつ、笑いとユーモアにあふれたライブを展開した。またPARK STAGEのトリを務めたTHE BAWDIESは、アンコールで新曲「JUST BE COOL」を初披露。最高のロックンロールパーティを繰り広げ、オーディエンスを笑顔にした。

■3日目:8月8日

最終日のGRASS STAGEの一番手は、3人体制に生まれ変わったPOLYSICS。グレーのツナギに衣装を改めた3人がステージに上がると、フィールドを埋め尽くした観客は拍手と歓声で出迎えた。ライブでは、新しいアレンジが加えられた過去の楽曲に加え、新曲4曲も披露。ハヤシ(G, Vo, Programming)が途中でブブセラ2本吹きに挑戦するなど、飛び道具的な演出もありつつ新生POLYSICSの初ステージは大成功に終わった。

昼過ぎにはSEASIDE STAGEでモーモールルギャバンのライブが行われ、通路に人があふれかえるほどの観客が集結。ラストナンバー「サイケな恋人」では、観客全員による盛大な“パンティコール”が青空にこだまする、白昼にはあるまじき奇妙な光景が広がった。またSOUND OF FORESTでは毛皮のマリーズや泉谷しげるなど、世代を超えた個性派アーティストが登場。OGRE YOU ASSHOLEは新作ミニアルバム「浮かれている人」からの楽曲も披露し、緑に囲まれたフィールドに涼しげな空気を送り込んだ。

3日間にわたるフェスを締めくくったのは、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」への出演は5年ぶりというYUKI。真っ白なミニのワンピースを身にまとった彼女が現れると、フィールドを埋め尽くしたオーディエンスはうっとり。YUKIはビッグバンドのゴージャスな演奏をバックにパワフルな歌声を響かせ、完璧なパフォーマンスで大トリの大役を務め上げた。

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音楽ナタリー @natalie_mu

[写真追加]「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2010」ライブレポートに、アーティストの写真を追加しました。 http://natalie.mu/music/news/35955

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