ウィン復帰ワンマンも決定!PrizmaX、ホリックとの夏楽しんだツアーファイナル

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PrizmaXが昨日8月27日に東京・ステラボールにて東名阪ツアー「PrizmaX Level3 東名阪ツアー Only summer days ~スぺトロボール~」のファイナル公演を開催した。

PrizmaX(撮影:笹森健一)

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清水大樹(撮影:笹森健一)

開演時刻を迎えると、セミの鳴き声や風鈴の音が会場に響く。明るく照らし出された舞台上に等間隔で立っていた4人は、カラフルなモザイクパターンのジャケット姿。1曲目の「I believe」がスタートすると、清水大樹は「今日はツアーファイナル! みんな、楽しんでいけますか!?」と思いっきり叫んだ。

黒川ティム(撮影:笹森健一)

ダンサーの大樹、島田翼、福本有希は冒頭からアクロバティックなパフォーマンスを展開し、黒川ティムはシャウトを交えたパワフルなボーカルを響かせる。打ち上げ花火と祭囃子の効果音ののちにドロップされた「Ready」では4人が「飛べー!」と会場を煽り、ホリック(ファンの総称)はリズムに乗って体を揺らした。また曲中には、現在スティーブン・スピルバーグ監督の映画「レディ・プレイヤー・ワン」の撮影のため渡米中のボーカル・森崎ウィンの等身大パネルが、台車に乗せられステージ後方を移動していくシーンもあり、4人がパネルに向かって「ウィンーーー!!!」と叫ぶと会場は笑いに包まれた。

福本有希(撮影:笹森健一)

最初のMCで大樹は、3年前の「EBiDAN THE LIVE」でこの会場のステージに立った際「ワンマンで早くこの会場に戻って来よう」とメンバー同士で誓ったことを明かし「今日、ワンマンでこの舞台に立っています!」と喜びをあらわにした。また彼は「ウィンの分まで、4人で感謝と喜びを感じていきたいと思います」と“5人分”の意気込みをみせる。王子様キャラの有希は「今日は俺、みんなとフライデーされるくらいの気持ちで来たから。みんなラブラブしたいよね。結婚する!?」と独創性に溢れた呼びかけでホリックを沸かせた。

この日のライブは「夏祭り」をテーマに展開し、「DANCE NUMBER」のパートでは法被姿のダンサー3人が射的の銃や光るヨーヨーを使ったダンスパフォーマンスを繰り広げてオーディエンスを楽しませた。赤い法被を着たティムがステージに戻ると「FANTASISTA」へ。ホリックのシンガロングが響くと4人は「もっと!」と声を求め、一体感を高めていった。

島田翼(撮影:笹森健一)

また大樹は中盤のMCで、前日の8月26日に同じステラボールで解散ライブを行ったカスタマイZのことに触れ「本当に残念です。ですが、カスタマイZの気持ちは僕らがしっかり受け継いで、仲間としてこれからずっとがんばっていきたいと思います」と語る。前日のライブを観に行ったティムは「あいつら強いから大丈夫、問題ないよ。これからももっと行ける!」と、それぞれの道を歩むカスタマイZメンバーへエールを送った。

このMCのあとに披露されたのは、ティムのソロパフォーマンスによる「Truth」。彼はステージの段差に座ってしっとりとこの曲を歌い上げ、ホリックは彼の優しい歌声に静かに耳を傾ける。続くミドルチューン「Without You」ではダンサーの3人が表情豊かに曲の世界観を表現していった。アダルトなムードを会場に充満させると、ティムは「楽しい?」とホリックに語りかけたのち「こんなんじゃ足りないから、もっと楽しませてやるよ!」と続ける。最新曲「UP<UPBEAT」では翼がスネアドラム、有希がエレキギター、大樹がトランペットのミニチュアを持ち、バンドメンバーに変身。賑やかな“伴奏”をバックにティムはパワフルなボーカルでフロアを圧倒し、彼らのファンキーなパフォーマンスにホリックは熱狂した。

PrizmaXのワンマンライブの様子。(撮影:笹森健一)

「その調子でテンション上げて! 何してもいいから!」とティムが呼びかけると、ライブはラストスパートへ。4人は「Pleasure」「HUG & KISS」とポップチューンを連投して笑顔を届け、本編のラストナンバーにこのツアーのサブタイトルの元となった楽曲「Lonely summer days」を披露した。ティムは「2016年の夏は今だけ。ホリックと最高の夏を過ごしたいと思ったから、このワンマンがあります。メンバーとホリックさんとこうやって夏を過ごせていること、本当にうれしいです。ありがとう!」と感謝の言葉を口にする。優しいドゥーワップのメロディに乗せて4人は笑顔でこの曲を歌い踊り、さわやかにステージをあとにした。

ホリックがアンコールを求めると、舞台に登場したのはPrizmaXの派生ユニット・マッシュルームズ。彼らは6月に発売されたThe Beatlesの来日50周年記念カバーアルバム「Hello Goodbye」に「Magical Mystery Tour」で参加しており、この日はこの曲のパフォーマンスが初披露された。ボーカルを担うポールことティムは流暢な英語で曲を歌い上げ、ダンサーの3人はコミカルな動きで観客の笑顔を誘う。楽曲披露ののちにジョンこと翼は「ジョンデス。日本ダイスキ!」とカタコトの日本語で挨拶し、会場は爆笑に包まれた。

PrizmaX(撮影:笹森健一)

するとここでウィンからのビデオレターがスクリーンに映し出された。メンバーは「マッシュルームズに入れてもらえなかった方からのメッセージ」と冗談交じりでこの映像を紹介したが、映像に登場したウィンは11月20日に東京・新木場STUDIO COASTにてPrizmaXのワンマンライブが開催されることをサプライズ発表する。アメリカからの思わぬ知らせに、会場の4人は「待って!?」と絶叫。ウィンはさらに「僕も戻ってきまーす!」とメンバー全員出演のライブになることを告げ、メンバーとホリックは大歓声を上げた。4人はがっしりと抱き合って喜びを分かち合い、ティムは「何よりウィンが帰ってくることがうれしいです。また皆さんと楽しい時間が過ごせたら」と呼びかける。そして「ウィンくんホリックのみんな、今日来てくれて本当にありがとうね」と感謝すると、観客からは温かな拍手が湧き起こった。最後に大樹は「今回のツアー、4人で大丈夫かな?って不安もあったけど、練習の時から4人での話し合いの熱がすごく高かったし、ウィンが帰ってきたときにまた新たな5人の形を見せられると思います」と力強く語る。手をつないで一列になったメンバーは、ティムの大きな「今日はありがとう!!」という声に合わせて深く一礼。歓声を全身で受けながら、この日のステージを締めくくった。

この記事の画像(全10件)

PrizmaX「PrizmaX Level3 東名阪ツアー Only summer days ~スぺトロボール~」
2016年8月27日 ステラボール セットリスト

01. I believe
02. REBORN
03. Ready
04. Just Revolution
05. OUR ZONE
06. DANCE NUMBER
07. GO!
08. Sing it!
09. FANTASISTA
10. Truth
11. Without You
12. Three Things
13. UP<UPBEAT
14. Pleasure
15. HUG & KISS
16. Lonely summer days
<アンコール>
17. Magical Mystery Tour

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