“最終兵器”手嶌葵が映画「永い言い訳」でオペラ曲歌唱

5

117

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 33 77
  • 7 シェア

手嶌葵が10月14日に全国公開される映画「永い言い訳」の挿入歌を担当する。

上から本木雅弘、手嶌葵。

大きなサイズで見る(全5件)

「永い言い訳」は西川美和監督が自らの小説を映画化した作品で、妻を亡くした男と母を亡くした子どもたちとの出会いから動き始める物語が描かれる。妻を失った主人公を本木雅弘が演じるほか、深津絵里竹原ピストル池松壮亮黒木華ら実力派俳優が脇を固める。

手嶌はこの映画の挿入歌として、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲のオペラに登場する楽曲「オンブラ・マイ・フ」を歌唱。西川監督は手嶌について「冬の夜の澄み切った空気のような手嶌版『オンブラ・マイ・フ』は、すべてを洗い流し、主人公を再出発に導いてくれる見事な『最終兵器』となってくれたと感じています。自分の作った映画なのに、手嶌さんの声が聴こえ始めるとあやうく涙腺が緩みそうになるので、たいへん危険です」とコメントしている。YouTubeで公開された本作の予告編では、手嶌が歌う「オンブラ・マイ・フ」を少しだけ聴くことができる。

この記事の画像・動画(全5件)

手嶌葵 コメント

西川監督の素敵な映画の挿入歌を歌わせて頂き、とても光栄に思っております。
ご依頼を頂いた時は、まさかオペラの曲だなんて!と正直驚きましたが、私なりに大切に歌わせて頂きました。
たくさんの方にご覧になって頂きたいなと思います。

西川美和 コメント

原作を書いていた頃から、この作品はヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」に始まり、「調子の良い鍛冶屋」で終わる、と決めていました。それを軸にして、全ての音楽を考えて行こうと思ったとき、音楽の伊藤秀紀さんから「クライマックスを飾る曲に」と同じヘンデル作曲の歌曲「オンブラ・マイ・フ」を提案されました。 初めに聴いたのはダイナミックで圧倒的なキャスリーン・バトル版でしたが、本作のために欲しかったのは、声楽家による王道的なアプローチではなく、「こんな風にオンブラ・マイ・フを歌う人は世界中に一人もみつからないだろう」と思えるタイプの声でした。東洋人の声質にしかないきめの細かさ、純粋さ、やさしさを持つ、唯一無二の歌い手を、とお願いすると、吉田拓郎さんの名曲「流星」の手嶌葵さんによるカバーを聴かされました。初めの数秒を聴いて、この映画はこの声に救ってもらえる、と確信しました。冬の夜の澄み切った空気のような手嶌版「オンブラ・マイ・フ」は、すべてを洗い流し、主人公を再出発に導いてくれる見事な「最終兵器」となってくれたと感じています。自分の作った映画なのに、手嶌さんの声が聴こえ始めるとあやうく涙腺が緩みそうになるので、たいへん危険です。

(c)2016「永い言い訳」製作委員会

読者の反応

  • 5

歌謡ロックbot @kayourock

“最終兵器”手嶌葵が映画「永い言い訳」でオペラ曲歌唱 #竹原ピストル https://t.co/fn9HOaJKwf

コメントを読む(5件)

おすすめの特集・インタビュー

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 手嶌葵 / 竹原ピストル / 本木雅弘 / 西川美和 / 深津絵里 / 池松壮亮 / 黒木華 / 永い言い訳 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。