浅田次郎の小説「おもかげ」NHKでドラマ化、中村雅俊が主演

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浅田次郎の小説「おもかげ」がNHKでドラマ化される。

中村雅俊

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「おもかげ」の主人公は、商社マンとして65歳で定年を迎えた竹脇正一。彼は送別会の帰りに地下鉄の車内で倒れ、病院に運び込まれる。意識の戻らない正一にそれぞれ自身の思いを吐露していく妻・節子、社長まで上り詰めた同期の堀田、同じ養護施設で育った永山、娘婿の和志。そして正一本人は、ベッドに横たわる自分の体を横目に、謎の美女に連れられて病院を抜け出し、思い出の場所を巡るという奇妙な体験を重ねていく。

正一を演じるのは中村雅俊吉田康弘が脚本を手がけ、小林聖太郎が演出を担当する。原作者の浅田は「脚本においても演出においても演者にとっても難しい作品であろう。まず生と死の対峙という主題が観念的であり、現実の場面は集中治療室のみで、メインストーリーは記憶と妄想によって構成される。しかし、難しいからこそすばらしいドラマになりうると思う」とコメントしている。

ドラマ「おもかげ」はNHK BS4Kで2023年3月下旬に放送される予定。

浅田次郎 コメント

映像化を意識して小説を書いたおぼえはない。だにしても「おもかげ」は、脚本においても演出においても演者にとっても難しい作品であろう。まず生と死の対峙という主題が観念的であり、現実の場面は集中治療室のみで、メインストーリーは記憶と妄想によって構成される。しかし、難しいからこそすばらしいドラマになりうると思う。くしくも竹脇正一君と演ずる中村雅俊さんと不肖浅田次郎は、同じ昭和二十六年の生まれ。語り合わずともたがいの人生は理解できる。

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読者の反応

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Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld

Nakamura Masatoshi to star in new NHK drama SP "Omokage" showing in late Mar 2023; based on Asada Jiro's novel; he plays 65-year-old company employee Takewaki Shoichi who collapses on the way home in a train carriage after his retirement farewell party;
https://t.co/HvAZupv0KJ https://t.co/POpPcdrURL

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