第35回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが本日10月24日、東京・東京宝塚劇場で行われた。
今年は「飛躍」をテーマに、メジャー大作からアート作品まで世界中から集まった作品が上映。東京の日比谷、有楽町、銀座エリアをメイン会場に、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小していたレッドカーペットイベントが3年ぶりに復活し、上映作品も昨年の126本から169本へ。海外からのゲスト招聘も本格的に再開し、規模を拡大しての開催となる。
日比谷の文化・芸術の象徴として長年親しまれている宝塚劇場でのセレモニーということで、オープニングアクトとして元・宝塚歌劇の
フェスティバルアンバサダーを務めるのは
またコンペティション部門の審査委員長を務める
最後は映画祭のオープニングを飾る「ラーゲリより愛を込めて」より、主演の
同作で二宮は、第2次世界大戦の終結後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)で捕虜たちの一筋の希望の光となった山本幡男を演じた。二宮は「戦争がもたらした後遺症を描いた作品ですが、人間のすべての感情が詰まっていると思う。つらくて重たくて苦しいのが続くけど、その先にある希望や愛、日本人の絆がより深く刺さるのではと思います」とアピール。そして映画祭の開会に際して「たくさんの国の素晴らしい作品が集まった“お祭り”です。僕らの作品は楽しむに特化していないのでコメントがチグハグしちゃいますけど、いろいろな映画を一気に観られる期間ですので、よろしければ我々の作品も楽しんでください」と語りかける。瀬々も「遠い世界のことではないと思って観ていただければ。戦争やコロナ禍でつらい状況ですけど、希望を語り続けた人物を描いた映画です。エンタテインメントの力を皆さんに感じてもらい、明日もまた生きようと思ってもらえたらうれしいです」と思いを込めた。
第35回東京国際映画祭は11月2日まで開催。
. @jyd2j
〇 ナタリー - 第35回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが本日10月24日、東京・東京宝塚劇場で行われた。 https://t.co/tlnWE4SDpe 橋本愛、飛躍するには「世界を見渡すことが大事」東京国際映画祭の開会式で語る https://t.co/svCDvlGggG