小出恵介主演作「銀平町シネマブルース」が公開、監督・脚本は城定秀夫×いまおかしんじ

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小出恵介が主演、城定秀夫が監督を務め、いまおかしんじが脚本を手がけた「銀平町シネマブルース」が、2023年2月10日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

「銀平町シネマブルース」

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「銀平町シネマブルース」ビジュアル

本作の主人公は、青春時代を過ごした銀平町に一文無しで帰ってきたさすらいの映画監督・近藤。彼はひょんなことから映画好きなホームレスの佐藤や、商店街の一角にある映画館・銀平スカラ座の支配人と出会い、アルバイトを始める。そして個性豊かな常連客たちとの出会いを経て、かつての自分と向き合うさまが描かれる。埼玉県のミニシアター・川越スカラ座をロケセットとして撮影が行われた。

「銀平町シネマブルース」

小出が近藤を演じ、吹越満が映画館の支配人・梶原役、宇野祥平が佐藤役に起用された。アルバイト仲間には藤原さくら日高七海が扮する。

小出は「俳優をやる前にミニシアターに心酔し、映画の魔力に魅了され就職を断ちこの世界へ飛び込んだ20年前の自分の残像の力を借りて挑みました」と撮影時を振り返る。城定は「すてきなキャスト、スタッフ、脚本に恵まれ、とても幸せな映画になりました」とコメントした。

YouTubeでは特報が公開中。なお本作は、11月20日に第32回映画祭TAMA CINEMA FORUMで上映され、小出、いまおか、日高による舞台挨拶も行われる。

小出恵介 コメント

近藤役の小出恵介。

この映画の企画の話を頂いたのが丁度2年前、再び映画の世界で息づく事が出来るという事に高揚と同時に感謝の想いが溢れました。

主人公の近藤猛は映画監督役ということで、俳優をやる前にミニシアターに心酔し、映画の魔力に魅了され就職を断ちこの世界へ飛び込んだ20年前の自分の残像の力を借りて挑みました。自分がその頃に撮影した自主映画の事も思い起こしました。

本作の撮影は昨年11月末関東近郊の非常にノスタルジックな景観の中で、穏やかにかつとても丁寧に行われました。城定監督のユーモアに満ちた演出のもと、経験と実力に溢れた皆さまとの共演は非常に豊かな時間でありました。

改めまして、この俳優として永遠に探求心を与えてくれる映画というメディアでお芝居をさせていただける事に感謝するとともに、本作が1人でも多くの方に届けられるよう、尽力していきたいと思います。

城定秀夫 コメント

生きているといろいろありますが、僕のそばには常に映画がありました。
映画愛などという大仰な言葉は使いたくないのですが、映画からは一生離れられないと思います。
すてきなキャスト、スタッフ、脚本に恵まれ、とても幸せな映画になりました。
ひとりでも多くのお客様と出会えますように。

いまおかしんじ コメント

伊藤一平(本作助監督)は、20年ぐらい前から助監督を始めて、途中監督になったけど、また助監督に戻って、それもやめて会社に入ったのに、また今回助監督をやっている。アホだ。お前は一体何がしたいんだ。「映画やりたいだけなんすよ」一平の声が聞こえる。助監督でも監督でも脚本でも撮影でも録音でも編集でも音楽でも出演でも、何でもいいから「映画やりたい」だけのアホな人たちが集まって作った映画が面白くないわけがない。

この記事の画像・動画(全6件)

(c)2022「銀平町シネマブルース」製作委員会

読者の反応

久保/ LEONE / Lenny / KP @ProductionLenny

脚本を書いてくれたいまおかしんじさんのコメントを是非読んで欲しい。
映画に取り憑かれたアホたちが集まって作ったらこんな映画が出来たんだ。 https://t.co/eos2qQCPpi

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