「流浪の月」著名人コメントが到着、ポン・ジュノ「嫉妬心を呼び起こした」

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広瀬すず松坂桃李のダブル主演作「流浪の月」を鑑賞した著名人4名から感想が到着。あわせて劇場パンフレットの発売が決定した。

「流浪の月」劇場パンフレット内カット (c)Hong Kyung Pyo

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李相日が監督を務めた本作では、誘拐事件の被害者・家内更紗と、加害者とされた青年・佐伯文の再会が描かれる。更紗を広瀬、文を松坂が演じた。

「流浪の月」劇場パンフレット表紙

本作を鑑賞した木村佳乃は「小説を読んで感じた心の震えを、映像が更に深く伝えてくれました」とコメント。「パラサイト 半地下の家族」などで知られる映画監督のポン・ジュノは「すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした」と述べている。島本理生、妻夫木聡のコメントは下記に記載した。

「流浪の月」は5月13日より全国ロードショー。

木村佳乃(女優)コメント

小説を読んで感じた心の震えを、映像が更に深く伝えてくれました。とても感動しました。

島本理生(作家)コメント

文が更紗に向ける視線は、性でも恋愛でも同情でもなく、ましてや少女性に対する幻想や崇拝であってはならない。その奇跡は、もしかしたら誰も見たことがないものかもしれない。それが映画の中で見事に体現されていたことが尊かった。(※劇場パンフレットより抜粋)

妻夫木聡(俳優)コメント

行き場のない感情が、荒波のように引いては寄せ、寄せては返して、心がえぐりとられるようだった。
事実や真実なんてどうでもいい。ただこの2人に幸せになってもらいたいと願う自分は間違っているだろうか。
2人がたどり着いた先が、自分には絶望なのか解放なのかわからなかったが、この余韻に浸っていたいと思う自分に、これは救いの映画なのだと気付かされた。

ポン・ジュノ(映画監督)コメント

李相日監督が映画的な怪力の持ち主であるということは前作「怒り」でもすでに感じていたが、今作ではさらに一歩、まさに最後までやりきっている。すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした。

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(c)2022「流浪の月」製作委員会

読者の反応

CDB@初書籍発売中! @C4Dbeginner

「流浪の月」のパンフレット読むと李相日監督がポン•ジュノ監督にホンギョンビョ撮影監督紹介してもらった経緯を語ってるけど、ポン監督は是枝監督との交流含めて本当に日本映画のために色々動いてくれてるよな…
https://t.co/wSMs9IBZUz

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