多国籍企業に監督が訴えられた!バナナをめぐるドキュメンタリー公開

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ジャーナリストとしても活躍するフレドリック・ゲルテンが監督を務めた記録映画「バナナの逆襲」が、2月27日より東京・ユーロスペースほか全国にて順次公開される。

「バナナの逆襲」 (c)WG FILM

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「バナナの逆襲」チラシビジュアル (c)WG FILM

スウェーデン映画祭 2015にて別名で紹介された本作は、「第1話 ゲルテン監督、訴えられる」「第2話 敏腕?弁護士ドミンゲス、現る」と題された2作品で構成。第1話では、監督作の上映をめぐり、とある多国籍企業に訴えられたゲルテンが、自身の受けた過剰な妨害工作の様子を通し巨大企業やメディアの暗部をあぶり出していく。一方、騒動の発端を作った第2話では、中米ニカラグアのバナナ農園で働く12人の労働者が、第1話で描かれた企業に対し起こした裁判の様子を追う。

「バナナの逆襲」 (c)WG FILM

第1話に対してゲルテンは「この映画は大企業が弱者をどのように脅して恐怖を抱かせるかについて描いた作品」と解説。また、労働者たちの弁護士として画期的な法律闘争を繰り広げるホアン・ドミンゲスの姿を捉えられた第2話に触れ「作品の中ではヒューマンドラマの要素を入れるようにしています。それは、物語を通じて観る人たちの心に強い印象を与えるためです」と自身の方法論を明かしている。

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