篠原涼子・山崎樹範・荒木宏文・佐藤仁美が挑む、足立紳小説の朗読劇版「したいとか、したくないとかの話じゃない」

4

444

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 133 309
  • 2 シェア

朗読劇「したいとか、したくないとかの話じゃない」が、4月20日から23日まで東京・俳優座劇場で上演される。

朗読劇「したいとか、したくないとかの話じゃない」出演者

大きなサイズで見る(全2件)

朗読劇「したいとか、したくないとかの話じゃない」ロゴ(c)AOI Pro.

これは、足立紳の小説「したいとか、したくないとかの話じゃない」(双葉社)を、映像プロダクションAOI Pro.の企画・プロデュースで、映像演出を取り入れながら朗読劇化するもの。足立と新井友香が脚本を、新井が演出を手がけ、出演者に篠原涼子山崎樹範荒木宏文佐藤仁美が名を連ねた。

劇中では、セックスレスをきっかけに夫婦や子育ての在り方を見つめ直す夫婦の物語が描かれる。浮気相手に捨てられた売れない脚本家の夫・孝志と、孝志に内緒で応募したシナリオコンクールで優秀賞を受賞し、これまでの家事育児だけの生活から外の世界に飛びだそうとしている妻・恭子。あるとき孝志が恭子に久しぶりに迫るが……。恭子役を篠原と佐藤、孝志役を山崎と荒木がWキャストで演じる。一般販売は4月8日10:00にスタート。足立、新井、篠原、山崎、荒木、佐藤のコメントは以下の通り。

足立紳コメント

夫婦ゲンカは犬も食わないと言いますが、夫婦というものは己の未熟さ醜さを互いに晒しまくってしまう関係の最たるものではないでしょうか。未熟さを晒して終わるのか、晒しながら続けていくのかはそれぞれでしょうが、人間は未熟だからこそ面白いのではないか?とアップデート必須な現代社会で言うべき言葉ではないかもしれませんが、でもやっぱりそう思ってしまいます。この朗読劇で描かれる夫婦は己の未熟さに敗北しながら、でももがき苦しみ生きていきます。犬も食わない物語が、実は人間にはちょっぴり必要なんじゃないか? それはアップデートの真っ最中なんじゃないか?などと思っているのですがどうでしょうか。いずれにせよ素晴らしいキャストスタッフの方々の手によって、犬も食わないはずだった物語がものすごいご馳走になるのは確かです。

新井友香コメント

足立紳さんのファンだったので、今年の10月からのNHK朝ドラ「ブギウギ」の脚本が足立さんに決まって、今からすごく楽しみにしていたら、なんと大好きな小説「したいとか、したくないとかの話じゃない」の朗読劇の脚本を足立さんと共同で書かせていただき、観るばかりだった素晴らしい俳優さん達と一緒に舞台を作らせていただけることになり、夢じゃなかろうかと信じられない思いです。素敵な作品を作ることで、この幸運をくださった全ての皆様に感謝を伝えられれば幸いです。「夫婦間の性生活」のことばかり目立ってしまいますが、個人的には「泥だらけのラブストーリー」だと思っております。

篠原涼子コメント

足立さんの作品は「百円の恋」や、「喜劇 愛妻物語」など拝見させて頂いておりまして、足立さんが描く世界観が大好きで、そして初めてご一緒させて頂く演出の新井さんやキャストの皆さんと私自身初めての朗読劇と言う事で、緊張と楽しみが両立する不思議な感覚になっておりますが、素敵な作品になるよう頑張りたいと思っております。

山崎樹範コメント

言葉を大事にしたいと思って生きています。言葉は難しいです。気持ちを言葉にするのは本当に難しいです。思っている事が真っ直ぐ伝わらないなんて多々あります。さらに言葉には表と裏があります。「ばかやろう」で愛を伝え、「ありがとう」で別れを伝える事もあります。今回は朗読劇です。難しいからこそ役者としてやりがいがあります。真摯に言葉と向き合ってお客様に届けたいと思います。

荒木宏文コメント

この度、参加させて頂くことをとてもありがたく思っています。リーディングだからこそ、普段演じる事のできない役や、共演者との関係性に変化があり、とても刺激を頂けると思います。近年、皆様が向き合ったことが時代背景にある事からも馴染みやすい作品となっています。またいただいた台本に「朗読劇」ではなく「リーディング戯曲」と題されており、また一味違った演出効果があるのでは!? 個人的に楽しみにしながら、しっかり準備を進めて参ります。宜しくお願いします。

佐藤仁美コメント

朗読劇はほとんどやったことないがないのでまだ私にとっては未知の世界。。。。ワクワクしています(笑) 相手を務めてくれるのが、昔から仲良くしてくれている「山崎樹範さん」、思いっきり抱っこにおんぶしようかなと思ってます(笑)。とてもとても心強い!!! セックスレスという離婚の原因にもよく挙げられている問題が題材ですが日常ってこんな感じかも。。こんなんだよね? ああー、ねっ!!!! といった感想を求めて生々しく演じようと思います(笑)。

この記事の画像(全2件)

朗読劇「したいとか、したくないとかの話じゃない」

2023年4月20日(木)~23日(日)
東京都 俳優座劇場

原作・脚本:足立紳「したいとか、したくないとかの話じゃない」(双葉社)
脚本・演出:新井友香

出演

4月20日公演:篠原涼子荒木宏文
4月21日公演:篠原涼子、荒木宏文
4月22日15:00開演回:佐藤仁美山崎樹範
4月22日19:00開演回:佐藤仁美、山崎樹範
4月23日公演:篠原涼子、山崎樹範

読者の反応

  • 4

シン・足立−10.0(足立紳) @shin_adachi_

2年前に出した小説「したいとか、したくないとかの話じゃない」が朗読劇になります!コロナ禍が始まった2020年の春先のお話。個人的には一家4人カオスになり過ぎて大変でしたが脚本演出の新井友香さんの「泥だらけのラブストーリー」という言葉にワクワクします!
是非に! https://t.co/aUPNM7Ou24

コメントを読む(4件)

おすすめの特集・インタビュー

関連記事

足立紳のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 足立紳 / 新井友香 / 篠原涼子 / 荒木宏文 / 佐藤仁美 / 山崎樹範 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします