「SPY×FAMILY」森崎・鈴木らがほっこり初日会見、アーニャたちは“ボンドマンごっこ”

9

1008

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 239 746
  • 23 シェア

ミュージカル「SPY×FAMILY」が、昨日3月8日に東京・帝国劇場で開幕。これに先駆け昨日、劇場で初日会見が行われた。

ミュージカル「SPY×FAMILY」出演者

大きなサイズで見る(全10件)

本作は、遠藤達哉によるマンガ「SPY×FAMILY」(集英社)の、初のミュージカル版。劇中では、“黄昏”のコードネームを持つスパイの男ロイド・フォージャー、超能力者の少女アーニャ、殺し屋の女ヨル・フォージャーの3人が、お互いの正体を隠しながら“仮初めの家族”になる物語が描かれる。脚本・作詞・演出を手がけるのはG2。

会見にはロイド役の森崎ウィン鈴木拡樹、ヨル役の唯月ふうか、佐々木美玲(日向坂46)、そしてアーニャ役の池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙が出席した。会見には大人キャストたちが、1人ずつアーニャ役のキャストと手をつないで登場。司会の「今から質問していきます」という呼びかけに、4人の子供たちはアーニャさながらに「うぃ!!」と応じて報道陣の笑いを誘った。

唯月ふうか

佐々木美玲

会見ではまず出演者たちが、初日を前にした気持ちを色に例えた。唯月は「ジャジーな楽曲がカッコよくてブラウンの印象があります。それからヨルさんは赤のイメージなので……2つを混ぜた赤茶です!」と独特な観点で述べ、佐々木は「ちょっとずるいかもしれませんが、虹色。これからいろいろな色になって、パッと明るい気持ちになるような舞台にできたら」と微笑む。また池村は「水色」、井澤と福地は佐々木と同じく「虹色」、増田は「黄色」とそれぞれ回答した。

森崎ウィン

鈴木拡樹

森崎は「これからお客様と作り上げることで、新しい色に染まっていく作品だと思うので、白です!」、鈴木は「“春色”ですね。季節も春だし、アーニャが学校に入学するストーリーなので、この時期にぴったりの舞台です」と話す。アーニャ役の4人は、拍手して「すばらしいー!」と森崎、鈴木の答えを絶賛。これを受けて鈴木は、目を細めながら「あざざます」と4人に敬礼してみせ、記者たちを和ませた。

またキャストそれぞれが、同じ役を共に演じる出演者の印象を語る場面も。森崎は「先輩なので、初めは“鈴木さん”と呼んでいましたが、今は“拡樹くん”です」と言い、「拡樹くんとWキャストだということがうれしい。稽古中の変更点を丁寧に教えてくれて助けられましたし、彼はいつもカンパニー全体を見ている。演技だけでなく、座長としてのあるべき姿を学びました」と厚い信頼を寄せる。森崎の言葉に鈴木は「照れますね」とはにかみながら、「Wキャストはどうしても1人あたりの稽古期間が短くなってしまいますが、助け合うことでそこをカバーできたかなと。こちらこそ、ウィンくんと一緒で本当に良かった。いつかどこかで共演できたらうれしいですね」と森崎に視線を送った。

佐々木を“みれたん”と呼んでいるという唯月は「彼女にはいろいろなあだ名があるので、私だけのニックネームを作りたくて」と明かしつつ、「みれたんは心が綺麗で、そこにいるだけで癒やしてくれる空気清浄機のような人。出会えて良かった。これからも仲良くしてください!」と佐々木に呼びかける。これを聞いた佐々木も「私は初めてのミュージカルで、メイクや舞台のことをふうちゃん(唯月)に教わりました。自信をなくしたとき『みれたんらしくがんばる姿が素敵だからね!』と連絡をもらって、本当にうれしかった」とエピソードを紹介し、唯月との仲むつまじさをのぞかせた。

井澤美遥

増田梨沙

アーニャ役の池村たち4人は、会見中も思い思いにポーズを取ったり、テレビカメラに向かってジャンプしながら手を振り続けたりと、自由奔放に過ごして大人たちの頬をゆるませる。池村が「みんなで休憩中に折り紙をしたのが楽しかった」と稽古を振り返ると、増田も「折り紙で携帯電話を作った」、井澤も「鬼ごっことか楽しかった」とうなずく。

福地美晴

池村碧彩

また上杉謙信の大ファンであることから、ほかのアーニャ役キャストに“けんしん”と呼ばれているという福地が「みんなでよくボンドマンごっこをした」と明かす一幕も。福地が続けて「助けに来たよ、ハニー姫」とポーズを取ると、池村が「ボンドマーン!」と即座に応じ、会場をひときわ大きな笑いで包んだ。

ミュージカル「SPY×FAMILY」出演者

最後に登壇者を代表して、森崎と鈴木があいさつした。森崎は「素晴らしい原作をもとにした日本発のミュージカルを、世界に届けたい。5月末まで全速力で突っ走ります。どうか最後まで応援お願いします」、鈴木は「日本のアニメ文化は世界にも通用するものだと思いますし、いずれ海外にも届く作品になることを祈っています。ミュージカル『SPY×FAMILY』の名前をぜひ覚えてください!」とメッセージを送った。

本作の東京公演は3月29日まで行われ、その後は4月11日から16日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール、5月3日から21日まで福岡・博多座でも上演される。

この記事の画像(全10件)

ミュージカル「SPY×FAMILY」

2023年3月8日(水)~29日(水)
東京都 帝国劇場

2023年4月11日(火)~16日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

2023年5月3日(水・祝)~21日(日)
福岡県 博多座

原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
脚本・作詞・演出:G2
作曲・編曲・音楽監督:かみむら周平

キャスト

ロイド・フォージャー:森崎ウィン鈴木拡樹
ヨル・フォージャー:唯月ふうか、佐々木美玲(日向坂46
アーニャ・フォージャー:池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙
ユーリ・ブライア:岡宮来夢、瀧澤翼(円神)
フィオナ・フロスト:山口乃々華
フランキー・フランクリン:木内健人
ヘンリー・ヘンダーソン:鈴木壮麻
シルヴィア・シャーウッド:朝夏まなと

ドミニクほか:楢木和也

新井海人、大津裕哉、小倉優佳、鎌田誠樹、栗山絵美、桑原柊、柴田実奈、島田彩、丹宗立峰、堤梨菜、般若愛実、深掘景介、福田えり、藤岡義樹、湊陽奈、宮野怜雄奈、元榮菜摘、山野靖博、ユーリック武蔵、LEI'OH

ロイドの幼少期:齋藤詠真、米本吉之介
男子児童:大澤空翔、齋藤潤

(c)遠藤達哉/集英社

読者の反応

  • 9

ブッダマン、魔女のマイノリティ、猿ゴリラチンパンジー監督さそり @sasorikantoku

ヨルが完璧だな。 https://t.co/NTbGcX409e

コメントを読む(9件)

おすすめの特集・インタビュー

関連記事

もっと見る閉じる

森崎ウィンのほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 森崎ウィン / 鈴木拡樹 / 唯月ふうか / 日向坂46 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします