「画狂人北斎」開幕に西岡徳馬「演劇人生55年、その集大成を」

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「『画狂人 北斎』-2023-」のプレビュー公演が、去る2月2日に東京・曳舟文化センターで行われた。

「『画狂人 北斎』-2023-」会見より。左から宮本亞門、西岡徳馬、雛形あきこ。

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「『画狂人 北斎』-2023-」より。

「『画狂人 北斎』-2023-」より。

「画狂人 北斎」は、葛飾北斎を愛する演出の宮本亞門が、2017年に発表した同名朗読劇をストレートプレイ化したもの。2018年の初演以降たびたび上演されてきた。今作では新たに主人公の葛飾北斎を西岡徳馬、娘のお栄を雛形あきこが演じるほか、高井鴻山役と柳川時太郎役を馬場良馬、柳亭種彦役を水谷あつし、現代を生きるオリジナルキャラクターとして登場する北斎研究家・長谷川南斗役を津村知与支、長谷川の弟子・峰岸凜汰役を谷佳樹が演じる。

「『画狂人 北斎』-2023-」より。

「『画狂人 北斎』-2023-」より。

開幕に際し北斎役の西岡は「私の演劇人生55年、その集大成をお見せしたいと思っております」と意気込み、「“人生これでいい”なんてことはないんです。人生リタイアをして何もやることないなって思って見に来てくれた人がいたら、『俺も何かあったかもしれないな。探してみよう』とか『あんなことをやってみたかったけどやってこなかった。ちょっとやってみようかな』とか、そういう気持ちになってもらえたら。残念ながら肉体は衰えていくわけですけど、最後まで前向きに、死ぬ時は前向きで倒れていきたいと思っています」と話す。北斎の娘・お栄を演じる雛形は「日々の稽古ですごく変わっていくのに、皆さんのエネルギー、そしてこのお芝居全体のエネルギーがすごいんです」と稽古の様子を語り、宮本も「『さぁ、次どうするんですか?』って、それぞれがアンテナを研ぎ澄ませてお互いを上げてきたので、“早く見せたくてしょうがない”という状況です」と手応えを述べた。

「『画狂人 北斎』-2023-」は昨日2月3日にプレビュー公演を終え、3月22日から26日まで東京・紀伊國屋ホールで行われる凱旋公演まで、全国ツアーが行われる。

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「『画狂人 北斎』-2023-」

2023年2月2日(木)・3日(金)※公演終了
東京都 曳舟文化センター

2023年2月8日(水)
北海道 カナモトホール(札幌市民ホール)

2023年2月12日(日)
京都府 ロームシアター京都 サウスホール

2023年2月15日(水)
広島県 JMSアステールプラザ 中ホール

2023年2月22日(水)・23日(木・祝)
石川県 北國新聞赤羽ホール

2023年2月25日(土)
大阪府 枚方市総合文化芸術センター 小ホール

2023年2月28日(火)
大阪府 池田市民文化会館 アゼリアホール

2023年3月2日(木)
大阪府 吹田市文化会館メイシアター

2023年3月5日(日)
鹿児島県 霧島市民会館

2023年3月7日(火)
福岡県 ももちパレス

2023年3月11日(土)
秋田県 あきた芸術劇場ミルハス

2023年3月18日(土)・19日(日)
長野県 小布施町北斎ホール

2023年3月22日(水)~26日(日)
東京都 紀伊國屋ホール

脚本:池谷雅夫
演出:宮本亞門
出演:西岡徳馬雛形あきこ馬場良馬谷佳樹津村知与支水谷あつし

※西岡徳馬の「徳」は旧字が正式表記。

読者の反応

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赤塚 里美 @satomi_Akatsuka

なんとなんと‼️‼️
明後日3月5日(日)俳優の西岡徳馬さんが霧島市民会館に😳😳✨

宮本亞門さん演出の演劇「画狂人北斎2023」霧島でこんな一流の演劇が見られることなんてそうそうないはず。お時間ある方はチケットお買い求めの上ぜひ!

「演劇人生55年、その集大成を https://t.co/9iwe5G0Cvi https://t.co/crbR0DSalJ

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