1点差を制したのは…汗と涙の「ACTORS☆LEAGUE in Basketball」閉幕!「ACTORS☆LEAGUE 2023」も決定

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岡宮来夢プロデュース「ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2022」が、昨日10月11日に東京・東京体育館 メインアリーナで開催された。記事では試合の展開について詳細にレポートしているため、ネタバレを避けたい読者は注意してほしい。

岡宮来夢プロデュース「ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2022」出演者

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「ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2022」は、俳優たちが自ら企画プロデュースする「ACTORS☆LEAGUE」の1プロジェクト。岡宮がプロデュースする本イベントでは、“バスケ×エンターテインメント“のショーが展開し、岡宮がキャプテンを務めるDREAM CATERPILLARS(以下DC)と、牧島輝がキャプテンを務めるSPARK SEEDS(以下SS)が対戦する。

左から岡宮来夢、牧島輝。

8200名の観客が見守る中、会場に雷鳴のような効果音が鳴り響くと、仮面とマントを着けた解説の藤田玲と、光るボールを手にした岡宮と牧島がドラマチックな音楽と共に登場。黒いユニフォームの岡宮と白いユニフォームの牧島はコート中央で対峙し、「ACTORS☆LEAGUE in Basketball!」と声高らかに叫んだ。

コートにはDCの石橋弘毅加藤大悟笹森裕貴佐奈宏紀田村心永田聖一朗長妻怜央平賀勇成寶珠山駿松田凌持田悠生山田ジェームス武、SSの安東秀大郎、石川凌雅、糸川耀士郎、岩崎悠雅、川上将大北村諒高橋健介立花裕大田淵累生、土屋直武、松島勇之介森田桐矢といった選手たちのほか、DCのヘッドコーチ岸祐二、SSのヘッドコーチ荒木健太朗が勢ぞろい。永田が持参した口ひげと眼鏡で「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」で知られるマンガ「SLAM DUNK」の安西先生のものまねをしたり、リーゼントヘアで決めた松島が高く盛り上げたポンパドールにくしを入れていたりと、それぞれ個性豊かな登場シーンで笑いを誘う。さらに国歌独唱を務めたのは、サプライズゲストの岡幸二郎。岡は豊かな歌声で国歌を独唱すると、「『ACTORS☆LEAGUE in Basketball』開幕です!」と宣言した。

DREAM CATERPILLARS

試合は通常のバスケットボールのルールに則り、1チーム5人構成、1クオーター10分、前後半の4クオーター制で行われた。前半はDCがゲームを優位に進める。まずDCの長妻がシュートを決めると、その後も同チームが次々に得点を重ねる。残り10秒を切ったとき、ボールを奪ったSSの糸川が一気に相手ゴールへと攻め入るが惜しくも届かず、15対10で第1クオーターは終了した。

第2クオーター開始前には、レポーターの唐橋充が作戦会議をしている両チームのベンチでインタビューを試みる。唐橋は「これ以上近付くとスパイ扱いされそう……」と弱腰になりつつ、DCヘッドコーチの岸から「上出来な立ち上がりです!」とコメントを取っていた。

第2クオーターでも激しい戦いが続く。DCは軽やかなパス回しで攻め、SSもスピード感のある攻撃で猛追する。解説席で試合を見守る藤田は「北村諒選手は最近、ゲームの『スプラトゥーン3』を買った」「俊足の糸川耀士郎選手はリレーでアンカーしか走ったことがないらしい」などと選手に関する豆知識を披露。同じく解説席の岡は、特徴的な髪型の松島に「これだけ動いていてもリーゼントが崩れませんね!」と感嘆の声を上げる。第2クオーターもDCがリードを守り、22対16で終わった。

前半が終了すると、コートではハーフタイムショーが展開。まずDCのチアリーダー高野洸を含む7名のパフォーマーが、光るボールを持ってキレのあるダンスを披露。高野は「みんなで作った振付を集めたパフォーマンスです。楽しく踊れました。DCの勝利を願ってます!」とチームにエールを送る。

続いてSSのチアリーダー丘山晴己と、サプライズゲストの鳥越裕貴からなるWINWIN、そしてダンサー10名が登場。モデルがランウェイを歩くような動きで姿を現した彼らは、ボウリングのピンに見立てたダンサーたちが次々に倒れていくコミカルなパフォーマンスで魅せる。丘山は「みんな応援してる姿がすごくかわいい! SSを応援してあげてください!」と観客にメッセージを送った。

SPARK SEEDS

ショーのあとは後半戦がスタート。第3クオーターでは、岡宮が牧島を止めようとするキャプテン対決も。両チーム共に一歩も引かない戦いを見せたがやはりDCが押し、36対26で第3クオーターが終わった。唐橋がSSのベンチを訪れると、糸川が大活躍の山田に対して「山田ジェームス武には絶対に負けたくない!」と対抗意識を燃やす場面も。糸川と共演経験がある山田はこれを受けて、「待っとけよ、耀士郎!」と宣戦布告し、場内を沸かせた。

第3クオーター後、コートでは何やら2人のコーチが言い争いをしている。SSの荒木が「こっちはめちゃくちゃ負けてるんすよ! コーチ同士でフリースローして、点差を縮められないかなと思ってさあ!!」と勝負を持ちかけると、DCの岸は「余計不利になるんじゃないのお!?」と受けて立ち、特別ルールとして監督がフリースロー5本勝負をすることに。岸は2本目で3ポイントシュートに成功。続く荒木は同じく2本目で、コート中央のセンターサークルからの10ポイントシュートを見事に決める。このコーチ対決によって両チームに加点され、得点はDCの39点に対してSSが36点に。グッと縮まった点差に、SSのメンバーは大歓声を上げた。

最終の第4クオーターでは、SSが猛攻をかける。SSの糸川がボールを一気に相手ゴールへと運んでパスすると、高橋がゴール脇から即座にシュートを決め、得点は48対48の同点に。残り時間約3分30秒を残して一気にチームが勢いづく。高橋や糸川の活躍でSSは48対54まで差をつけるが、残り約30秒までに長妻や山田も次々に攻撃を成功させ、DCは1点差の55対56まで迫った。両チームは最後まで激しくボールを奪い合ったがSSが守りきり、試合終了のブザーが響く。勝利したSSの面々は歓喜の声を上げ、ヘッドコーチ荒木を胴上げして喜びを分かち合った。

表彰式ではSSのヘッドコーチ荒木とキャプテン牧島があいさつ。荒木は「皆さんが俳優業をやりながらタイトな時間で練習してきたことが今日のドラマにつながった。僕の10点シュートなんてどうでも良くて(笑)、『すごいドラマが起きた』とSNSでバンバン投稿してください!」と語る。また牧島は「勝ったよー!!」と叫び、「DCは本当に強いし、全員カッコよかった。こんなに熱い気持ちになれることはなかなかないと思う。貴重な経験でした」と言葉に力を込めた。

表彰式では、各選手を対象とした賞も発表された。バチュケが選ぶバチュケ賞をSSの松島、ポスターになるような華麗なプレーで会場を沸かせた選手を選ぶポスタライズ賞をSSの高橋が獲得。さらにもっともハッスルした選手に向けたハッスル賞にDCの山田、自由に個性を生かしたプレーで観客を楽しませた選手を対象とするビアボール賞にSSの糸川が輝いた。

そしてMVPに選ばれたのは、DCの長妻。長妻は「正直、勝ちたかった」と涙で言葉を詰まらせつつ、「最高の時間を過ごせました。ありがとうございました!」と感謝を口にした。

プロデューサーの岡宮は「僕は何かに挑戦することがすごく好き。初めてプロデューサーにチャレンジするにあたって、挑戦しようとしている人や夢を追っている人、つらい思いをしている人の背中を押せるようなイベントにしたいと思いました。今日がそんな1日になっていたら光栄です。ありがとうございました!」と涙ぐむ。岡宮はテーマソング「夢の先へ」を独唱し、表彰式を締めくくった。

最後は「ACTORS☆LEAGUE in Games 2022」の高野、「ACTORS☆LEAGUE in Baseball 2022」の黒羽麻璃央、「ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2022」の岡宮という、3人のプロデューサーがコートに姿を現す。黒羽は「今日このために11:00に来た(笑)」と明かしつつ、「ACTORS☆LEAGUE 2023」の開催を発表する。場内が拍手に包まれる中、3人が「ありがとうございました!」と声を合わせて来場者に感謝し、「ACTORS☆LEAGUE 2022」は幕を下ろした。

なおイベントの様子はABEMA PPV ONLINE LIVEで独占配信され、アーカイブは10月18日まで視聴可能となっている。また本イベントのビジュアルブックが来年2月中旬に受注生産で販売されるほか、Blu-rayが来年6月に発売されることも明らかに。詳細は続報を待とう。

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岡宮来夢プロデュース「ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2022」

2022年10月11日(火)※終了
東京都 東京体育館 メインアリーナ

総合演出:植木豪
解説:藤田玲
DJ:雷太
レポーター:唐橋充
キャプテン:岡宮来夢(DREAM CATERPILLARS)、牧島輝(SPARK SEEDS)
DREAM CATERPILLARSチームメンバー(五十音順):石橋弘毅加藤大悟笹森裕貴佐奈宏紀田村心永田聖一朗長妻怜央平賀勇成寶珠山駿松田凌持田悠生山田ジェームス武
SPARK SEEDSチームメンバー(五十音順):安東秀大郎、石川凌雅、糸川耀士郎、岩崎悠雅、川上将大北村諒高橋健介立花裕大田淵累生、土屋直武、松島勇之介森田桐矢
ヘッドコーチ:岸祐二(DREAM CATERPILLARS)、荒木健太朗(SPARK SEEDS)
チアリーダー:高野洸(DREAM CATERPILLARS)、丘山晴己(SPARK SEEDS)

(c)ALBK2022

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