市川海老蔵、Snow Man宮舘涼太を木曽義賢・義仲の親子2役に抜擢

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初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム「SANEMORI」の製作発表記者会見が、本日10月4日に東京都内で行われた。

左から宮舘涼太(Snow Man)、市川海老蔵。

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これは、11・12月に東京・歌舞伎座で十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演を実施する市川海老蔵が、襲名後初めて新橋演舞場で行う公演。出演者には、團十郎と宮舘涼太Snow Man)が名を連ねている。

市川海老蔵

会見には、海老蔵と宮舘が出席。「SANEMORI」は古典歌舞伎「源平布引滝」より「実盛物語」を主軸にした歌舞伎作品で、2019年に海老蔵の自主公演「ABKAI」の第5回で上演された。海老蔵は「“團十郎”は、古典の継承はもちろん、新作の上演にも信念がある名跡。守りに徹するだけではなく、攻め続ける姿もご覧に入れようと、團十郎として演目を選定させていただきました」と述べる。

さらに「3年前、本作を『ABKAI』のファイナル公演で初演したとき、宮舘くんは(Snow Manメンバーの)阿部(亮平)くんと一緒に参加してくださっていました」と宮舘を紹介しつつ、「前回は、木曽義賢を私が演じ、その息子である木曽義仲を宮舘くんが演じましたが……今回、“だて様”には義賢と義仲の2役をやってもらおうと思います」と、宮舘の愛称を交えて配役を明かす。宮舘は「すごい、聞きました!? だて様と呼んでいただきました(笑)」と喜びつつ、「(2役を演じることは)ここにいる皆様と同じタイミングで、今初めて知りました……早急にお稽古を始めたいと思います!(笑)」と話した。

宮舘涼太(Snow Man)

互いの魅力について、海老蔵は「前回、お稽古のときは目の前で、初日から千秋楽に向かっていく姿は舞台袖で見ていましたが、彼は今の若い方々には珍しいくらい真っすぐ。自分への甘さや妥協が微塵もない」とコメント。宮舘は海老蔵を「オーラがすごい」と表現し、「僕は1役を演じることで精一杯でしたが、海老蔵さんはいくつも役を変えながら物語を進められていて、衝撃を受けました。舞台に立つ姿勢を学ばせていただきました」と思いを語る。

Snow Manにちなんだ雪の紋を報道陣に見せる宮舘涼太(左)と、それを手伝う市川海老蔵(右)。

記者から意気込みを聞かれると、宮舘は「前回出演したときはジャニーズJr.でしたが、2020年にデビューしてから、さまざまなことを経験してきました。今回、宮舘涼太という1人の表現者として、3年間活動してきて培ったものをお客様にお見せできれば」と回答。海老蔵は、宮舘を優しげな眼差しで見つめながら「彼が、歌舞伎をはじめとする古典芸能に関心を持ち続けてきたことは、関係者を通して耳に入っておりました。この企画は私も望んでおりましたが、宮舘くんにとっても、最も望んだ形の1つになっているのではないでしょうか」と述べる。

最後に宮舘が「前回は1からやらせていただきましたが、今回はより大きなものが求められていると思います。今回もまた1からできれば……」と述べると、海老蔵は「もう前に1からやったんだから、次は5ぐらいから始めてもいいんじゃない?(笑)」とツッコミを入れる。すると宮舘は「では5から始めさせていただきます!」と言葉を変え、会場を笑いで包んだ。公演は、来年1月6日から27日まで東京・新橋演舞場にて。チケットの販売は11月25日10:00にスタート。

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初春歌舞伎公演 市川團十郎襲名記念プログラム「SANEMORI」

2023年1月6日(金)~27日(金)
東京都 新橋演舞場

出演:市川團十郎白猿、宮舘涼太Snow Man)ほか

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Snow Man情報局 @snowman_info

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