宝塚歌劇花組「巡礼の年」東京公演まもなく、トップスター柚香光「休演になってしまった公演の分まで」

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宝塚歌劇花組「ミュージカル『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』」「ショー グルーヴ『Fashionable Empire』」の東京・東京宝塚劇場公演が、本日8月14日15:30開演回よりスタートする。それに先駆け、昨日13日に通し舞台稽古が行われた。

本公演は兵庫・宝塚大劇場公演を経て、7月30日に東京公演が開幕予定だったが、新型コロナウイルスの影響で初日が延期となっていた。東京公演の開幕を控え、花組トップスターの柚香光は「応援下さいました皆様のお陰で、初日を迎えられますこと、心より御礼申し上げます。お芝居はピアノの魔術師リストを通してご自分探しの旅に、ショーは舞台と一体となって、どうぞお楽しみ下さい! 休演になってしまった公演の分まで、出演者一丸となって心を込めてお届け致しますので、千秋楽まで、どうぞよろしくお願い申し上げます」とコメントした。

生田大和が作・演出を務める「巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~」では“ピアノの魔術師”と呼ばれ、19世紀初頭のヨーロッパで超絶技巧のテクニックと端正な顔立ちで人気を博したピアニスト、フランツ・リストの物語が展開する。本質的なアイデンティティへの葛藤と、名声や地位を求め、人々からの喝采に翻弄されるリストの人生模様が、マリー・ダグー伯爵夫人との運命の恋、ショパンをはじめとする友人たちとの交流を交えて描かれる。

柚香はリストの圧倒的な“華”を、持ち前の引力と重ね合わせ、魅力的に立ち上げた。一方で、居場所を求めて悩む姿を繊細に表現する。トップ娘役・星風まどかは、そんなリストと共に生き、己の道を見いだそうとパリを飛び出すマリー・ダグー伯爵夫人を豊かに演じ、支えた。ライバルとしてリストに大きな影響を与えるフレデリック・ショパン役の水美舞斗は、その非凡さをおおらかに表出させ、儚さ、優しさをにじませて好演。男装の女性作家ジョルジュ・サンド役の永久輝せあも強い存在感を放った。

稲葉太地による「Fashionable Empire」では“選ばれし者”が集う帝国を舞台に、ファッショナブルでスタイリッシュなショーが、クールかつエネルギッシュに展開する。公演は9月4日まで。なお、同日13:30開演の千秋楽公演の様子が、全国の映画館でライブビューイングされるほか、Rakuten TV、U-NEXT、dTVでライブ配信される。

宝塚歌劇花組「ミュージカル『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』」「ショー グルーヴ『Fashionable Empire』」

2022年6月4日(土)~7月11日(月)※公演終了
兵庫県 宝塚大劇場

2022年7月30日(土)~9月4日(日)
東京都 東京宝塚劇場

出演:柚香光星風まどか

「ミュージカル『巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~』」

作・演出:生田大和

「ショー グルーヴ『Fashionable Empire』」

作・演出:稲葉太地

※2022年8月20日追記:7月30日から8月14日11時開演回までの公演と8月20日の公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
※2022年8月21日追記:8月21日から26日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
※2022年8月25日追記:8月27日から9月3日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

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【公演レポート】宝塚歌劇花組「巡礼の年」東京公演まもなく、トップスター柚香光「休演になってしまった公演の分まで」(舞台写真 / コメントあり) https://t.co/HxAsXe44Qu

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