79歳と19歳の恋物語描く「ハロルドとモード」に黒柳徹子・SexyZone佐藤勝利ら

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黒柳徹子佐藤勝利(SexyZone)らが出演する「ハロルドとモード」が、9・10月に東京と大阪で上演される。

上段左から黒柳徹子、佐藤勝利(Sexy Zone)。下段左から北乃きい、林田一高、近藤芳正、常盤貴子。

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「ハロルドとモード」ビジュアル

これは1971年にアメリカで公開された映画「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」をもとにした舞台作品。コリン・ヒギンズが脚本を手がけた同作は、これまでにストレートプレイ、ドラマリーディング、ミュージカルなど、形態を変えて上演されてきた。劇中では79歳の女性・モードと、彼女に恋する19歳の少年・ハロルドの恋物語が展開。2020年にはG2が上演台本・演出を手がけ、黒柳、生田斗真らが出演する朗読劇版が上演されたほか、昨年には黒柳・藤井流星(ジャニーズWEST)らが出演するバージョンが披露された。今回の上演版にはモード役の黒柳とハロルド役の佐藤のほか、北乃きい、林田一高、近藤芳正常盤貴子がキャスティングされている。

黒柳は「今回のハロルド役は、SexyZoneの佐藤勝利さんにお願いいたしました。共演者は、北乃きいさん、林田一高さん、近藤芳正さん、常盤貴子さんです。皆さんと共演できること、とても嬉しく、すごく楽しみにしています」とコメント。佐藤は小学生時代に担任の先生が黒柳作の「窓ぎわのトットちゃん」を朗読していたというエピソードを紹介し、「当時先生の声を聞き、トットちゃんがどんな子でどういう風景を見ていたのだろうか、といったことを想像し、素敵な生き方だなぁと思いました。作品自体が魅力的だったのは勿論、今思えば、朗読によって想像力を掻きたてられた初めての経験でした。今でも僕の心に残っている、その朗読。本作でも記憶に残るような朗読劇をお届け出来ればと思っています」と意気込みを語った。

公演は9月29日から10月13日まで東京・EX THEATER ROPPONGI、10月15日から18日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる。チケットの一般販売は、東京公演分が8月27日10:00、大阪公演分は9月18日10:00にスタート。

G2コメント

徹子さんの「どうしても『ハロルドとモード』をやりたい」という熱意に共感し、一昨年、朗読劇としての台本も私が新たに書きおろし「今までにない朗読劇を」のスローガンのもと上演しました。たくさんのお客さまに楽しんで頂きましたが、「朗読劇ではなく、普通の芝居を見ているようだった」という感想が圧倒的に多かったのが印象的でした。また私自身、徹子さんの演じたモードがあまりにもキュートすぎて完全に心を奪われてしまうという事件も起きました。

そして今年で早や3回目を迎え、徹子さんの「この作品をライフワークにする」という意気込みの本気度をひしひしと感じ受けとめています。今年も佐藤勝利くん常盤貴子さんなど本当に素敵な俳優さんに集まっていただきました。初志をしっかり貫きながらもより新鮮にを念頭に、今年もキュートな舞台装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも才能溢れる俳優たちの息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークの連発に大いに笑っていただき、そして最後は……。

人間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。

黒柳徹子コメント

今年もご好評につき、朗読劇「ハロルドとモード」をやらせていただくことになりました。朗読劇は私にとって初めてと言っていい経験でしたが、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしいものだと知りました。装置がなくとも、動きがなくても、皆さまの想像力がそれをはるかに上回るとわかったのです。おもしろいお婆さんモードと、孤独で「人生死んだ方がまし」と考えている中で、モードに出会い心を許していく青年ハロルドとのラブストーリーです。

今回のハロルド役は、SexyZoneの佐藤勝利さんにお願いいたしました。共演者は、北乃きいさん、林田一高さん、近藤芳正さん、常盤貴子さんです。皆さんと共演できること、とても嬉しく、すごく楽しみにしています。

私が、「ハロルドとモード」の舞台を最初に見たのは、1977年。モードを演じたのは、フランスの名優ジャン=ルイ・バローの奥さんのマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯してとっても印象的でした。その頃からモードを演じてみたいと思っていました。是非、ご覧ください。お待ちしています。それでは、その時に!

佐藤勝利コメント

演劇は好きなのですが、演劇的なセットや動きがなく、声だけでその人物を表現する“朗読劇”は初めての挑戦です。自分にとって声だけでその人物を表現出来るということは、お芝居をする上である種の最終形のように思うので、大きな動きがない“朗読劇”という舞台は、新たな自分の表現を探す貴重なきっかけをいただけたと思います。

そして今回黒柳徹子さんとご一緒させていただけると伺い、小学生の頃に毎朝、担任の先生が黒柳さんの書かれた「窓ぎわのトットちゃん」を朗読してくれた記憶が鮮明に蘇ってきました。当時先生の声を聞き、トットちゃんがどんな子でどういう風景を見ていたのだろうか、といったことを想像し、素敵な生き方だなぁと思いました。作品自体が魅力的だったのは勿論、今思えば、朗読によって想像力を掻きたてられた初めての経験でした。

今でも僕の心に残っている、その朗読。

本作でも記憶に残るような朗読劇をお届け出来ればと思っています。

この記事の画像(全2件)

「ハロルドとモード」

2022年9月29日(木)~10月13日(木)
東京都 EX THEATER ROPPONGI

2022年10月15日(土)~18日(火)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
出演:黒柳徹子佐藤勝利(Sexy Zone)、北乃きい、林田一高、近藤芳正常盤貴子

読者の反応

まるこ @maruko_0307

勝利くんが徹子さんと恋物語の朗読劇をするんですね㊗️✨✨
徹子さんと共演も嬉しすぎます😭
勝利くんの暖かく優しい声は朗読劇にピッタリです
声での演技は難しそうだけと新しい挑戦、がんばってね

ポスターがとてもおしゃれだ🌸🚗 https://t.co/EYidl7cwty

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