藤原竜也・石丸幹二・向井理が“魔法の見どころ”明かす、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」

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舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」の製作発表が、本日5月17日に東京・TBS赤坂ACTシアターで行われた。

左から藤原竜也、石丸幹二、向井理。

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後列左からエハラマサヒロ、竪山隼太、榊原郁恵、高橋ひとみ、中別府葵、早霧せいな、前列左からコナー・ウィルソン、藤田悠、福山康平、藤原竜也、石丸幹二、向井理、門田宗大、斉藤莉生、TBSテレビの佐々木卓代表取締役社長、ホリプロの堀義貴代表取締役社長。

左から藤原竜也、石丸幹二、向井理。

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は、イギリスの作家J.K.ローリングの小説「ハリー・ポッター」関連のコンテンツにおける初の舞台作品で、小説「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年後を描いた物語。アジア初演となる今回は、ハリー・ポッター役に藤原竜也石丸幹二向井理がキャスティングされた。また、ハーマイオニー・グレンジャー役を中別府葵早霧せいな、ロン・ウィーズリー役をエハラマサヒロ竪山隼太、ドラコ・マルフォイ役を松田慎也、宮尾俊太郎、ジニー・ポッター役を馬渕英里何、白羽ゆり、アルバス・ポッター役を藤田悠、福山康平、スコーピウス・マルフォイ役を門田宗大、斉藤莉生、そしてマクゴナガル校長役を榊原郁恵高橋ひとみが務める。

コナー・ウィルソン

製作発表では、TBSテレビの佐々木卓代表取締役社長と、ホリプロの堀義貴代表取締役社長による挨拶のあと、藤原、石丸、向井、榊原、高橋、中別府、早霧、エハラ、竪山、藤田、福山、門田、斉藤、そして演出補のコナー・ウィルソンが舞台上に登場。まずウィルソンは「稽古が始まって2カ月が経ちましたが、現時点の状況を見る限り、本番は東京のお客さんに喜んでいただける出来になるのでは」と自信を見せる。

左から藤原竜也、石丸幹二。

左から藤原竜也、石丸幹二、向井理。

向井理(中央)

藤原は「日本の演劇であれば、もう幕が開いているような期間、稽古を重ねてきました。ありがたくも、まだプレビューまであとひと月残っています。理想とする『ハリー・ポッター』を完成させるため、もうひと踏ん張りしたい」とコメント。本作のアメリカ・ニューヨーク公演を観たと話す石丸は「こんなにお客様が盛り上がるショーがあるのか」と感動したことを明かし、「(日本版も)開幕したら大ブームになるのでは。魔法の世界を表現できるよう、精一杯がんばりたい」と語る。向井は「稽古時間はいくらあっても足りない」と話しつつ「父親としてのハリーの姿を、1人の生身の人間として受け取っていただけるよう、お芝居に取り組みたい」と意気込みを述べた。

左から藤田悠、福山康平。

左から門田宗大、斉藤莉生。

ハリー・ポッターの息子であるアルバス・ポッター役の藤田と福山、そしてドラコ・マルフォイの息子であるスコーピウス・マルフォイ役の門田と斉藤は、それぞれ緊張した面持ちでマイクを握る。出演に向けた思いを、藤田は「僕は大学の学生演劇出身なのですが、(本作への出演を通して)学生で演劇をがんばっている人たちを後押しできる存在になれたら」、福山は「家族や友人が、涙を流して喜んでくれて。改めて応援されていることを感じました」と述べる。門田は「母親に電話したら『これであなたに貸したお金を返してもらえるね』と言われ……(笑)。現実に引き戻されました」とエピソードを話し、周囲の笑いを誘う。斉藤は「家族は、小さい頃から『ハリー・ポッター』を一緒に映画館に観に行っていたので、すごく喜んでくれました。恩返しできたかな」と言葉に力を込めた。

左から榊原郁恵、高橋ひとみ。

中別府葵

早霧せいな

榊原は「昨日、初めて劇場に入ったのですが……スタッフには魔法をかけられました(笑)。この感動を、皆さんにステージの上からお伝えしたい」、高橋は「この歳になっても、ワクワクドキドキできることが本当に幸せ。マクゴナガル校長として、いるだけで皆さんに安心していただけるような存在になりたい」とそれぞれ話す。中別府は「作品のスケールの大きさに驚いています。セットにしても、演出にしても、これまで観たことのないものばかり。日本中の皆さんに観ていただきたいですね」と述べ、早霧は「ハーマイオニーは、ロンと結婚し、2人の子供をもうけ、さらに魔法大臣になったことで、もともとの素質に責任感がプラスされました。そんな彼女を、正義感たっぷりに演じていきたい」と役への思いを語った。

エハラマサヒロ

竪山隼太

エハラは「ロンは子供の頃からお調子者。良い意味で空気を緩和するタイプで、大人になってもその根本は変わっていない。世界的にファンの多い役だと思うので、ロンのイメージを体現すべく12kg痩せたのですが、ロンを演じた海外キャストを見ると、めちゃくちゃ(身体が)でかくて(笑)。これ痩せんで良かったんか!?と後々知りました」と話し、会場を笑いで包む。竪山は「カンパニー全体のモチベーションの高さがすごい。スウィングの方も、稽古場で役を振られたとき、完璧に演じられていて。稽古場で拍手が起きました」と稽古場の様子を伝えた。

ハリー役を代表し、役のイメージについて問われた石丸は「ハリーも大人になっていて、魔法省の企業戦士としてバリバリ働く一方で、家庭では思春期の子供と向き合えないお父さんでもある。そんな、我々の実体験にもつながるようなハリーを演じるのには、一筋縄ではいきませんが、お客様にはどうか楽しみにしていてほしい」と答えた。

藤原と向井には、どんな“魔法”を使いたいかという質問が。藤原は「いろんな使い方がありそうなので、エクスペリアームス(敵の持つ武器や杖を強制的に吹き飛ばす呪文)」、向井は「使うタイミングが多そうな、アロホモラ(開錠の呪文)」と回答。これにウィルソンは「透明になるとか、もうちょっと大きく夢を見たほうが……(笑)」と苦言を呈し、会場を笑いで包む。藤原は「(僕らの回答が)つまらなかったということですね(笑)」とポツリとこぼした。

記者から、魔法の仕掛けの見どころを聞かれると、藤原はウィルソンに「仕掛けなんてないですよね?」と問いかけ、ウィルソンも「魔法は全部本物です!」と堂々と答える。石丸は「魔法のシーンは、どれも見どころなのですが、僕が気に入っているのは変身魔法。これは説明できないので、客席で体感してほしい!」とコメントし、向井は「(見どころは)どの席にいても確実に体感できる、劇場全体のイリュージョンですね。これは映像ではできない、舞台ならではのものかと」とほほ笑んだ。

舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は、プレビュー公演が6月16日から7月7日まで行われたあと、7月8日から本公演がスタートする。上演時間は、休憩ありの約3時間30分。10月から12月までの公演チケットは、5月21日10:00に先行発売、6月11日10:00に一般販売がスタートする。

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TBS & HORIPRO present 舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」

2022年6月16日(木)~7月7日(木)※プレビュー公演
2022年7月8日(金)~
東京都 TBS赤坂ACTシアター

オリジナルストーリー:J.K.ローリング
脚本・オリジナルストーリー:ジャック・ソーン
演出・オリジナルストーリー:ジョン・ティファニー
振付・ステージング:スティーヴン・ホゲット
演出補:コナー・ウィルソン

キャスト

ハリー・ポッター:藤原竜也石丸幹二向井理
ハーマイオニー・グレンジャー:中別府葵早霧せいな
ロン・ウィーズリー:エハラマサヒロ竪山隼太
ドラコ・マルフォイ:松田慎也、宮尾俊太郎
ジニー・ポッター:馬渕英里何、白羽ゆり
アルバス・ポッター:藤田悠、福山康平 
スコーピウス・マルフォイ:門田宗大、斉藤莉生
嘆きのマートル:美山加恋
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー:橋本菜摘
デルフィー:宝意紗友莉、岩田華怜
組分け帽子:木場允視
エイモス・ディゴリー:福井貴一
マクゴナガル校長:榊原郁恵高橋ひとみ

(以下アルファベット順)安藤美桜、安楽信顕、千葉一磨、半澤友美、川辺邦弘、小松季輝、前東美菜子、みさほ、扇けい、尾尻征大、岡部雄馬、織詠、大竹尚、大内慶子、佐竹桃華、佐藤雄大、篠原正志、鈴木翔吾、田口遼、田中彩乃、手打隆盛、上野聖太、渡邉聖斗、薬丸夏子、横山千穂

※2022年7月26日追記:7月26・27日公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
※2022年8月2日追記:7月31日から8月10日までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
※2022年8月10日追記:8月11日から13日12:15開演回までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

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LIM編集部 @lesmisquarti30

【会見レポート】藤原竜也・石丸幹二・向井理が“魔法の見どころ”明かす、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」 https://t.co/KFPXFii4TK

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