新ロイヤル大衆舎「王将」KAATで開幕、長塚圭史「アトリウムに特設劇場開場!」

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新ロイヤル大衆舎×KAAT「王将」が昨日5月15日に神奈川・ KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場にて開幕した。

新ロイヤル大衆舎×KAAT「王将」第一部より。(撮影:細野晋司)

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本作は、福田転球大堀こういち長塚圭史山内圭哉によるユニット・新ロイヤル大衆舎により2017年に上演された作品。「長塚圭史芸術監督就任第一作」と銘打たれた神奈川公演は、KAAT神奈川芸術劇場のアトリウム特設劇場にて上演される。

新ロイヤル大衆舎×KAAT「王将」第二部より。(撮影:細野晋司)

新ロイヤル大衆舎×KAAT「王将」第三部より。(撮影:細野晋司)

開幕に際し、構成台本・演出を手がけ出演もする長塚は「とうとう幕が開きました。劇場を『ひらく』試みのひとつでもあるアトリウムに特設劇場開場! 素晴らしい空間が出来上がりました」と感慨を述べ、「『王将』で描かれる、濃厚で人間味溢れるやりとりに心が温まるとお客様から言っていただき、同じことを私も思いました。私たちが欲している人間性が強く刺激されているのだと思うのです」とコメント。さらに「布一枚の向こうに劇世界があるのはやっぱりカッコいい。劇場の様子だけでも覗いて欲しくなります」と観客に呼びかけている。

神奈川公演は6月6日まで。その後、11日から13日まで大阪・近鉄アート館にて上演される。

長塚圭史コメント

とうとう幕が開きました。劇場を「ひらく」試みのひとつでもあるアトリウムに特設劇場開場! 素晴らしい空間が出来上がりました。

この特設劇場には楽屋がありません。ゆえに芝居が始まる前、お客様から見える場所に役者が待機しています。距離が近く、所謂素の状態が見えていますが、日常から共に飛躍して世界をつくる作用があるように感じています。やっぱりお客様のイマジネーションは凄い。私たちと共に明治から大正、昭和までのさまざまな場面を創り出してくれました。

コロナ禍の中、舞台を進めることに様々な制約があります。「王将」で描かれる、濃厚で人間味溢れるやりとりに心が温まるとお客様から言っていただき、同じことを私も思いました。私たちが欲している人間性が強く刺激されているのだと思うのです。

それにしても布一枚の向こうに劇世界があるのはやっぱりカッコいい。劇場の様子だけでも覗いて欲しくなります。

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新ロイヤル大衆舎×KAAT「王将」

2021年5月15日(土)~6月6日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場

2021年6月11日(金)~13日(日)
大阪府 近鉄アート館

作:北條秀司
構成台本・演出:長塚圭史
音楽:山内圭哉
出演:福田転球大堀こういち、長塚圭史、山内圭哉 / 常盤貴子江口のりこ森田涼花弘中麻紀櫻井章喜高木稟、福本雄樹、荒谷清水塚本幸男武谷公雄森田真和田中佑弥、忠津勇樹、原田志

※2021年6月1日追記:大阪公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。

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KAAT神奈川芸術劇場 @kaatjp

【公演レポート】#新ロイヤル大衆舎「#王将 」#KAAT で開幕、#長塚圭史「アトリウムに特設劇場開場!」(コメントあり) https://t.co/Ye8FafvQhb

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