GRAPEVINE、Kroi、toconomaがそれぞれの音楽とスタイルをぶつけた熱狂のステージ

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4月6日と7日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でライブイベント「SYNCHRONICITY'24 Wonder Vision supported by ライブナタリー」が開催された。この記事では初日公演の模様をレポートする。

GRAPEVINE(Photo by Kana Tarumi)

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「SYNCHRONICITY'24 Wonder Vision supported by ライブナタリー」は、4月13、14日に東京・渋谷の10会場で行われるライブイベント「SYNCHRONICITY'24」内の特別企画。初日公演にはGRAPEVINEKroi、そしてオープニングアクトとして「SYNCHRONICITY」の常連であるtoconomaが出演し、三者三様のパフォーマンスを繰り広げた。

toconoma

toconoma(Photo by Kana Tarumi)

登場からハイテンションな様子のtoconomaは「Highwind」で勢いよくライブをスタートさせると、清水郁哉(Dr)が刻むキレのあるドラムを軸にカラフルなサウンドを重ねてオーディエンスの心を惹きつけていく。そのまま浮遊感漂うシンセの響きにどこかノスタルジーを感じるファンクチューン「Futurez」を届けて序盤から会場の熱気をヒートアップさせた。メンバー全員が平日はフルタイムで働く“週末バンド”であるtoconomaは、「皆さんと一緒に休日の余暇を楽しみたい」「月曜からバチクソに働いてる」と飾らないコミカルなやり取りで観客を楽しませたのち、メロディアスで目まぐるしい曲展開が印象的な「Vermelho Do Sol」で演奏を再開。最後は代表曲の1つ「relive」で場内を盛り上げ、オープニングアクトとしての役割を十二分に果たした。

Kroi

Kroi(Photo by Kana Tarumi)

続くKroiが最初の一音を鳴らした瞬間、そのカオティックな楽曲の世界感に会場はほのかな緊張に包まれる。1曲目の「Hyper」でメンバーが阿吽の呼吸で織りなす焦燥感漂うビートと内田怜央(Vo)の高速ラップが重なり演奏は加速。そのままライブ定番曲「shift command」「夜明け」「Balmy Life」が立て続けに披露されると、そのエネルギッシュなステージングにあてられた観客から大きな歓声と拍手が送られた。ライブ中盤、Kroiはスポットライトを浴びた千葉大樹(Key)の美しく艶のあるピアノを合図に「Never Ending Story」の演奏を開始。ド派手なライブ序盤とは打って代わり、ミディアムナンバー「risk」「侵攻」をじっくりとプレイしてチルなムードを演出した。

関将典(B / Kroi)(Photo by Kana Tarumi)

Kroi(Photo by Kana Tarumi)

MCでは関将典(B)が高校時代に兄の影響でGRAPEVINEの音楽を愛聴していたというエピソードを明かし、「さっきサインをいただいちゃいました。コピバンもやっていて、演奏したのは『光について』……いや、ライブ前に言うことじゃないか(笑)」と憧れのバンドへの愛をうれしそうに語った。内田は「大先輩とご一緒する機会が増えてきまして、お客さんの中には我々のような変な音楽は聴いたことないって方もいらっしゃると思うんです。新しい音楽を追求するべくバンドをやっているので、気になった方は今後もよろしくお願いします」と呼びかけると「HORN」でライブを再開。「Sesame」「Juden」でじわじわと会場の熱気を高め、最後はそのエネルギーを爆発させるかのようにキラーチューン「Fire Brain」をパフォーマンスして約60分のステージを駆け抜けた。

GRAPEVINE

GRAPEVINE(Photo by Kana Tarumi)

トリを務めるGRAPEVINEは、サポートメンバーに金戸覚(B)と高野勲(Key)を迎えた5人編成でステージに登場。最新アルバム「Almost there」の収録曲「雀の子」でライブの口火を切ると、場内を田中和将(Vo, G)のまどろむような歌い回しの関西弁と酩酊感のあるバンドサウンドで満たしていく。続いて田中が「今こそ俺に賭けてみな!」と吐き捨てるように叫んで披露されたのは、強靭なビートで突き進む「Ub (You bet on it)」。5人はダイナミックかつグルーヴィな演奏を会場いっぱいに響かせてオーディエンスを圧倒した。

田中和将(Vo, G / GRAPEVINE)(Photo by Kana Tarumi)

GRAPEVINE(Photo by Kana Tarumi)

ライブ中盤、GRAPEVINEは「The Long Bright Dark」で観客を深淵へと誘うと、極限まで音数を削ぎ落とすことで独自のグルーヴを生む「ねずみ浄土」を披露。そのまま幽玄で浮遊感漂う「アマテラス」で観客を踊らせたかと思うと、続く「Loss(Angels)」ではセンチメンタルな演奏と美しいボーカルが相まって、LINE CUBE SHIBUYAには神秘的な光景が広がっていた。GRAPEVINEはその後、「実はもう熟れ」「Scare」 などを経て、田中の「Kroi、toconomaありがとう! また来るぜ渋谷! Are you ready?」という言葉を合図に「Ready to get started?」で骨太のロックンロールを鳴らしてライブ本編を終了。アンコールでは華やかなホーンセクションが印象的な「Alright」を全力でパフォーマンスし、充実した表情でステージを去っていった。

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セットリスト

「SYNCHRONICITY'24 Wonder Vision supported by ライブナタリー」2024年4月6日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

toconoma

01. Highwind
02. Futurez
03. L.S.L
04. Vermelho Do Sol
05. relive

Kroi

01. Hyper
02. shift command
03. 夜明け
04. Balmy Life
05. Never Ending Story
06. risk
07. 侵攻
08. HORN
09. Sesame
10. Juden
11. Fire Brain

GRAPEVINE

01. 雀の子
02. Ub (You bet on it)
03. Shame
04. マダカレークッテナイデショー
05. The Long Bright Dark
06. ねずみ浄土
07. アマテラス
08. Loss(Angels)
09. 実はもう熟れ
10. EVIL EYE
11. Scare
12. Ready to get started?
<アンコール>
13. Alright

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ライブナタリー @live_natalie_mu

【ライブレポ公開!】

#SYNCHRONICITY24 Wonder Vision supported by ライブナタリー

ライブレポが、音楽ナタリーにて公開!
共演の妙が光った様子を写真と併せてお楽しみください。

#GRAPEVINE
#Kroi
#toconoma https://t.co/ABaBgm03Hk

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