WurtS、巨大なダンスフロア生み出した初のホールツアー閉幕 次なる舞台の日本武道館へ

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WurtSが3月28日に東京・ 昭和女子大学人見記念講堂でホールツアー「WurtS CONCERT HALL TOUR I 」のファイナル公演を開催した。

WurtS

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初披露曲でのライブ幕開け

大阪・オリックス劇場、愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館、昭和女子大学人見記念講堂を舞台に、計4公演行われたWurtSにとって初のホールツアー。これまではギター、ベース、ドラム、DJという編成でライブが行われてきたが、今回はホーンセクションとキーボードを加えた形で楽曲が披露される場面もあり、ホール会場ならではの演出が盛り込まれた。

「WurtS CONCERT HALL TOUR I 」東京・ 昭和女子大学人見記念講堂公演の様子。

ステージに姿を現したWurtSは、このツアーで初披露となった楽曲「FOUR PAST MIDNIGHT」でライブを開始。これまで行ってきたライブハウスツアーとはまた異なる夜になる予感をオープニングから観客に感じさせ、「『WurtS CONCERT HALL TOUR』へようこそ!」と声を弾ませた。その後もWurtSは開放感のあるギターロックナンバー「ユートピア」や、エッジの効いたサウンドが印象的な「BORDER」といった楽曲を次々とプレイ。「タイムラグ!」「ブルーベリーハニー」といった甘さを含んだラブソングが続くと、酩酊感のあるサウンドで場内が満たされた。

「WurtS CONCERT HALL TOUR I 」東京・ 昭和女子大学人見記念講堂公演の様子。

「僕は田舎から上京してきた身なので、東京への憧れが強かったんですよ。おしゃれなお店とか、高層ビルがいっぱい立ってたり、そういうのを見るだけで楽しくて」とWurtSは話を切り出し、「でも、いざ東京で暮らしてみて、窮屈に感じることも多かったです」と憧れていた東京とのギャップを語る。そして「感覚的には近未来に来た感じがする」と東京に対する思いを述べ、メランコリックな雰囲気が漂う最新曲「SF東京」を披露した。

新たな形態で鳴らした音

「WurtS CONCERT HALL TOUR I 」東京・ 昭和女子大学人見記念講堂公演の様子。

大学を卒業したことを報告する場面もありつつ、WurtSはここから光の演出に彩られながらアレンジをより一層効かせて楽曲をパフォーマンス。まずはLEDライトの演出を背にDJのウサギと2人きりで「Capital Bible」をじっくりと届けた。「SWAM」ではレーザーが飛び交い、ホール会場がダンスフロアに変貌。楽しげな表情を浮かべたオーディエンスが一斉にジャンプし、場内が大きく揺れた。バンドメンバーが再び合流すると「オブリビエイト」の演奏が勢いよくスタート。原曲とは異なるアレンジでメンバーがエネルギッシュなプレイを繰り広げると、ウサギも前へと進み出て熱いギタープレイを見せる。「リトルダンサー」ではステージに置かれたミラーボールが点灯。巨大なダンスフロアの熱気はとどまることなく高まっていった。

「WurtS CONCERT HALL TOUR I 」東京・ 昭和女子大学人見記念講堂公演の様子。

「昔の曲をやりたいなと思います」と告げると、WurtSはストレートなロックナンバー「マイティーマイノリティ」を演奏。みずみずしいサウンドを場内いっぱいに響かせたあと、その勢いのまま「ふたり計画」へ突入し、疾走感のあるプレイを展開した。「MOONRAKER」からはトロンボーン、トランペット、サックスからなるホーン隊とキーボーディストがステージに登場。月のようなミラーボールがステージの上で輝くムーディな空気の中、芳醇な演奏を繰り広げる。さらにWurtSはホーンが鳴り響く華やかな演奏をバックに「メルト」を心地よく歌い上げた。「踊れますか!」とWurtSは観客を煽ると、「NERVEs」「BOY MEETS GIRL」といったダンスチューンを連投。「BOY MEETS GIRL」ではウサギがミニサックスを吹く場面がお馴染みとなっているが、今回はウサギがサックス奏者の永田こーせーとコラボする場面もあった。会場の高揚感がピークへと達したところで、最後に披露されたのは「Talking Box(Dirty Pop Remix)」。ビビットなライトに彩られた会場で、オーディエンスは自由に体を揺らして思う存分に踊り尽くした。

「WurtS CONCERT HALL TOUR I 」東京・ 昭和女子大学人見記念講堂公演の様子。

アンコールで再びステージに登場したWurtSが届けたのは「分かってないよ」。1階と2階に分かれてオーディエンスが合唱するという、ホール会場ならではの試みも行われ、会場は大盛り上がりとなった。盛大なシンガロングとともにライブは終わりを迎えたが、去り際にWurtSは「ファイナルだから、1つ大事なこと言います」と宣言。「次はライブハウスツアーをやるんだけど、いろんなところを回って、最後は10月31日に日本武道館でライブをやりたいと思います。武道館で会いましょう!」と言い残し、大歓声を浴びながらステージをあとにした。

セットリスト

WurtS「WurtS CONCERT HALL TOUR I 」2024年3月28日 昭和女子大学人見記念講堂

01. FOUR PAST MIDNIGHT
02. ユートピア
03. BORDER
04. 寝相
05. タイムラグ!
06. ブルーベリーハニー
07. コズミック
08. SF東京
09. Capital Bible
10. SWAM
11. オブリビエイト
12. リトルダンサー
13. マイティーマイノリティ
14. ふたり計画
15. MOONRAKER
16. メルト
17. NERVEs
18. BOY MEETS GIRL
19. Talking Box(Dirty Pop Remix)
<アンコール>
20. 分かってないよ

ライブ情報

WurtS LIVE AT BUDOKAN

2024年10月31日(木)東京都 日本武道館

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moe @ruWtS__

わつくんのSF東京への思いを文にするのが上手だし、記事を読むと鮮明にホルツを思い出せて余韻に浸れる… うさぎの演奏がお馴染みと書いてあることにWurtS愛を感じました💖 https://t.co/ClR86iGczP

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