CUBERSのラストサマーが和やかに終了「泣かないでください! 笑ってください!」

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CUBERSの全国ツアー「LAST SUMMER CUBERS “2015-2024”」のファイナル公演が、9月30日に東京・ヒューリックホール東京で開催された。

CUBERS

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2024年3月31日をもって解散することを今年6月に発表したCUBERS。解散までの9カ月間も精力的に活動していくと宣言した彼らは、言葉通り充実のスケジュールで夏を駆け抜け、ファイナル公演に挑んだ。

ツアーファイナルの日替わり曲は

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赤と青の“CUBERSカラー”のペンライトが客席を埋め尽くす中、ステージにTAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎が姿を現した。「全然今しかない」でポップにライブをスタートさせたメンバーは、間髪をいれずに前向きな歌詞の「人生Heyday」を歌唱。さらに綾介の「一緒にタオル振り回して俺らと最高の夏作りましょう!」という言葉に続いて、タオルを片手に「Chi-Chi-Chi」をパフォーマンスした。大はしゃぎの自己紹介後は、デビューシングルの表題曲「SHY」を皮切りに、インディーズ時代の楽曲が続く。曲に合わせて時にパワフルに、時に切なげに歌声を響かせた5人は、束の間の暗転のあとソロダンスやフォーメーションダンスを交えたパフォーマンスを披露。クールなステージングで観衆の視線を釘付けにした。

551の肉まんを買えなかったTAKA(左)と、買えた春斗(右)。

MCでは「事件があったんですよ」と声を上げたTAKAが、本ツアーで大阪を訪れた際の“一件”を観客に語り出す。大阪公演の帰りに「奇跡起こるかもしれんし!」と、新幹線の発車時刻が迫る中、大好きな551の肉まんを手に入れるべく行列に並んだTAKA。しかし奇跡は起こらず、肉まんをあきらめてメンバーのもとへ。すると「一緒に並ぼう」と話すも早々に列から離脱していたはずの春斗が、自身は手に入れられなかった肉まんを手に入れていたという。一連の流れを“事件”だと熱弁するTAKAと、冷静に説明しようとする春斗が、かわいらしい言い争いを始めたところで、優が間に入り「えー……大変な事件でしたね!」と場をゆるく収めた。

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その後、公演ごとの日替わり曲「26.5」でパフォーマンスが再開。TAKAがセレクトしたというこの曲では、1人ひとりを青のスポットライトが照らし、エモーショナルな雰囲気が漂った。続いてDa-iCEの工藤大輝が作詞作曲した「強くあれ」で柔らかな歌声を届けた5人は、静かにステージをあとにした。

「泣かないでください! 笑ってください!」

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さわやかなBGMに合わせて、無人のステージがカラフルな照明で彩られる。衣装チェンジ中のCUBERSが「クラップでひとつになっていきましょう!」とステージ裏から呼びかけると、客席のファンは大きな手拍子で応えた。白のジャケット衣装から鮮やかなカラーの衣装にチェンンジして再びステージに飛び出してきたメンバーは、そのまま5曲を連続でパフォーマンス。5曲連続披露の中盤に届けられた「STAND BY YOU」では、メンバーに“スーパーマン”の姿勢で担がれたTAKAが客席にサインボールを投げ入れ、曲の終盤には5人がステージから駆け下りて客席を練り歩くなど、ファンとの密なコミュニケーションを交えて歌われた。

CUBERS「LAST SUMMER CUBERS “2015-2024”」の様子。

「いつもの夏が 特別な夏 変わっていくよ きっとずっと 忘れないでしょう 忘れないでしょう 近くに君がいたこと」という歌詞が、まるで今夏のCUBERSとファンの思いを描いているかのような「Twilight」を歌い上げたメンバーは、横一列に並んで深く頭を下げる。TAKAは顔を上げると、改めて2024年3月31日をもってグループが解散することを報告。そして「最後まで変わらずに、もっともっと大きくなっていこうとみんなで話し合いました。なので残りの期間は皆さんとたくさんの思い出を作って、恩返しをしていきながら、熱量高く全力で活動していきます」と誓った。春斗の「僕たちも寂しい思いが毎日続いているんですけど、最後まで皆さんとの大切な時間を楽しみたいですし、盛り上がっていきたいと思ってます。だから泣かないでください! 笑ってください! それがCUBERSらしいし、僕たちのファンらしいです!」という言葉に続いて、オーディエンスにコール&レスポンスを煽った5人は「メジャーボーイ」を高らかに歌唱。ファンとの一体感を高めたあとは「本日晴天快晴」を晴れやかな笑顔で歌い上げてライブを締めくくった。

アンコールからのダブルアンコール

客席に背を向けた状態で立つ春斗(右)と、パンツを確認しようと集まる4人。

春斗のズボンの中を覗き込む4人。

アンコールに応えて、ツアーTシャツに着替えたCUBERSが再度ステージに登場。王道アイドルソング「ピンキーリング」でパフォーマンスをスタートさせると、続けて「予感」をエネルギッシュに披露した。改めて客席へと向き直ったメンバーは、ここまでのライブ、そして全国ツアーがあっという間に終わりを迎えてしまうことを口々に惜しむ。すると末吉が突如として「えっ……! 缶バッジ付けてる!」と、春斗を指して声を上げる。そしてこの缶バッジは自身がYouTubeの企画で春斗に金色のパンツをプレゼントした際に、そのパンツを履いている日の目印として手渡したものであることを説明した。メンバーは「缶バッジが付いてるということは……?」と顔を見合わせ、ざわめく客席に背を向けた状態で立つ春斗のズボンの中を覗き込んだ。彼のパンツの色がバッジ通りであることを確認した4人は、ファンに「みんなに(春斗のパンツを)見せることはできないけど……(春斗を)掲げることはできる!」と、なぜか春斗を神輿のように担ぎ上げ、後方席のファンまで彼の姿が見えるようにした。

“車ごっこ”をするCUBERS。

春斗をステージに下ろしたCUBERSは、ツアーのグッズを紹介して場を取りなすと、「今日はどんな日だった?」をオーディエンスに問いかけるように優しく歌唱。会場に集まったファンと記念写真を撮影したあとは、「3つお知らせがあります!」と2024年1月から2月にかけて東名阪を巡るラストツアー「LAST WINTER CUBERS “2015-2024”」と、持ち曲を全曲披露するCUBERS最初で最後の年越しライブ「CUBERSカウントダウンライブ2023→2024」の開催、5カ月連続配信シングル第2弾の新曲「助手席」のミュージックビデオの公開をアナウンスした。「助手席」は綾介が振付を手がけたシティポップナンバー。5人は楽曲タイトルにちなんだ“車ごっこ”をひとしきり楽しんだあと、この曲を初披露して和やかなムードでツアーを締めくくった。

CUBERS

そのままツアーは終了するかと思われたが、鳴り止まない盛大なアンコールを受け、ライブはダブルアンコールへと突入。喜びをあらわにステージに登場したCUBERSは、すでにライブが25分押していることを明かすも、さらにトークを重ねる。わちゃわちゃと話していたメンバーは「せっかくだからもう1曲やっとく?」と、オーディエンスの顔を見渡す。そして本日2度目の「メジャーボーイ」をパフォーマンスして、笑顔で客席に手を振った。

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セットリスト

CUBERS「LAST SUMMER CUBERS “2015-2024”」2023年9月30日 ヒューリックホール東京

01. 全然今しかない
02. 人生Heyday
03. Chi-Chi-Chi
04. SHY
05. Stage
06. Mr.COOL!!
07. スマイル
08. 26.5
09 強くあれ
10. CHOICE
11. 神様は忙しい
12. STAND BY YOU
13. Romantic
14. Twilight
15. メジャーボーイ
16. 本日晴天快晴
<アンコール>
17. ピンキーリング
18. 予感
19. 今日はどんな日だった?
20. 助手席
<ダブルアンコール>
21. メジャーボーイ

※記事初出時、発言者に誤りがありました。お詫びして訂正します。

撮影:上溝恭香

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優(CUBERS) @you_cubers

僕の熱い言葉も記事に載ってます
キュー部のみんな是非読んでください https://t.co/4JTRAitbMl

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