ExWHYZがWACKグループ初の武道館ワンマン開催!大きな一歩踏み出し次なるステージへ

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音楽事務所WACK所属グループ・ExWHYZが、昨日5月13日に東京・日本武道館で自身初のワンマンライブ「ExWHYZ LIVE at BUDOKAN the FIRST STEP」を開催した。

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

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ExWHYZは2022年6月に突如解散したEMPiREのメンバーであるyu-ki、mayu、midoriko、mikina、maho、nowの6名で結成されたグループ。WACK所属アーティストが日本武道館でライブを行うのは、アユニ・DのソロプロジェクトPEDROでの前例はあるが、グループとしては初めてのことだ。雨がぱらつく曇り空の下、武道館には多くのマスター(ExWHYZファンの呼称)が集まった。

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

開演時間を少し過ぎた頃、突如照明が暗転。「xANADU」のトラックに合わせて、ステージ後方の巨大スクリーンが輝き、その光を背景にメンバーが1人ずつステージへ。ExWHYZ流の武道館でのダンスパーティがいよいよスタートした。1曲目「BLAZE」からmidorikoがシャウトを炸裂させたりと気合い十分のExWHYZ。「武道館! 楽しむ準備はできてますか!」というyu-kiの煽りから「Des Speeching」になだれ込み、レーザーが飛び交う中で妖艶なパフォーマンスを見せた。

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

普段通りの自己紹介に続いて、nowが「みんなと武道館で過ごす今日という日を迎えることを想像して、歌詞や振付を作りました。この武道館で目の前にいるみんなに届けられること、歌えることが本当にうれしいです。ExWHYZからのありがとうを受け取ってください」と呼びかけ。そんな言葉のあと、彼女たちは4月に発表した最新アルバムから本公演のタイトルにもなっているキャッチーなナンバー「FIRST STEP」を披露。この曲は武道館公演とその先に向けて突き進むExWHYZの前向きな思いが込められている。ExWHYZはマスターとの一体感をさらに高めるべく、「You & Me」を歌いながらステージ中央からアリーナ中央に伸びる花道を歩いてセンターステージへ。mayuが伸びやかな歌声を響かせると、全マスターからの割れんばかりの歓声が武道館に響きわたった。

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

「楽しんでこう」というmikinaの言葉に続き、「Higher」では6人が2組に分かれてステージの左右へ。メンバー同士がおどけるような場面もあり、ライブを心から楽しんでいる様子がステージのみならず、スクリーンに映る彼女たちの表情からもうかがえた。軽快なダンスチューン「Shall We」を元気よく届けたあと、ジャケットを脱いだ6人は「Wanna Dance」のイントロでソロダンスを繰り出し、観客を魅了。またメンバー衣装のほとんどはお腹が見えるデザインになっており、引き締まった腹筋があらわになった。ドラムンベースの性急なビートが印象的な「メトロノーム」ではレーザーが目まぐるしく変化し、サイケデリックな雰囲気が演出された。

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

スリリングなトラックの「Universe」が始まると、熱いメンバーのパフォーマンスに呼応するかのようにファイアボールが噴き出し、武道館は一段とヒートアップ。熱気あふれる場内を見渡して、mayuが「武道館、最高ですね! この調子でもっともっと楽しんでいきましょう!」と話すと、「xYZ」のイントロが流れ始める。彼女は続けて「みんな最高だけど、みんなと私たちだったらもっともっといけると思うんですよ!」と煽り、6人で花道を抜けて、センターステージへ。赤と青のライトに照らされてミステリアスな雰囲気を醸し出す彼女たちは、観客に囲まれる中でキレのあるダンスを見せつけた。ライブはほぼノンストップで続き、重低音が爆音で響く「D.Y.D」「ANSWER」が披露されるなど、徐々にクラブライクな様相を呈していく。そんな中、「Obsession」のブレイクではmikinaが「見逃さないで」とクールに言い放ち、喝采を浴びた。大盛り上がりの武道館公演で、ラストナンバーとして披露されたのは「STAY WITH Me」。ExWHYZからファンへの温かい思いに満ちたアンセミックなナンバーによって、会場は高揚感に包まれた。

ExWHYZの日本武道館公演の様子。(Photo by Kenta Sotobayashi)

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

アンコールの声に応えて再びステージに上がったExWHYZは、EMPiRE時代の楽曲「MAD LOVE」をサプライズで披露。mahoの歌い出しからこの日一番の大歓声が生まれ、武道館にオーディエンスの「一生お前にMAD LOVE!」のコールが響き渡った。武道館ライブを駆け抜けたメンバーはここで1人ずつコメント。それぞれが武道館でのライブをマスターと迎えられたこと、そしてこの先も突き進んでいくという覚悟を口にしていく。最後にmayuは「今日の武道館はEMPiREがあって、ExWHYZになって、その過程があったからこそできたライブだったと思います」「EMPiREからExWHYZになったことがよかったのか、悪かったのか、それは人によって違うと思う。でも私は今自分が感じているこの気持ちを信じて、これからもこの6人でExWHYZとして生まれ変わったことが正解だったと証明できるようにがんばっていきます!」と話した。6人はアンコールのラストに思いを込めて「Everything」を歌唱。ライブ全編を通して楽しそうにパフォーマンスしていたメンバーだったが、最後には感極まってか、頬を伝う涙が光った。

なお終演後には7月からライブハウスツアー「ExWHYZ TOUR 2023 ‘eLATION’ part.1:Live House Series」が行われることが告知された。

ExWHYZ「ExWHYZ LIVE at BUDOKAN the FIRST STEP」2023年5月13日 東京・日本武道館 セットリスト

ExWHYZ(Photo by Kenta Sotobayashi)

00. xANADU
01. BLAZE
02. Des Speeching
03. FIRST STEP
04. You & Me
05. SUPeR SIMPLe
06. Higher
07. Shall We(Unreleased Track)
08. Wanna Dance
09. Walk this way
10. メトロノーム
11. DIVE
12. Universe
13. xYZ
14. D.Y.D
15. ANSWER
16. Obsession
17. STAY WITH Me
<アンコール>
18. MAD LOVE(EMPiRE Cover)
19. Everything

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「ExWHYZ TOUR 2023 ‘eLATION’ part.1:Live House Series」

2023年7月9日(日)茨城県 mito LIGHT HOUSE
2023年7月15日(土)兵庫県 神戸VARIT.
2023年7月16日(日)京都府 KYOTO MUSE
2023年7月17日(月・祝)静岡県 LiveHouse 浜松 窓枠
2023年7月28日(金)東京都 WWW X
2023年7月30日(日)新潟県 NIIGATA LOTS
2023年8月5日(土)宮城県 Rensa
2023年8月6日(日)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
2023年8月11日(金・祝)石川県 金沢EIGHT HALL
2023年8月12日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2023年8月19日(土)熊本県 熊本B.9 V1
2023年8月20日(日)福岡県 DRUM LOGOS
2023年8月26日(土)香川県 高松festhalle
2023年8月27日(日)愛媛県 WStudioRED
2023年9月2日(土)岡山県 YEBISU YA PRO
2023年9月3日(日)広島県 広島CLUB QUATTR0
2023年9月9日(土)神奈川県 Yokohama Bay Hall
2023年9月17日(日)北海道 札幌PENNY LANE24
2023年9月23日(土)沖縄県 Output
2023年9月24日(日)沖縄県 Output(※ファンクラブ限定)

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