GANG PARADEツアーファイナル大盛況、終わらないパレードは続く

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GANG PARADEが昨日4月27日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で全国ツアー「NEVER ENDING PARADE TOUR」の最終公演を開催した。

GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

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GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

GANG PARADEはBiSHらが所属する音楽事務所WACKのアイドルグループ。WACK内で最多の13人が在籍し、個性豊かなメンバーが繰り出すパワフルかつ一体感あふれるパフォーマンスが特徴だ。ギャンパレは5月10日にニューアルバム「OUR PARADE」のリリースを控える中、本ツアーで10都市を回り、各地で熱狂を生み出してきた。ツアーファイナルでも持ち前の勢いのよさを冒頭から発揮し、「Happy Lucky Kirakira Lucky」「BREAKING THE ROAD」「シグナル」とアッパーチューンを連投。Zepp Hanedaのフロアを揺らし、ココ・パーティン・ココが「今日はギャンパレがすべて忘れさせてやんよ!」と観客に呼びかけた。また13人の自己紹介後、チャンベイビーはツアータイトルにちなんで突然「ファルコーン!」と叫び、テラシマユウカに馬乗りになりながら映画「ネバーエンディング・ストーリー」のテーマ曲を歌唱。そしてテレビアニメ「僕とロボコ」のテーマソングとして書き下ろされた「lol」へとつなげた。ギャンパレは続けてPARADISESの「PLEASE LISTEN TO MY」、GO TO THE BEDSの「赤ちゃん」を披露。PARADISESとGO TO THE BEDSは、2020~21年にギャンパレのメンバーが分かれて活動していた2グループだ。ギャンパレは2組に分かれて活動する期間を経て、2022年1月に再始動し、現在に至っている。

GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

ユメノユアは「2階席の奥の奥までよく見えております! 来てくれてありがとうございます!」とファンに感謝しつつ、「ツアーと言えば」と切り出して熱烈なグッズトークを展開。ココが「商業的な匂いがする」とつぶやく場面がありつつも、お気に入りのツアーグッズの話題で盛り上がった。続けてココは「次の曲は相当“ギラギラ”なんだけど大丈夫かな。みんなの元気、ギラギラ具合を確かめたい。皆さん! ギラギラする準備できてますか! 輝くあのミラーボールのようにギラギラする準備できてますかー! 最高にギラギラした夜を過ごしましょう!」と観客を煽り、ニューアルバムの収録曲「SUPER PARTY PEOPLE」へとつなげた。この曲はダンサブルかつジャジーなサウンドとなっており、ステージではピンクのライト、ミラーボールの反射光も相まって古めかしいダンスホールのような雰囲気が演出された。

GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

MCではアイナスターが唐突に「ギャンパレのことだけ愛してくれますか? ギャンパレちゃんのことを死ぬまでずっと愛してくれますか?」と重めの気持ちをファンに問いかける。月ノウサギが「メンヘラ発動しちゃったね」と話したあたりからギャンパレのライブ恒例となるコントコーナーに突入したことがわかる空気感に。このコントではココが早々に死に絶え、ユアが「この仕事はブレイキングダウンなんだよ!」と熱弁をふるい、キラ・メイが冷静に「ユメノユア熱血あるある。たまに長文ツイートして遊び人(GANG PARADEファンの呼称)を興奮させる」と解説。熱血モードで暴走するユアと、メンヘラが止まらないアイナスターはいつしか口論になり、「パパ活女みたいな顔しやがって!」「この加工厨が!」と舌戦を展開していく。そこにユイ・ガ・ドクソンが“神”として現れ、「めんどくさい女は1人で十分じゃ!」という言葉とともにパンティストッキングを掲げた。ユアとアイナスターはそのパンストをかぶってパンスト相撲による“限界メンヘラ女決定戦”を展開。対決ではユアが勝利し、彼女はパンストをかぶったままアルバムの収録曲である「限界少女」をパフォーマンスした。「限界少女」はアイナスターが初めて作詞した曲にして、アイナスター、月ノ、メイ、ユアが歌唱を担当する“ユニット曲”となっている。ギャンパレはニューアルバムで初めて、ボーカリストを数人に絞るユニット曲の概念を取り入れ、グループとしての多様性をさらに高めていくとのことだ。

GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

ライブ終盤にはカ能セイが「INVOKE」についてコメント。彼女は、ユアとヤママチミキが同曲の作詞を手がけたことに触れてから「この曲はライブ中に涙が出そうになるんです」と話し始め、「ネガティブな気持ちになってしまうこともあるけど、ライブでみんなに会った瞬間、SNSでみんなのコメントを見た瞬間、ネガティブなことを考えている自分がバカバカしく思える。そのくらいみんなから元気をもらっています。1人ひとりに挨拶したいくらい感謝していて、あなたなしでは生きていけない。まだあなたとやりたいことがたくさんある。これからもそばにいてほしい。歌詞にはそういった思いがたくさん詰まっています。この思いを精一杯、届けたいと思います」と思いを口にした。ギャンパレはそんなセイの言葉通り、「INVOKE」をエモーショナルに届け、観客の感動を誘った。

GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

GANG PARADE(Photo by Sotobayashi Kenta)

遊び人による「まだ足りない!」の呼びかけに応えてライブはアンコールに突入した。アルバムのリード曲となる「ENJOY OUR PARADE」が披露されたあと、月ノは同曲について「この楽しい時間が終わってほしくない。でもそんな『終わってほしくないな』って気持ちから、『また楽しいことしようよ』って呼びかけるような思いが込められた曲です」と説明した。続けて「このツアーを通して遊び人に言いたいことはただ1つ。GANG PARADEは遊び人のことが大好きです! ツアーは終わってしまいますが、パレードはまだまだ続きます! これからもGANG PARADEと一緒に歩いていってください!」という呼びかけから、ギャンパレは人気曲「Plastic 2 Mercy」を投下。遊び人からの大歓声を浴びながら、熱量たっぷりのパフォーマンスを届けた。さらにキャ・ノンが「まだまだ足りない! まだまだ飛べますか!」と叫び、ギャンパレは再び「Plastic 2 Mercy」をパフォーマンス。これで全演目が終わったかと思いきや、遊び人のさらなる「まだ足りない」コールに応え、3度目の「Plastic 2 Mercy」が始まった。予定外の3連続パフォーマンスに大きな盛り上がりを見せる中、遊び人のさらなる歓声に負けじとやや巻き気味に最後の挨拶をしたギャンパレは、無事にツアーファイナルの幕を下ろした。

GANG PARADE「NEVER ENDING PARADE TOUR」2023年4月27日 Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト

01. Happy Lucky Kirakira Lucky
02. BREAKING THE ROAD
03. シグナル
04. lol
05. PLEASE LISTEN TO MY
06. 赤ちゃん
07. GANG PARADE
08. SUPER PARTY PEOPLE
09. 3rd FLOOR BOYFRIEND
10. 限界少女
11. Priority
12. らびゅ
13. INVOKE
14. UNIT
15. CAN'T STOP
<アンコール>
16. ENJOY OUR PARADE
17. Plastic 2 Mercy
18. Plastic 2 Mercy
19. Plastic 2 Mercy

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