「NON TiE-UP」カバーも、ExWHYZ×BiSHツーマン大盛況

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音楽事務所WACK所属グループのExWHYZBiSHによるツーマンライブ「ExWHYZ presents BiSHWHYZ」が、昨日4月19日にZepp Haneda(TOKYO)で開催された。

ExWHYZ(Photo by Tetsuya Yamakawa)

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ExWHYZはもともとEMPiRE名義で活動していたグループで、2017年8月にBiSHのライブイベント「TOKYO BiSH SHiNE3」にて突如その存在が明かされた。EMPiRE時代にはBiSHのアイナ・ジ・エンドが振付を担当したり、2018年に行われたBiSHの全国ツアー「BiSH pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR」にオープニングアクトとして参加したりとBiSHとのつながりが強かった。そんな2組にとって最後になるツーマンライブでは、ExWHYZがVJセット、BiSHがバンドセットで登場。それぞれの強みを生かしたセットによる一夜限りの“ガチンコツーマン”が展開された。ライブの模様はYouTubeで生配信され、会場に足を運べないファンも2組のパフォーマンスを見届けた。

BiSH(Photo by Tetsuya Yamakawa)

先攻を務めたBiSHは、「BiSH pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR」の際に着用していた懐かしい衣装を着て登場。「サヨナラサラバ」「NON TiE-UP」などを立て続けに披露し、彼女たちの攻撃的な一面を爆発させる。「GiANT KiLLERS」ではアイナが「武道館! 武道館! 武道館! がんばってー!」と替え歌をして、5月13日に東京・日本武道館でワンマンライブを行うExWHYZにエールを送った。

BiSH(Photo by Tetsuya Yamakawa)

セントチヒロ・チッチはこのツーマンが実現した経緯として、昨年12月にExWHYZメンバーが直接「武道館ワンマンの前に、BiSHとツーマンライブをしたい」と直談判してきたことを振り返り、BiSHとしても覚悟を持ってこのツーマンライブに臨んでいることを明かす。ExWHYZとの思い出に触れながら、ExWHYZがBiSHにとって貴重な存在であり、「後輩ではなく、ライバルのような存在」であると説明した。彼女はさらに「ExWHYZは5月、武道館に立ちます。私たちは武道館に立つことは叶いませんでした。すごく悔しくて、まだまだ挑戦したい気持ちはあるけれど、きっとその場所に立つ彼女たちは大きな緊張と大きな期待を背負って、胸がザワザワしてるんじゃないかな」とExWHYZおよび彼女たちの武道館公演に思いを馳せ、「今日は私たちが武道館に立つために作った曲を」とタイトルコール。BiSHは「BUDOKANもしくはTAMANEGI」をExWHYZとマスター(ExWHYZファンの呼称)に捧げ、感動を誘った。

ExWHYZ(Photo by Tetsuya Yamakawa)

ExWHYZ(Photo by Tetsuya Yamakawa)

BiSHから熱い思いのこもったバトンを受け取ったExWHYZは、最新アルバム「xANADU」のオープニングを飾るタイトル曲とともに登場し、BiSH「NON TiE-UP」のカバーを投下。強烈なビート感のアレンジが施された同曲のカバーを歌い踊り、フロアの興奮を誘った彼女たちは、新作の収録曲である「BLAZE」へとつなげた。MCではまずyu-kiが「ガチンコツーマンを受けてくださったBiSHさん本当にありがとうございます」とBiSHに感謝。midorikoは「今日がBiSHさんとやる最後のツーマンということで、私たちもすべてを出し切るつもりでいます。よろしくお願いします!」と気合い十分に語った。ExWHYZはポジティブな思いが詰まった「FIRST STEP」や、フロアとの一体感を高めるアッパーなダンスチューン「Shall We」を披露。ライブ序盤の攻撃的な一面から一転し、ライブ中盤にキャッチーな楽曲を届けた。

ExWHYZ(Photo by Tetsuya Yamakawa)

ライブ後半、「You & Me」「メトロノーム」で高揚感のある空間を生み出したExWHYZは、「ANSWER」「Des Speeching」でさらにアクセルを踏み込む。ステージ後方のLEDビジョンに映し出される、スピード感のあるVJ映像も相まって、フロアは大きく盛り上がった。ライブ終盤のMCでmayuは4月1日のエイプリルフール企画でアユニ・DがExWHYZに加入してくれたことや、このツーマンライブを引き受けてくれたBiSHに多大なる感謝を示す。そしてBiSHについて「すべてを成し遂げてきた人だと思う。何もないところから始まり、最後は東京ドームで清掃員の方々に惜しまれながら解散するなんて。BiSHさんにしかできないことだなって。すごく尊敬しています」とコメント。続けて「そんなBiSHさんが立てていない武道館にExWHYZが立てるなんて……。私たちはExWHYZに自信を持っています。おこがましいですけどBiSHさんや清掃員の皆さんが私たちに届けてくれた気持ちを誠心誠意受け止めて、日本武道館のステージに立ちたいと思っています」と意気込み、「マスターのみんなとの忘れられない1日にするので、どうか見届けてくれたらうれしいです」と呼びかけた。

ExWHYZとBiSH。(Photo by Tetsuya Yamakawa)

終演後、ExWHYZはBiSHを迎えてトークを展開。アイナは「武道館、大きいやろうから緊張するかもしれんけど、マスターの歓声とかを聞いていたら安心しました。この人たち(マスター)がいるならExWHYZは大丈夫だ」「清掃員(BiSHファンの呼称)のみんな! 武道館行こうね!」とExWHYZの背中を押しつつ、BiSHファンにもExWHYZの武道館公演参加を呼びかけた。チッチは「でも武道館がゴールじゃないから、駆け抜ける勢いでがんばってくださいね」とエールを送った。ExWHYZのmayuは改めて5月13日に日本武道館でワンマンライブを行うことを告知し、観客に来場を呼びかけた。

「ExWHYZ presents BiSHWHYZ」2023年4月19日 Zepp Haneda(TOKYO)セットリスト

BISH

01. サヨナラサラバ
02. GiANT KiLLERS
03. NON TiE-UP
04. ぴょ
05. BUDOKANもしくはTAMANEGI
06. Bye-Bye Show
07. オーケストラ
08. beautifulさ
09. BiSH-星が瞬く夜に-

ExWHYZ

・xANADU(BiSHWHYZ Ver.)
01. NON TiE-UP(BiSHWHYZ Ver.)
02. BLAZE
03. Obsession
04. FIRST STEP
05. Shall We
06. You & Me
07. メトロノーム
08. ANSWER
09. Des Speeching
10. STAY WITH Me
11. Everything

※記事初出時、一部曲名に誤りがありました。お詫びして訂正します。

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