さとうほなみ、劇団・□字ックの新作公演で主演

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ゲスの極み乙女のほな・いこか(Dr)ことさとうほなみが11月に東京・シアタートラム、愛知・穂の国とよはし芸術劇場プラット、大阪・扇町ミュージアムキューブで上演される舞台「剥愛(仮)」で主演を務める。

さとうほなみ

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この作品は、山田佳奈が主宰する劇団・□字ックの新作公演。片田舎の集落にある剥製師の工房を舞台に、正義の在り方が多面的であるために他者の正義が糾弾されるという現代社会の問題を描く。

主人公の「出戻り長女」役を演じるさとうのほか、「寡黙な次女」役で瀬戸さおり、「工房に転がり込む男」役で山中聡、「軽度知的障害を持つ甥」役で岩男海史、「近所の独居女性」役で柿丸美智恵、「剥製師の父」役で吉見一豊が出演。この6名が□字ックの作品に参加するのは初となる。

さとうほなみ コメント

今作のプロットを読ませていただいた時、これは自分がいま向き合うべき作品で「出逢ってしまった」と感じました。登場人物は皆、どこか全員加害者であり被害者でもある。黒いものを抱えていて、消化できずにいる。でもそれがこの作品での日常生活。
わたしは「タイトル、拒絶」がすごく好きで、お人柄も素敵な山田佳奈さんとご一緒出来るのが心から嬉しいです。そして面白い役者さんが揃い踏みで、これはきっと役者としてギリギリな精神状態になるんだろうな(笑)。そしてギリギリであればあるほど今作は映えるんだろうなーなどと思いつつ…。
わたし自身すごく楽しみにしております。

山田佳奈 コメント

劇団での新作公演として、何を上演すべきか。時代が新しく移り変わっていく中で、作家としての意識や生活の優先順位も変わりつつある現在、ずっとあたためていた題材である「剥製師」の物語を描こうと思いました。生きていく上で何を指針としたら良いのだろうと、変化している部分と譲れないもの。それは死後の動物の皮を剥ぎ、生命を吹き込み直す職業が置かれている状況とも少なからず遠くない気がしていて、どういう手癖で物語に息を吹き込むか明確に定まってないところもありますが、わたしなりに考えて挑んでみたいと思います。また、さとうほなみさんをはじめ、魅力的な俳優陣に集っていただくことができました。月並みな言葉になってしまいますが、どのような化学反応が起きるのか。楽しみでなりません。

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世田谷パブリックシアター提携 □字ック第十五回本公演「剥愛」(仮)

2023年11月10日(金)~19日(日)東京都 シアタートラム
2023年11月22日(水)~23日(木)愛知県 穂の国とよはし芸術劇場プラット
2023年11月25日(土)~26日(日)大阪府 扇町ミュージアムキューブ
<出演者>
さとうほなみ / 瀬戸さおり / 山中聡 / 岩男海史 / 柿丸美智恵 / 吉見一豊

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