タイトル未定、LIQUIDROOMバンド編成ワンマンは大成功!“未定バンド”と届けた鮮やかな「音色」

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タイトル未定のワンマンライブ「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」が3月20日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」の様子。

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「何者かになろうとしなくていい。 何者でもない今を大切に。」というコンセプトを掲げ、北海道札幌市を拠点に活動する4人組アイドルグループ・タイトル未定。透明感の中に情感を漂わせたような楽曲、歌声で徐々に人気を広げ、今年2月に地元の北海道・Zepp Sapporoでワンマンライブを成功させた彼女たちは、勢いそのままにLIQUIDROOMのステージへ。2021年7月のデビュー1周年公演以来となるバンドセットでのパフォーマンスに挑戦し、新たにバイオリンを加えた特別な編成、アレンジでカバーや新曲を含む多彩な楽曲を届けた。

「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」の様子。

フロアを埋めるファンの期待が渦巻く中、ライブの幕開けを飾った楽曲は「最適解」。幻想的なSEに包まれながら4人が観客の前に姿を現し、ステージ上で輪を描くようにしてスタンバイすると、ピアノの繊細な音色が流れ始める。アイドルを目指して上京する少女の思いをつづった語りを感情を込めて響かせ、伸びやかな歌声で「届け」と歌うメンバーの姿に、一瞬にして観客の心が奪われた。続いて彼女たちが「一緒に楽しんでいきましょう!」と煽りつつ、疾走感あふれるナンバー「主題歌」を披露すると、フロアからクラップやコールが沸き起こり、場内のボルテージが一気に上昇。“未定バンド”、通称“MB”の演奏が4人のパフォーマンスにいつも以上の説得力を生み出していく。1人ずつ自己紹介する最初のMCでは、フロアを見渡して早くも感極まった様子の冨樫優花が「こんな景色を見られると思ってなかったです…‥。今日は最後まで全力で精いっぱい歌うのでよろしくお願いします」と目に涙を浮かべながら意気込みを口にした。

「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」の様子。

次のブロックでは“未定バンド”の巧みな演奏によって、清涼感あふれるナンバー「蜃気楼」がボサノバ風の軽やかな楽曲に生まれ変わる。力強く歌い上げるメンバーの姿が印象的な「薄明光線」は、バイオリンの音色を強く効かせたより情緒的なアレンジに。同じようにエモーショナルな空気感をまとう「綺麗事」も、ピアノとバイオリンのみのバラード風のシンプルな音数で披露され、観客の心を曲の世界観にいつも以上に深く浸らせた。

「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」の様子。

「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」の様子。

フロアをしっとりとした雰囲気で満たしたタイトル未定は、ここからアッパーな楽曲を畳みかけて場内の空気を一変させる。まず、4人は今年2月にスプリットシングルをリリースするなど、何かと親交の深いfishbowlの代表曲「熱波」をカバー。昨年の「アイドル楽曲大賞」で1位に輝いた、アイドルファンに人気の高い1曲を見事に歌い踊り、フロアを勢いよくヒートアップさせた。曲に合わせて一斉に飛び跳ねた観客は、続くサマーチューン「夏のオレンジ」で腕を左右に振ったり、メンバーの歌に呼応するように「Wow oh oh oh oh oh」と声をそろえたりと、会場全体を飲み込む高揚感に身を任せていく。ライブの定番曲「鼓動」でも、息の合ったクラップやシンガロングによって場内が強固な一体感と感動的なムードで包まれた。

ライブが終盤に差しかかった頃、メンバーは1人ひとり自身の胸の内を話し始める。4人のうち、最後に挨拶を述べた谷乃愛は「今、後半戦なんですけど、大成功と言っていいくらい本当に楽しい時間だなって思います」と今回のライブの成功を確信しつつ、「東京遠征を何度もさせてもらっているのも当たり前のことじゃないし、みんなと会えてるのも当たり前のことじゃないんですよ。だから一瞬一瞬を噛み締めて、これからもいろんな瞬間をともに生きていけたらいいなと思います」と声を震わせながらファンに語りかけた。そして「なんかしんみりしちゃったんで……ちょっと煽っていい!?」と切り出した谷の煽りで、会場のテンションが再びアップ。4人は「青春群像」の曲中に「みんな、いつもありがとう!」と感謝の気持ちを叫び、続く「灯火」では温もりのある優しい歌声を響かせた。

「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」の様子。

「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」の様子。

ここまで計14曲を披露したタイトル未定は、“未定バンド”のメンバーを見送ると、4月18日に同時リリースする全国流通シングル「花」「栞」より、その表題曲2曲をメンバーだけで初パフォーマンス。「オリコントップ10とります!」と目標を声に出して表明したのち、北海道の壮大な風景を想起させる「花」、山崎あおいが提供した「栞」を丁寧に歌い上げた。そしてラスト、4人は再び“未定バンド”を交え、未来への期待感に満ちたナンバー「未完成のパレード」を披露。曲の終わりに勢いよくジャンプし、心地よい余韻を残してステージをあとにした。

この日のライブで初披露された新曲のうち「花」は各音楽配信サイトおよびストリーミングサービスで先行配信中。YouTubeではこの曲のミュージックビデオが公開されている。また、「花」は日本テレビ系「バズリズム02」4月度のオープニングテーマに使用されることが決定している。

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タイトル未定「タイトル未定 ワンマンライブ 東京『音色』BAND SET 恵比寿LIQUIDROOM」2023年2月20日 LIQUIDROOM セットリスト

01. 最適解
02. 主題歌
03. 蜃気楼
04. 薄明光線
05. 黎明
06. 六花
07. 綺麗事
08. 熱波
09. 夏のオレンジ
10. 溺れる
11. 鼓動
12. 僕ら
13. 青春群像
14. 灯火
15. 花
16. 栞
<アンコール>
17. 未完成のパレード

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タイトル未定 @MiteiTitle

音楽ナタリーさん素敵なライブレポートありがとうございます♪😊

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#タイトル未定
#音色

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