TENDRE、ツアーファイナルのZepp DiverCityで親子3人が夢の共演

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TENDREが昨日11月21日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO) でライブツアー「TENDRE『PRISMATICS』Release One-Man Tour 2022」のファイナル公演を開催した。

左からTENDRE、河原秀夫氏、河原厚子氏。

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TENDREが2ndフルアルバム「PRISMATICS」を携え、10月より11月にかけて全国6会場を回ったこのツアー。ファイナル公演は松浦大樹(Dr)、高木祥太(B)、小西遼(Sax)、AAAMYYY(Cho)、宮川純(Key)、松井泉(Per)をサポートメンバーに迎えた7人編成で行われた。

TENDRE

ステージに姿を現したTENDREは、グルーヴ感のあるナンバー「FANTASY」でライブを開始。オーディエンスは心地のいいビートに身を委ねて自由に体を揺らし、場内はたちまちダンスフロアと化した。その後TENDREは鍵盤の前に立ち、「RIDE」「LIGHT HOUSE」と楽曲を次々と披露。バンドメンバーと芳醇なアンサンブルを紡いでオーディエンスを楽しませ、「crave」ではベースを中心とした艶やかなサウンドに恋焦がれるような熱っぽい歌声を重ねた。

「TENDRE『PRISMATICS』Release One-Man Tour 2022」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。

7人の音色が複雑に美しく絡み合った「DISCOVERY」を経て、TENDREはギターを手に持ち「MISTY」を熱を込めて演奏。「OXY feat. AAAMYYY」ではTENDREとAAAMYYYの歌声が重なり合い、神秘的な雰囲気を伴って響き渡った。「CLOUD」ではメロディアスなサックスの音色を中心としたアンサンブルと穏やかな歌声がドリーミーな世界へとオーディエンスを誘う。さらにTENDREは軽やかに鍵盤を鳴らし、「NOT EASY」をゆるやかに歌い上げた。

「TENDRE『PRISMATICS』Release One-Man Tour 2022」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。

アップテンポのナンバー「HAVE A NICE DAY」の演奏が始まると、TENDREは「本当はギターを持つ予定だったんですけど、もういらないわ!」とステージを歩き、ハンドマイクで楽しげに歌う。そんなリラックスした雰囲気をまとったまま、彼は「SUNNY」で弾むような鍵盤の音色を響かせ、「(ステージの)こっち行ったりあっち行ったり、楽しい! 初めてですね!」と無邪気な表情を浮かべた。TENDREはツアーを振り返り、「終わってしまうのは寂しい。アルバムは作って終わりではなくて、ライブで実際に届けてこそ完成する」と名残り惜しそうに話す。そして彼はフロアを見渡し、「意外と何にでもなれるんだなって。さっきみたいに楽器を弾かずに歌ってみたり、そういうのもやってみないとわからない。やってみてダメだったらまた変えればいい。TENDREを帰ってくる場所にしてもらえたらうれしいなと思います。これからも何とぞよろしくお願いいたします」とオーディエンスに伝えた。

TENDRE

ライブ終盤、TENDREは鍵盤を中心としたシンプルなアンサンブルに乗せて「HOPE」をそっと歌唱したあと、そのまま「hanashi」の演奏へ。衝動に身を任せるようなプレイをバンドメンバーと繰り広げ、「これで終わってしまうのか? 終わりたくないが それでも次のことが待ってる」と歌詞を変えてありのままの現在の心情を歌い上げた。最後にTENDREはアルバムのラストナンバー「PRISM」をドラマティックに演奏。最後の一音までじっくりと鍵盤を奏で、笑顔でステージを去って行った。

抱き合うTENDRE、河原秀夫氏、河原厚子氏。

アンコールを求める拍手に応えて再び登場したTENDREは「お母さん、お父さん!」とステージ袖に目を向ける。するとベーシストとして活動するTENDREの父・河原秀夫と、ジャズシンガーの母・河原厚子がステージに現れた。最新アルバムの収録曲「MOON」に河原秀夫がウッドベースでレコーディングに参加していることもあり、TENDREは「(家族との共演を)いつやるかって思ってたんですけど、今だなと思って」と話し、「来てくれてありがとう!」と父と母に感謝の思いを述べた。TENDREが「しゃべってもいいよ」と促すと、河原厚子は「いや、止まらなくなるから。でも本当にすごく幸せ。うれしい。私はTENDREのすごいファンで。私の知ってる太朗じゃない!」と明るさたっぷりに話す。TENDREに「シャイな人」と紹介される河原秀夫も「こういう機会を設けてくれて本当にうれしいです」と顔をほころばせた。まず3人はチャールズ・チャップリンの名曲「SMILE」をカバー。母と子の温かな歌声が重なり合い、父の優しいウッドベースが寄り添うように鳴り響く。そして3人はアルバムから「MOON」を披露。音源にも収録されている深みのあるウッドベースで楽曲が始まると、TENDREは「本物だ!」とうれしそうに声を弾ませた。3人はお互いの音をよく聴きながら、楽しそうにじっくりと音を紡ぐ。演奏し終え、ステージ上でギュッと抱き合う3人をオーディエンスの大きな拍手が包み込んだ。

「TENDRE『PRISMATICS』Release One-Man Tour 2022」東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の様子。

父と母がステージを去ったあと、TENDREは感慨深げな様子で「この気持ちをどうしよう……音楽にするしかないですね。これが俺の人生です」と述べ、最後に「LIFE」をパフォーマンス。ハンドクラップを浴びながら優しい歌声を届けたあと、「またパワーアップして帰ってきます。来年もよろしく!」と晴れやかに述べてツアーを締めくくった。

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TENDRE「TENDRE『PRISMATICS』Release One-Man Tour 2022」2022年11月21日 Zepp DiverCity(TOKYO) セットリスト

01. FANTASY
02. RIDE
03. LIGHT HOUSE
04. crave
05. DISCOVERY
06. MISTY
07. OXY feat. AAAMYYY
08. CHOICE
09. CLOUD
10. NOT EASY
11. DOCUMENT
12. HAVE A NICE DAY
13. SUNNY
14. HOPE
15. hanashi
16. PRISM
<アンコール>
17. SMILE~MOON
18. LIFE

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風のため息🫧 @Kaze0614tameiki

あったかい人柄がにじみ出でいます☺️
#TENDRE
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