日向坂46、ハッピーな笑顔に満ちたツアー完走!四期生も合流し新たな一歩

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日向坂46の全国ツアー「Happy Smile Tour2022」が、昨日11月13日に東京・国立代々木競技場第一体育館で千秋楽を迎えた。

日向坂46「Happy Smile Tour2022」の様子。(撮影:上山陽介)

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日向坂46総勢32名が並ぶステージ。(撮影:上山陽介)

9月10日に愛知・Aichi Sky Expoで幕を開け、全国4都市で合計8公演にわたって行われた今回のツアー。初日に告知された8thシングル「月と星が踊るMidnight」は10月26日にリリースされ、11月12、13日の東京公演にはこのシングルより参加している四期生メンバー12名も登場した。また、左肩痛でツアー直前から活動を休止していた潮紗理菜も東京公演より活動を再開。体調不良で休養中の宮田愛萌を除く32人がステージにそろった。

日向坂46(撮影:上山陽介)

日向坂46(撮影:上山陽介)

開演直前の恒例となっているメンバーによる影ナレは、齊藤京子と復帰した潮が担当。2人でライブの注意事項をアナウンスしたのち、会場に集まったおひさま(日向坂46ファンの呼称)に向けて「ツアーファイナル、盛り上がっていくぞー!」と発破をかけた。カラフルでポップなオープニングムービーから一転、怪しげな光を放つステージ上にフードを被ったメンバーのシルエットが浮かぶ。メンバーが拳を突き立てると円形の光にヒビが入り、やがて光は粉々に。ミステリアスな雰囲気の中、ライブは「My fans」で幕を開けた。メンバーは1人ずつフードを取って顔を見せていくが、そこに笑顔はなくシリアスな表情。笑顔に満ちたいつものライブとは違うオープニングとなったが、中にはライブの楽しさをこらえきれないのか、自然と笑顔が漏れてしまうメンバーの姿も見られた。均等に8分音符を刻む怪しげなシンセベースが鳴り響き、キックの音が重なるとメンバーは一斉に妖艶なダンスを踊る。フード衣装を脱ぎ捨て、白い衣装にチェンジした日向坂46はアリーナをぐるりと囲む花道に駆け出すと「NO WAR in the future2020」を披露した。日向坂46ライブの起爆剤としてお馴染みのディスコチューン「キツネ」では、一期生から三期生の合計20人が1人ずつ2小節のソロダンスを披露し、最後はかわいく決めポーズ。冒頭からの見応えあるパフォーマンス3連発に、会場のおひさまたちは大興奮でペンライトを振った。

挨拶する佐々木久美(中央)。(撮影:上山陽介)

「『Happy Smile Tour2022』ファイナルへようこそー!」と挨拶したキャプテン佐々木久美は、「あっという間にこの日が来てしまいましたけど……熱気がすごいね」と会場の熱狂ぶりに思わず大興奮。生配信でライブを見守る全国各地のおひさまにも笑顔を送り、「このツアーは宮田愛萌がお休みになっちゃったんですけど、愛萌の分まで魂全員分でがんばってまいります」とライブへの意気込みを伝えた。小坂菜緒は「今年のツアーは今日が最後なので、会場にいらっしゃる皆さんも、配信を観ている皆さんも、たくさん笑顔になってもらえたら」とコメント。ここで突然、ステージ下手に虫が出るというハプニングが発生。メンバーは驚きつつも「虫界のおひさまじゃない?」「代々木公園からライブ観たいなと思って来ちゃったんだね」とポジティブかつのどかな会話で盛り上がった。上村ひなのは「今回のツアーは皆さんとの距離が近くて表情がよく見えるんですよ。遠くのほうの皆さん、油断してないですか? 配信の皆さん、油断してないですか? 」とおひさまに注意を促し、「がんばるなのちゃん」と決めゼリフ。キャプテン佐々木は「このツアーをもっと楽しくする呪文があるんですけど……」と、今回のツアーで“呪文”としてつぶやいているフレーズ「ハッピーチャチャチャ、スマーイル! ピロピロピロピロー」を伝授し、声を出せないおひさまには「チャチャチャ」のリズムで手拍子を鳴らすよう呼びかけた。

「君のため何ができるだろう」を歌う金村美玖(左)と丹生明里(右)。(撮影:上山陽介)

ポーズを決める日向坂46四期生。(撮影:上山陽介)

日向坂46四期生(撮影:上山陽介)

息の合った「チャチャチャ」の手拍子を浴び「今日が間違いなく楽しい日になることがこれで確約されました」と、日向坂46はライブを再開。可憐なBGMに乗せて手を振りながら花道を歩き、後方のステージまで移動すると、まずは一期生の9人が「耳に落ちる涙」を披露。続いて二期生の金村美玖、河田陽菜、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひより、松田好花、三期生の上村の計7人で、ハート柄の小さな傘を手に「君のため何ができるだろう」をパフォーマンスした。再び三期生までの全員が集い、憂いを帯びた表情の小坂が中央に立つと、今年6月に発売された7thシングル「僕なんか」へ。花道に広がり、切ない表情とダンスで楽曲の世界観を表現した。「飛行機雲が出来る理由」では大きな紙飛行機がステージを横切り、メンバーは雲が投影されたステージ上に腰掛けて歌う。「君しか勝たん」では笑顔の口元をかたどったパネルを手に満面の笑顔を見せた。「君しか勝たん」でセンターを務めた加藤史帆が「続いては、皆さんお待ちかねのこの方たちの登場でーす」と告げると、ステージには日向坂46四期生12人の姿が。純白の衣装を着た四期生たちは名前、出身地、年齢が書かれた紹介映像をバックに1人ずつダンスパフォーマンスを披露し、最後は全員で右手を「ヒ」の形にする日向坂46ポーズを決める。そして最新シングル「月と星が踊るMidnight」TYPE-Bのカップリング曲として収録された最初のオリジナルソング「ブルーベリー&ラズベリー」でフレッシュな魅力をアピールした。

「その他大勢タイプ」を歌う富田鈴花、金村美玖、影山優佳、上村ひなの。(撮影:上山陽介)

「10秒天使」を歌う東村芽依、松田好花、佐々木美玲、河田陽菜。(撮影:上山陽介)

石塚瑶季、岸帆夏、小西夏菜実、清水理央、正源司陽子、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、渡辺莉奈の四期生12人は改めて1人ずつ自己紹介。キャプテン佐々木は総勢32名が横1列に並ぶ圧巻の光景に「こんなに長くなっちゃって……」と感嘆の声を漏らした。四期生を送り出すと、松田は「京都府出身、23歳の松田好花です!」と四期生に負けじとフレッシュに自己アピール。前日からようやくツアーに合流できた潮は、遅れをとって不安を抱える中、佐々木美玲から夜に「不安なことがあったら確認しよう、迷惑なことじゃないんだよ」と声をかけてもらったことで不安もなく全力でライブを楽しめていると満面の笑顔を浮かべた。再び全員で「ハッピーチャチャチャ、スマーイル!」と呪文を唱え、ライブは後半戦へ。影山優佳、金村、富田、上村の4人による「その他大勢タイプ」、美玲、松田、河田、東村芽依の4人による「10秒天使」と最新シングルに収められたユニット曲が連続で披露され、さらに上村、高橋未来虹、森本茉莉、山口陽世の三期生4人が黄色い衣装に着替えてユニット曲「ゴーフルと君」をパフォーマンス。ここに白い衣装の一期生、水色の衣装の二期生が合流し、1stシングル「キュン」が歌われた。

復帰を果たした潮紗理菜(中央)。(撮影:上山陽介)

日向坂46(撮影:上山陽介)

齊藤京子(撮影:上山陽介)

「懺悔大会、始まるよー!」という潮の声からスタートしたのは、潮が初めてセンターを務める一期生の楽曲「真夜中の懺悔大会」。潮は大サビで投げキッスを決めた。続く二期生のユニット曲「恋した魚は空を飛ぶ」は楽曲に合わせて照明がカオスなムードを作り上げる。再度全員がそろうと「アディショナルタイム」「ってか」を連続で披露した。ここで場内は暗転し、メインステージの巨大スクリーンに1stシングル「キュン」から7thシングル「僕なんか」までのフォーメイーション発表の様子やライブ映像、ミュージックビデオ撮影の様子などが順を追ってダイジェストで流れ、8thシングル「月と星が踊るMidnight」に到達すると、センターを務める齊藤の顔が大映しに。この間にまたも衣装をチェンジした日向坂46は、齊藤を軸にしたフォーメーションで「月と星が踊るMidnight」をパフォーマンスした。星空の映像をバックに歌われた「知らないうちに愛されていた」は、本来おひさまとのシンガロングを楽しむために作られた楽曲。キャプテン佐々木は「いつかみんなでまた歌える日のことを思いながら、この曲を心の中で歌って、そして一緒に踊ってください」と呼びかけ、メンバー全員で声をそろえて「Woh oh oh oh」と合唱。おひさまたちは日向坂46の歌声に合わせてペンライトを左右に大きく振った。

巨大な虹が発生した国立代々木競技場第一体育館。(撮影:上山陽介)

日向坂46「Happy Smile Tour2022」の様子。(撮影:上山陽介)

日向坂46(撮影:上山陽介)

アンコールに応えてTシャツ姿で再登場した日向坂46は、花道に駆け出し「アザトカワイイ」を元気にパフォーマンス。後方ステージに集合したメンバーは、8公演におよんだツアーについて振り返る。齊藤は「思えばこのツアーの初日に『月と星が踊るMidnight』でセンターを務めることを発表をしたので、無事に千秋楽を迎えられたのは感慨深いものがあるというか……このツアーは私にとって大切な思い出になりました」と実感のこもった言葉を残し、ツアー初日に「月と星が踊るMidnight」を披露した際に緊張で思わず泣きそうになってしまったところ、丹生から腰をポンと叩かれたことにジーンと来たと裏話を明かした。キャプテン佐々木は改めて満員の会場を見渡しながらおひさまに感謝の思いを伝えつつ「私、皆さんが作る“アレ”が大好きなんですよね……」とつぶやくと、察しのよいおひさまたちは一斉にペンライトを灯し、国立代々木競技場第一体育館に巨大な7色の虹を作り上げる。大喜びの日向坂46はそれぞれペンライトを1本握って花道へと移動し、メンバーも虹の一部となって「JOYFUL LOVE」を歌った。さらに日向坂46はもう1曲、グループの歩みを歌う「日向坂」を届け、花道を行進してツアー千秋楽の幕を下ろした。最後は四期生も合流し、横1列に並んで「ヒ」ポーズ。キャプテン佐々木は「33人になりました日向坂46ですが、おひさまの皆さんに支えられて、こんなに大きなグループとして新しい一歩を踏み出していくことができます。これから先も皆さんとのライブという時間を大切にしながら1歩1歩前進していきたいと思います。おひさまの皆さん、これからも日向坂46のことを大好きでいてくれますか? 私たちも本当に本当に皆さんのことが大好きです! 『Happy Smile Tour』無事完走できました!」と元気に締めくくった。

なお12月17、18日には東京・有明アリーナにて、日向坂46の2022年を締めくくるクリスマスライブ「ひなくり2022」が開催される。

※高橋未来虹の「高」ははしご高が正式表記。

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日向坂46「Happy Smile Tour2022」2022年11月13日 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト

01. My fans
02. NO WAR in the future2020
03. キツネ
04. 耳に落ちる涙
05. 君のため何ができるだろう
06. 僕なんか
07. 飛行機雲が出来る理由
08. 君しか勝たん
09. ブルーベリー&ラズベリー
10. その他大勢タイプ
11. 10秒天使
12. ゴーフルと君
13. キュン
14. 真夜中の懺悔大会
15. 恋した魚は空を飛ぶ
16. アディショナルタイム
17. ってか
18. 月と星が踊るMidnight
19. 知らないうちに愛されていた
<アンコール>
20. アザトカワイイ
21. JOYFUL LOVE
23. 日向坂

日向坂46「ひなくり2022」

2022年12月17日(土)東京都 有明アリーナ
2022年12月18日(日)東京都 有明アリーナ

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