KOTORIが“親戚”くるりとDREAM MATCH「バンドやっててよかったです」

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KOTORIが10月に全国5都市のZeppを回るツアー「DREAM MATCH 2022」を開催した。この記事ではゲストとしてくるりが出演した、10月21日の東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演の模様をレポートする。

KOTORIと岸田繁(Vo, G)。(photo by Masanori Fujikawa)

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くるり(photo by Masanori Fujikawa)

岸田繁(Vo, G)(photo by Masanori Fujikawa)

先攻のくるりは力強い歌い出しと迫力のあるサウンドが印象的な「街」を1曲目にセレクト。息の合ったグルーヴで貫禄を見せつけたあと、MCで岸田繁(Vo, G)が本公演のオファーについて「3文字のバンドということで呼んでもらって、親戚のお兄さん的な感じでやってまいりました」とフランクな口調で述べた。ループするフレーズが特徴の「ばらの花」はギターが要所要所でエネルギッシュなフレーズにアレンジされ、よりバンドのグルーヴが強調された演奏に。岸田がアコースティックギターを手に奏で始めたのは「ハイウェイ」。彼は繊細なメロディに柔らかな歌声を重ねて、オーディエンスの体を揺らす。人気曲「琥珀色の街、上海蟹の朝」では岸田がキレのいいラップを紡ぎ、豊かな表現力を提示した。

佐藤征史(B)(photo by Masanori Fujikawa)

9月に配信リリースされたKOTORIのシングル「こころ」をプロデュースした岸田。彼はKOTORIについて、「若いバンドってどんなんやろと思ったけど、いい子らすぎて自分らの若い頃を悔いましたね。それくらいめちゃくちゃいい子ら。僕らもこれからいい子としてがんばります」と語った。その後、くるりはみずみずしいナンバー「ロックンロール」、リズミカルなビートの「everybody feels the same」とアッパーな楽曲を並べて場内の温度を上昇させる。最後に岸田が「どうもくるりでございました。この次はKOTORIさんでございます。ゆっくりと私もライブを楽しもうと思ってます」と挨拶し、バンドは「潮風のアリア」を披露。会場に静かな余韻を残してKOTORIにバトンを渡した。

KOTORI(photo by Masanori Fujikawa)

横山優也(Vo, G)I(photo by Masanori Fujikawa)

くるりとは約18年の活動歴の差があるKOTORIだが、彼らは緊張やプレッシャーを感じさせない晴れやかな表情で16曲をパフォーマンスした。KOTORIは青春感のある「GOLD」でライブの口火を切ると、細川千弘(Dr)のドラミングが冴える「1995」、フレッシュな「unity」を勢いよく連投。横山優也(Vo, G)はくるりとの対バンについて「日頃のご褒美ですよね。まさに、“DREAM MATCH”という感じで。くるりのライブを初めて観た場所がここだったんで、そのときの自分に教えてやりたいですね」と興奮した面持ちで語った。その後KOTORIは2017年リリースの1stアルバム「kike」に収録された人気曲「トーキョーナイトダイブ」に続けて、今年8月に配信リリースされた「ツバメ」を演奏。ここまで披露された7曲とは質感の異なる柔らかな音色に、横山がエモーショナルな歌声を重ねた。

細川千弘(Dr)I(photo by Masanori Fujikawa)

佐藤知己(B)(photo by Masanori Fujikawa)

この日のハイライトとなったのは、岸田がギタリストとしてゲスト参加した「こころ」のパフォーマンス。KOTORIはこの曲を制作するまで、楽器の音を録音し、先に細かい部分まで詰めてからボーカルを乗せるスタイルで楽曲を作っていたという。しかし「こころ」では、岸田の「歌をメインにして作ろう」というアドバイスをもとに歌から制作を進めた。そうして完成した「こころ」を、KOTORIは伸び伸びと演奏し、岸田は楽しげな様子でギターをかき鳴らした。熱いコラボレーションを終え、岸田を見送った横山は「マジヤバすぎでしょ。バンドやってると本当にこんなことがあるんですね……」としみじみひと言。さらに「自分で言うのもなんですけど、僕ら岸田さんとけっこう仲良くなって。下ネタもたくさん話すくらい(笑)。そんな中で僕らは“エロ小僧たち”と呼ばれてまして。上坂(ギター / コーラスの上坂仁志)はレコーディングのとき、岸田さんに『童貞がキレまくった感じでいったれ!』と言われていて、今日俺らにできることはそれだと思いました。“ブチギレ童貞、エロ小僧の逆襲”、そういうライブを今日はやります!」と意気込んだ。

上坂仁志(G, Cho)I(photo by Masanori Fujikawa)

そしてKOTORIは「RED」で徐々にギアを上げ、人気曲「ジャズマスター」「素晴らしい世界」を熱演。躍動感あふれるパフォーマンスで観客をエキサイトさせた。場内に熱気が渦巻く中、横山が「バンドやっててよかったです。これからもよろしくお願いします」と感慨深げに語り、KOTORIはスケール感のある「We Are The Future」をプレイしてステージをあとにした。

アンコールでは横山がくるりのMCの滑らかさを絶賛しつつ、最後にKOTORIはリバーブが効いたボーカルが印象的な「YELLOW」を披露し、感動的なムードを漂わせてライブを終えた。

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KOTORI「DREAM MATCH 2022」2022年10月21日 Zepp DiverCity(TOKYO) セットリスト

くるり

01. 街
02. 東京
03. ばらの花
04. ハイウェイ
05. 八月は僕の名前
06. 琥珀色の街、上海蟹の朝
07. ロックンロール
08. everybody feels the same
09. 潮風のアリア

KOTORI

01. GOLD
02. 1995
03. unity
04. ラッキーストライク
05. 春一番
06. オリオン
07. トーキョーナイトダイブ
08. ツバメ
09. 羽
10. こころ
11. RED
12. EVERGREEN
13. ジャズマスター
14. 素晴らしい世界
15. We Are The Future
<アンコール>
16. YELLOW

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Japan Music System @JMS_official

【KOTORI】
10月21日、東京・Zepp DiverCityにて対バンにくるりを迎え行われた『DREAM MATCH 2022』のライブレポートがナタリーにて公開!

KOTORIが“親戚”くるりとDREAM MATCH「バンドやっててよかったです」
https://t.co/43Itf2pp2F

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