尾崎世界観、長谷川カオナシ、門出船出が真夏の野外で競演!ヨネダ2000の漫才に“世界観”登場

尾崎世界観クリープハイプ)の弾き語りイベント「尾崎世界観の日 特別篇2022」が8月10日に東京・上野恩賜公園野外ステージで開催された。

尾崎世界観(撮影:関信行)

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門出船出(撮影:関信行)

「尾崎世界観の日」は“尾崎自身が共演したい人を呼ぶ”というコンセプトのもと不定期で行われてきたイベントで、上野恩賜公園野外ステージにて実施されるのは「尾崎世界観の日 特別篇 2017」以来およそ5年ぶり。今回は尾崎をはじめ、長谷川カオナシ、門出こと小川幸慈、船出こと小泉拓で構成される門出船出と、クリープハイプの全員が出演。さらにお笑いコンビ・ヨネダ2000も登場し、“四者四様”のパフォーマンスを繰り広げた。

長谷川カオナシ(撮影:関信行)

厳しい暑さの中、セミの鳴き声が響き渡る野外ステージでは、観客が団扇を扇ぎながら開演を心待ちにする。すると突然「世にも奇妙な物語」のテーマソングが流れ始め、門出船出が駆け足でステージに現れた。門出は白いポロシャツ、船出は赤いポロシャツを着用してそろいのハーフパンツを履いている。これが門出船出のユニフォームだ。持ち場に着いた2人は祝祭感あふれる「こりゃめでてぇな2022サマー」でライブをスタート。門出の「めでたいところにやってくる門出船出です! 皆さんを祝っていけたらと思います」という威勢のいい挨拶のあと、ヘビーなビートの「KORYAMEDETEEENA」では「こりゃめでてー」というフレーズが繰り返され、会場は歓喜に満ちあふれた。門出は「『尾崎世界観の日』に呼んでいただけてすごくうれしかったです。またいつか会えたらいいですね」と観客との再会を願い、船出もうれしそうにうなずく。名残惜しそうな表情の2人は「ユニフォーム」でハツラツとしたボーカルを響かせ、門出船出の存在感を強く打ち出してステージ袖へと駆けて行った。

ヨネダ2000(撮影:関信行)

頭に狐のお面を着けたカオナシは足早にステージに登場し、キーボードの前に着席。この時期にぴったりの軽やかなサマーチューン「刹那の夏」を1曲目に届ける。「『尾崎世界観の日』すごく出たかったのでうれしいです。がんばります」と意気込んだカオナシは、「AT アイリッド」で美しい旋律を奏でると、「僕の居ない明日に吠え面かきやがれ」を跳ねるようなリズムに乗せて歌唱。ひと息ついたところで、今年始まったコラム連載「レトロゲーム喫音堂(きつねどう)」をちゃっかり宣伝し、「これだけは言いたくなかったんですけど……」とためらいながらも、「YouTubeの登録をよろしくお願いします」と自身のYouTubeチャンネルについてもアピールした。短いトークが終わったところで、さらなる熱気を呼び込むように「火まつり」が披露され、「朝にキス」「買いもの」では彼の切々とした歌声が響き渡った。そしてカオナシは「月の逆襲」で出番を終え、お面を外してさっそうと舞台を去った。

門出船出の門出。(撮影:関信行)

スタンドマイクの前に立ったヨネダ2000は、「自己紹介ソングを歌います」と前置きし、PUFFY「渚にまつわるエトセトラ」を歌唱。愛が「ちゃんとした自己紹介ソングを歌いましょう」と提案し、門出船出「ユニフォーム」をオマージュして「ユニフォームは青、緑。ヨネダ2000」と歌声を重ねた。その後、愛のへその位置をクイズにしたり、「電車に駆け込んだら弱冷房車だった人ー?」と問いかけるなど、さまざまな質問で観客との距離を縮めていく。会場の空気が和らいだところで、彼女たちは代表ネタとも言える「どすこい」を披露。ネタ中には誠が「オレンジ」「憂、燦々」を歌う尾崎や、「U.S.A.」のKENZO(DA PUMP)に扮し、音楽ファンの笑いを誘った。

門出船出の船出。(撮影:関信行)

少しずつ日が傾き始め、涼しい風が吹き抜けるステージにはオーガナイザーの尾崎が登場。スツールに腰掛けアコースティックギターを肩から下げると、「ナイトオンザプラネット」で自身のライブを始めた。続いてウェスタン調のショートソング「なぎら」を軽やかに披露したあと、「自分の事ばかりで情けなくなるよ」「誰かが吐いた唾が キラキラ輝いてる」では哀愁を滲ませながら、力強くギターをストロークさせた。さらに尾崎はギター1本で次々と楽曲を披露していき、「キケンナアソビ」ではシャウトのようなボーカルやウィスパーボイスを響かせ、「風邪をひく日」で温もりあふれる歌声を届けてオーディエンスを惹き付けた。

長谷川カオナシ(撮影:関信行)

左から尾崎世界観、長谷川カオナシ、門出船出。(撮影:関信行)

すっかり日が暮れた頃、YUKIに提供した「百日紅」のセルフカバーや、クリープハイプのインディーズ時代の楽曲「ねがいり」と情感あふれるナンバーが畳み掛けられる。その後、新曲で切ないムードを演出した尾崎はゆっくりと口を開く。「弾き語りでのライブでこうやって集まってもらえるというのはうれしいことで。これからはめちゃくちゃ売れたいし、曲を作るからには聴いてもらいたい。ただ聴かれるんじゃなくて、誰にいつどこで聴いてもらえるかを大事にしていきたいと思います」と率直な思いを述べ、「観たい人がいてくれるなら、来年は必ずもっとでかいところでやることを約束します」とファンに誓った。そしてひと際感情を込めるように、クリープハイプファンに人気の高い「傷つける」、クリープハイプの原点とも言える「ex ダーリン」を届け、すべての曲目を終えた。「ありがとう」と深々と頭を下げる尾崎に対し、観客からは大きな拍手が送られた。

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「尾崎世界観の日 特別篇2022」2022年8月10日 上野恩賜公園野外ステージ セットリスト

門出船出

01. こりゃめでてぇな2022サマー
02. KORYAMEDETEEENA
03. ユニフォーム

長谷川カオナシ

01. 刹那の夏
02. AT アイリッド
03. 僕の居ない明日に吠え面かきやがれ
04. 火まつり
05. 朝にキス
06. 買いもの
07. 月の逆襲

ヨネダ2000

01. 漫才「どすこい」

尾崎世界観

01. ナイトオンザプラネット
02. なぎら
03. 自分の事ばかりで情けなくなるよ
04. 誰かが吐いた唾が キラキラ輝いてる
05. キケンナアソビ
06. 風邪をひく日
07. 百日紅
08. ねがいり
09. 新曲
10. 傷つける
11. ex ダーリン

※記事初出時より文章の一部を変更しました。

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