エビ中「ファミえん」2日目、雨のち晴れの大空に届けた“9人”の絆

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私立恵比寿中学の野外ワンマンライブ「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022」が、8月6日と7日に山梨・山中湖交流プラザきらら シアターひびきで開催された。

私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022」2日目の様子。

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私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022」2日目の様子。

3年ぶりの開催となった今年の「ファミえん」は2DAYSで行われ、名物とも言えるウォーターキャノンからの放水量も3年前の30tから70tに大幅アップ。2日目は急変する天候に翻弄されながらも、真昼の野外というシチュエーションを存分に生かした演出の数々でエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)を楽しませた。

私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022」2日目の様子。

2日目は会場内のウォーターキャノンが号砲のように高く水を打ち上げ、ライブのオープニングを告げる。病欠の小林歌穂を除くメンバー8人はパーカ風の衣装で登場し、1曲目「青春ゾンビィィズ」を熱唱。小久保柚乃のコールから始まった「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」に続き、「イヤフォン・ライオット」ではメンバーたちが花道へと進み出て、はつらつとした歌声を響かせた。

私立恵比寿中学

私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022」2日目の様子。

自己紹介のMCでは桜木心菜が、前日の帰りの車中で真山りかから怖い話を聞かされたせいで「寝られなかったんですよ!」と訴えるなど、2DAYS公演ならではのメンバー同士の微笑ましいエピソードも披露される。安本彩花と桜木がキレのあるラップを聴かせた「熟女になっても」、暑い夏にぴったりの「ほぼブラジル」といったナンバーに続き、「HOT UP!!!」ではウォーターキャノンが次々と噴射され、ファミリーもメンバーもびしょびしょに。ひときわずぶ濡れになった星名美怜は「柚乃が走るの遅いから、2人で残るって話だったのに!」と、共に花道に残るはずだった小久保から置いてけぼりを食らったことを暴露。涼しい表情を見せる小久保とのギャップでファミリーの笑いを誘った。

真山りか

好天に恵まれた2日目だったが、山の天気は移ろいやすく、ライブ中盤には強い雨が降り始める。「ナチュメロらんでぶー」「ハイタテキ!」「Bang Bang Beat」を歌い終えたあと、真山は「雨乞いしてるような気持ちになりました(笑)」と苦笑いを浮かべるが、その後の「いい湯かな?」では雨がぴたりと止んだ。真山は会場を見渡しながら「雨が止んで空が晴れました。また来年も、皆さんとこの景色を観たいなと思っています」と語り、笑顔を浮かべた。

かき氷をこぼす柏木ひなた(右端)。

会場を冷やす星名美怜。

太陽が再び顔を見せた空に「誘惑したいや」を高らかに響かせたあと、8人は前日に引き続き2グループに分かれ、かき氷を食べながらのMCへと突入した。前半は柏木ひなたと桜木、小久保、風見和香という組み合わせ。1日目のMC中に衣装にかき氷をこぼしたという柏木は、この日もイチゴ味のかき氷をこぼして衣装にピンク色の染みを作ってしまう。新メンバーが大騒ぎする中、柏木は「もういいや、こぼしたって。みんなで夏の思い出作ろう!」とベテランらしい開き直りを見せた。後半の真山、安本、星名、中山莉子のMCでは、星名が私物のハンディファンをファミリーに向けて私物のハンディファンで客席に向けて風を送るサービスを披露し、ファミリーをなごませた。

左から小久保柚乃、風見和香、桜木心菜。

ダンスバトルを繰り広げた風見和香(左)と真山りか(右)。

今回の「ファミえん」が初披露となった「エビ中出席番号の歌 その3」を歌ったあとのMCでは、メンバーがこの曲の制作時のエピソードを話す。ヒャダインこと前山田健一と各メンバーが直接話し合って作られたという歌詞について、中山は「みんなそれぞれお気に入りじゃない?」と思いを述べた。涼しげな風が吹き渡る中で「青い青い星の名前」「シンガロン・シンガソン」が披露されたあとは本編最後の楽曲「サドンデス」へ。間奏のダンスバトルは暑さに負けたメンバー全員がへたり込み「全員アウト」となる異例の展開に。気を取り直した8人が再開したバトルは、真山と風見の最年長VS最年少対決でフィナーレを迎えた。本編終了後には柏木がプロデュースを手がけるライブを4日間にわたって開催することを発表。新たな展開でファミリーの期待を高めた。

私立恵比寿中学

アンコールの始まりを告げる「matsuriture」に乗せて再びウォーターキャノンから大量の水が噴射され、「ファミえん」最後の盛り上がりを演出。「Go!Go!Here We Go!ロック・リー」に続く「元気しかない!」ではメンバーたちが花道や客席エリアを走り回り、放水銃や水風船でファミリーをずぶ濡れにしていく。「永遠に中学生」のアウトロでは8人が「ぽーちゃーん!」と欠席の小林に向けて叫び、エビ中の絆を感じさせるひとときとなった。

私立恵比寿中学

ジャンプするエビ中。

2日間にわたる「ファミえん」の最後を飾った曲は「なないろ」。中山の「この大きな空に向けて歌います」という言葉に続き、8人はまっすぐな歌声を湖畔の空に届けた。すべての曲を終えたエビ中は花道に進み出てファミリーに挨拶。ここで柏木が「やりたいことがあるんだけど……」と、メンバー全員で手をつないでのジャンプを提案。彼女の生声でのコールに合わせ、エビ中とファミリーは一体となってエンディングを迎えた。

つながるエビ中。

今回の「ファミえん」の模様は、10月23日(日)にフジテレビTWOで放送されることが決定。ライブ本編映像のほか、バックステージやリハーサルの様子などもオンエアされる。

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「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022」2022年8月7日 山中湖交流プラザきらら シアターひびき セットリスト

01.青春ゾンビィィズ
02.オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~
03.イヤフォン・ライオット
04.仮契約のシンデレラ
05.熟女になっても
06.ほぼブラジル
07.ラブリースマイリーベイビー
08.HOT UP!!!
09.ナチュメロらんでぶー
10.ハイタテキ!
11.Bang Bang Beat
12.いい湯かな?
13.誘惑したいや
14.明日もきっと70点
15.Anytime, Anywhere
16.YELL
17.エビ中出席番号の歌 その3
18.新未来センセーション
19.青い青い星の名前
20.シンガロン・シンガソン
21.サドンデス
<アンコール>
22.Go!Go!Here We Go!ロック・リー
23.元気しかない!
24.永遠に中学生
25.なないろ

フジテレビTWO「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2022 フジテレビTWO特別版」

2022年10月23日(日)20:00~21:30

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