マハラージャンと新しい学校のリーダーズ、独自のパフォーマンスで観客を日常から開放した初ツーマン

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マハラージャン新しい学校のリーダーズが出演したライブイベント「ライブナタリー “マハラージャン × 新しい学校のリーダーズ”」が6月28日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催された。

マハラージャン&バンドメンバーと新しい学校のリーダーズ。(Photo by MAYUMI)

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本公演はライブナタリーが主催したイベント。マハラージャンと新しい学校のリーダーズのツーマンライブはこれが初となった。

マハラージャン(Photo by MAYUMI)

先手のマハラージャンはバンドメンバーの皆川真人(Key)、まきやまはる菜(B)、澤村一平(Dr / SANABAGUN.)、小川翔(G)とともにステージに登場し、彼らしいファンク調のナンバー「何の時間」でライブをスタートさせた。疾走感あふれるロックチューン「僕のスピな人」が始まるとフロアから自然と手拍子が起こり、場内の熱量が高まっていく。ダンスナンバーが続いたのち投下されたバラード「eden」では、マハラージャンのソウルフルな歌声が響き渡った。

マハラージャン(Photo by MAYUMI)

マハラージャンは「闇夜にただようピンクターバン、マハラージャンです。今日は暑い中、ありがとうございます。皆さんに拍手です!」と挨拶。新しい学校のリーダーズについて「対バンできて光栄です。TikTokフォロワーが390万人。調べたら、モンゴルの人口よりも多いんです。そこに鳥取の人口を足しても勝てないんですよ!」とその人気ぶりを具体的な数字で表したあと「僕も実はTikTokのアカウントがあって、今日見てみたらフォロワー210人でした。新しい学校のリーダーズに付いていきたいと思います!」と話し観客を笑わせる。そして「このあとは激しい曲をやっていきます」と宣言した彼は「先に言って欲しかった」でギターを力強くかき鳴らし、サビで情熱的にシャウト。そのままテクノ調の「いうぞ」につなげ、トランシーな空間を作り上げた。

マハラージャン(Photo by MAYUMI)

終盤に披露されたのは、7月6日発売のアルバム「正気じゃいられない」より先行配信中の「その気にさせないで」と「君の歯ブラシ」。この2曲は連動した恋愛ソングで、一方では恋の高揚感、一方では別れた相手の歯ブラシで便器を磨くストーリーが歌われている。そんな新曲で観客を楽しませたマハラージャンは、最後にメジャーデビュー曲「セーラ☆ムン太郎」でフロアを沸かせ、新しい学校のリーダーズにバトンを渡した。

新しい学校のリーダーズ(Photo by MAYUMI)

チャイムが鳴り響き、新しい学校のリーダーズは登場するやいなや組体操のようなパフォーマンスを披露。SEに合わせて観客の手拍子を煽ると、そのまま1曲目「最終人類」になだれ込んだ。「マハラージャンパイセンとのツーマンにお越しいただきありがとうございます。今日は日常からの開放をみんなで味わいましょう」というSUZUKAの言葉を経て投下されたのは、強烈なビートのアップチューン「CANDY」。メンバーと観客は「Sugar high」のパートでジャンプ、「Sugar low」のパートで身をかがめる振り付けで一体となった。

新しい学校のリーダーズ(Photo by MAYUMI)

新しい学校のリーダーズ(Photo by MAYUMI)

その後、彼女たちは歌謡曲を思わせるメロディの楽曲を連投。1人1フレーズずつ歌い回す「恋文」ではRINのソロダンスが炸裂し、KANONとMIZYUの歌詞とリンクした振り付けが目を引く「楽園にて、わたし地獄」ではメランコリックなムードが場内に広がった。空気を引き裂くような轟音で始まったのは「毒花」。トゲのあるタッチで歌うSUZUKAを中心に据え、3人は憑依されたように乱舞する。さらに彼女たちは「Fantastico」「Pineapple Kryptonite」で前衛的なパフォーマンスを畳みかけ、観客の視線を釘付けにした。

新しい学校のリーダーズ(Photo by MAYUMI)

「みんなお元気ですか? 置いてきぼりになってないですか?」と観客を気にかけるメンバーたち。SUZUKAは「でも新しい時代を作るのってワシらやんな。みんな、これからワシらが作っていく世界、理解したいと思ってくれますか?」と話し、観客から大きな拍手を浴びた。また彼女たちは8月にアメリカ・カリフォルニアで開催されるフェス「Head In The Clouds」に出演することに触れ「がんばるぞい!」と意気込んだ。そしてライブは後半に突入。観客に振り付けがレクチャーされた「WOO! GO!」から「NAINAINAI」「透明ボーイ」の流れでフロアの一体感が最高潮に達する。最後に4人は疾走感のある「迷えば尊し」を全力で披露しステージをあとにした。

アンコールの拍手に応え、スタンドマイクの置かれたステージに再登場した新しい学校のリーダーズは「ケセラセラ」を伸びやかに歌唱。「夕焼小焼」が流れる中、深々とお辞儀をして駆け足でステージ裏へ去り、ライブに幕を下ろした。

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「ライブナタリー “マハラージャン × 新しい学校のリーダーズ”」2022年6月28日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE セットリスト

マハラージャン

01. 何の時間
02. 僕のスピな人
03. 示談
04. 持たざる者
05. eden
06. 先に言って欲しかった
07. いうぞ
08. その気にさせないで
09. 君の歯ブラシ
10. セーラ☆ムン太郎

新しい学校のリーダーズ

01. 最終人類
02. CANDY
03. オトナブルー
04. 恋文
05. 雨夜の接吻
06. 楽園にて、わたし地獄(Short)
07. 毒花
08. Fantastico
09. Pineapple Kryptonite
10. WOO! GO!
11. NAINAINAI
12. 透明ボーイ
13. 迷えば尊し
<アンコール>
14. ケセラセラ

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マハラージャン@7/21~Billboard Tour @MoeChu4

🥴👍 https://t.co/eVdkylfAYC

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