日向坂46のムードメーカー渡邉美穂が卒業、空柄ドレスで22人最後のステージ飾る

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日向坂46の渡邉美穂の卒業公演「渡邉美穂 卒業セレモニー」が、昨日6月28日に東京・東京国際フォーラム ホールAで開催された。

日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」の様子。(撮影:上山陽介)

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日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」の様子。(撮影:上山陽介)

2017年に2期生メンバーとして加入し、これまで活動を続けてきた渡邉。明るい性格の彼女はムードメーカー的な存在で、約5年にわたってグループを支えてきた。役者としても活躍し、2021年に日本テレビで放送されたドラマ「星になりたかった君と」ではヒロインを演じた。

日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」の様子。(撮影:上山陽介)

渡邉、富田、松田の影ナレ、オープニング映像の上映を経て、日向坂46がステージに登場。ステージ上部にいた渡邉がほかのメンバーと合流したところで、彼女たちは「ハッピーオーラ」を歌い始めた。佐々木久美から「来てしまいましたね、この日が」と振られた渡邉は「実感が湧かないですね。でも最後の最後まで駆け抜けるだけです!」と笑う。佐々木美玲は「夜までハードなスケジュールでも美穂がいると空気がパッと明るくなるの。そのおかげでがんばれたこともあったから、本当に美穂の力は偉大。日向坂にとって大きな存在だからみんな不安なの」と心境を吐露。同期の宮田愛萌はオーディションの3次審査の際の渡邉とのエピソードを明かし、3期生の山口陽世は「隣の楽屋から美穂さんの声が聞こえてくると元気が出ました。そういう存在の方が卒業してしまうのが寂しいんですけど、もらったものをすべて返せるような素敵な日にしたいです」と先輩への思いを述べた。また久美が「日向坂46の卒業セレモニーは今回が初めてなんですが、『22人は最後なんだ』と思いながらパフォーマンスできるので、それを噛み締められるのが幸せです」と言うと、渡邉も「いろいろあって2年くらい全員がそろわなかったんですが、私のラストステージで奇跡のように全員がそろって“持ってるな”って思いました(笑)。最後まで楽しく過ごせたら」と最後の22人そろってのパフォーマンスについて言及した。

左から上村ひなの、加藤史帆、渡邉美穂。(撮影:上山陽介)

左から丹生明里、金村美玖、渡邉美穂。(撮影:上山陽介)

日向坂46の2期生。(撮影:上山陽介)

その後、1期生の加藤史帆、2期生の渡邉、3期生の上村ひなのからなるユニット・リスペクトスリーが「やさしさが邪魔をする」、ラジオ「ベルク presents 日向坂46の余計な事までやりましょう」パーソナリティで全員同期の金村美玖、丹生明里、渡邉からなるユニット・カラーチャートが「あくびLetter」を披露。2期生メンバーはおそろいの組紐ブレスレットを付け、「半分の記憶」「沈黙が愛なら」の2曲を涙をこらえながら届けた。

日向坂46が前向きな歌詞の「青春の馬」をはつらつと歌ったあと、ライブは2期生が渡邉についてのクイズを出題し、1期生と3期生が回答する「ミホワタナベクイズ」のコーナーへ。渡邉とのパフォーマンスをかけて行ったこのクイズでは、丹生だけが使う渡邉のあだ名「みほる」を上村が見事に当て、3期生がパフォーマンス権を獲得した。渡邉のリクエストで3期生は渡邉とともに「Right?」を披露。「大好きな曲でずっとやりたいって思ってたからめちゃめちゃうれしかった!」と渡邉がうれしそうに話していると、セットの中から恨めしそうに1期生たちがステージを覗き込む。「美穂、今日ばっかりは圧力かけるけど、やりたいよね?」「日向坂は縦が厳しいからね」と1期生が圧をかけると、渡邉は「もちろんだよー!」と喜び、「それでも歩いてる」を椅子を使ってパフォーマンス。最後は一列に並んだ椅子を飛び越えてステージ袖へと捌けていった。

日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」の様子。(撮影:上山陽介)

渡邉美穂(撮影:上山陽介)

日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」の様子。(撮影:上山陽介)

日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」でMCを務めるオードリーからも「おめでトゥース!」と渡邉へのお祝いメッセージが上映され、いよいよライブはクライマックスへ。前身グループ・けやき坂46時代から何度も歌ってきた「NO WAR in the future 2020」のラストでは齊藤京子が渡邉を強く抱きしめておひさま(日向坂46ファンの呼称)の感動を誘い、ダンスが激しいナンバー「恋した魚は空を飛ぶ」ではステージにいる全員が髪を振り乱しながらパワフルに踊る。「誰よりも高く跳べ!2020」ではいつもキャプテンの久美が担当しているセリフパートを渡邉に譲り、渡邉が「おひさま! 飛べー!」と絶叫した。加入時からこれまでの渡邉の姿を追った映像が流れたあと、最後に22人は「飛行機雲ができる理由」をパフォーマンス。渡邉は「めちゃくちゃ楽しかったし超幸せでした」と清々しい表情で感想を述べ、メンバーとともにステージを降りた。

渡邉美穂(撮影:上山陽介)

アンコールに応え、渡邉は空柄のドレスを着て再びステージへ。そして今感じている思いを約10分にわたっておひさまへ伝えた。「本当に家族みたいな存在のメンバーやいつも支えてくださっている周りの方々、そしておひさま……大切な人たちに囲まれて今この場を迎えられることが幸せだなと思います。入ったときからしっかりしている人とかスポーツ少女と思われがちで、自分もそう徹してきたんですけど、実際はすごく繊細で弱い部分もあったんです。でもそれをすべて包み込んで受け止めてくれる人が周りにたくさんいて、この5年間、アイドルとしてはもちろん人間としても成長させてもらえたと思います。5年間やってきて今この瞬間、こんなにもたくさんの人たちに常に見守ってもらえていたんだと強く感じました。幸せという言葉で収まりきらないくらい、おおげさかもしれないけど、本当に生きていてよかったな、この道に来てよかったなと思います。本当に素敵なグループに入れたと改めて思います」と自身の活動を振り返ったあと、各期へメッセージを送る。おひさまへは「皆さんがいなかったら今の私はいません。皆さんの何気ないひと言が私を勇気付けてくれたし、『寂しいけど美穂ちゃんの幸せを願って送り出すね』って言ってくれるファンの人がいるのは幸せです。本当に私を見つけてくれてありがとうございました。好きって言ってくれてありがとうございました。本当に5年前にけやき坂46のオーディションを受けてよかったです。これから日向坂は4期生も新しく入ってもっと違った形になっていくと思うし、永遠に同じものなんてないから、いろんなところが見えてくると思います。私は卒業したらおひさまになって外からグループを見ることができるのが楽しみです。このグループが大好きで、メンバーが大好きだから、絶対絶対みんなには幸せになってほしいです。ともにいろんなことを乗り越えてきた仲間たちをこの先の人生もずっと応援しています。そして私はこれからまた違った道を自分の足で歩き始めますが、もっとなりたい自分になって、また皆さんと違った形で会えるのを楽しみにしています。改めて5年間本当にありがとうございました」とあふれんばかりの感謝の思いを述べた。

「君のため何ができるだろう」のパフォーマンスの様子。(撮影:上山陽介)

「美穂ー!」と2期生がステージに登場し、金村は「美穂だからこんなにたくさんの人に愛されてたんだよって伝えたくて。自信を持ってこれからも輝いていってほしいなと思う。最後をみんなで見届けられたのは一生の思い出」と涙。そして富田が「実は美穂に言ってなかったことがあるの」と切り出し、2期生メンバーと3期生の上村は渡邉に富田による伴奏で「君のため何ができるだろう」をプレゼントした。涙声で歌うメンバーに渡邉は「ありがとうね、みんな」と涙を流し、富田は「美穂のためにがんばって練習したんだ。こんなに人のために何かをしてあげたいなって思えるメンバーがそばにいてくれて本当に私も最高なアイドル人生……これからも美穂の意思をしっかり引き継いでもっと日向坂を大きくしていきたい」と語った。

左から渡邉美穂、小坂菜緒。(撮影:上山陽介)

そして全員がステージにそろい、久美は「本当に美穂にはいっぱい支えられてて、美穂がいなかったら日向坂どうなっていたんだろうっていう瞬間が数え切れないくらいあったから、日向坂に、けやき坂に入ってくれてありがとうという気持ちでいっぱい。この先美穂が卒業したあとの日向坂をちゃんとやっていくって約束するね」と渡邉と約束。小坂菜緒は涙を流しながら「私は2期生で入ってきて美穂と一緒に先輩と混ざってお仕事する機会も多かったから、悩みや考えがどんどん似てくるようになって、同じ感情を共有できるような仲間に出会えてすごく心強かったです。個人的な話になっちゃうんですけど、私が長い間お休みしていた間も美穂はずっと私を離さないでいてくれて、それが私の中でここに戻ってくるきっかけになりました。今こうやって美穂のきれいな姿を見れて、一緒にステージに立つことができて最高に幸せです。アイドル人生の中で最高の瞬間を刻んだなと思います。美穂はこれからたくさんがんばって新しい夢に向かって突き進んでいくと思うので、これからもがんばってほしい気持ちと、今までありがとうと……おつかれさま!」と語り、渡邉と強く抱き合った。

日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」の様子。(撮影:上山陽介)

日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」の様子。(撮影:上山陽介)

最後は全員そろって「JOYFUL LOVE」をパフォーマンス。おひさまがペンライトの色で客席に虹をかけ、その中で渡邉は目に涙をいっぱい溜めながら最後まで歌を歌った。そして22人が「以上、私たち日向坂46でした!」と全員でお辞儀をして顔を上げると、客席中のおひさまは「5年間ありがとう」と書かれた紙を掲げる。ステージを去る21人をハイタッチで見送り、1人残った渡邉は「ああ、すごい……ちょっと会場見ていってもいいですか?」と客席の隅から隅まで目に焼き付け、「幸せでした。ありがとね。本当に楽しかったです。このセレモニーも、この5年間も楽しい思い出をたくさんありがとうございました。これからも皆さんの人生がよりよいものになることを祈っています。私の大好きな日向坂46を、私がいたこのグループをこれからも守り続けてください。本当にありがとうございました」とおひさまへ最後の挨拶。そして階段を登りきった渡邉は笑顔を見せてお辞儀をすると、客席を振り返らずに手を振りながらステージを降りていった。

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日向坂46「渡邉美穂 卒業セレモニー」2022年6月28日 東京国際フォーラム ホールA セットリスト

01. ハッピーオーラ
02. やさしさが邪魔をする / リスペクトスリー(加藤史帆、渡邉美穂、上村ひなの)
03. あくびLetter / カラーチャート(金村美玖、丹生明里、渡邉美穂)
04. 半分の記憶 / 2期生
05. 沈黙が愛なら/ 2期生
06. 青春の馬
07. Right?
08. それでも歩いてる
09. 僕なんか
10. NO WAR in the future 2020
11. 恋した魚は空を飛ぶ
12. 誰よりも高く跳べ!2020
13. 飛行機雲ができる理由
<アンコール>
14. 君のため何ができるだろう / 2期生+上村ひなの
15. JOYFUL LOVE

※高橋未来虹の「高」ははしご高が正式表記。

※記事初出時、披露曲の記述と発言者に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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miyu☔⛄️☔nʎıɯ @miyu15

【ライブレポート】日向坂46のムードメーカー渡邉美穂が卒業、空柄ドレスで22人最後のステージ飾る(写真24枚) https://t.co/FJwEBMWviu

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