蓮沼執太フィルがxiangyu、U-zhaan、塩塚モエカと華々しく彩った大晦日の夜

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蓮沼執太フィルの年末コンサート「V──Vishes 2021──2022」が12月31日に東京・WWWで開催された。

蓮沼執太フィル「V──Vishes 2021──2022」の様子。(撮影:山川哲矢)

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蓮沼執太(撮影:山川哲矢)

笙奏者の音無史哉をメンバーに加えた新体制で、12月に大阪と大分でライブを行った蓮沼フィル。2021年の締めくくりとして実現した大晦日ワンマンは、ドラマ「きれいのくに」の劇伴「M28」に一部歌詞が付いた「M28+」で幕を開けた。蓮沼は「1年の締めらしく、たっぷりと楽しんで演奏しようと思うので、みんなも楽しんでください」と挨拶し、「ONEMAN」「Earphone & Headphone in my Head - PLAY0」という代表曲を息の合った演奏で届けた。

xiangyu(撮影:山川哲矢)

「#API」「呼応」ではゲストのxiangyuが登場。4月に行われた東京・Bunkamuraオーチャードホール公演などフィルとの共演を重ねている彼女は、今ではすっかりフランクに参加できるようになったと話し、悠々たるラップを見せつけた。

U-zhaan(撮影:山川哲矢)

続いて登場したゲストは蓮沼と共作、共演を多々行っているU-zhaan。意外にもフィルとの共演は今回が初めてだというが、演奏前のタブラのチューニング時に「誰かBフラットの音をください」とリクエストすると、フィルのメンバーが思い思いに好きな音を出して混乱させるという睦まじいやりとりを繰り広げる。しかし横尾忠則の展覧会「GENKYO 横尾忠則」のために「4O」を新たにアレンジした「GENKYOOOO」の演奏が始まると空気は一変し、U-zhaanの高速タブラとともに力強いグルーヴを生み出してオーディエンスを圧倒した。

塩塚モエカ(撮影:山川哲矢)

最後のゲストは塩塚モエカ(羊文学)。昨年12月にリリースされた楽曲「HOLIDAY feat. 塩塚モエカ」でフィルと共演して以来、メンバーともすっかり馴染んだという塩塚は、蓮沼の楽曲「テレポート」のカバーと、自身とのコラボ曲「HOLIDAY」をパワフルに歌い上げた。

蓮沼執太フィル「V──Vishes 2021──2022」の様子。(撮影:山川哲矢)

クライマックスではドラマチックに曲調が変化していく「centers #0 / #1 / #2 / #3」、そして最新曲「Eco Echo」を披露。アンコールでは蓮沼が「皆さんがよいお年を迎えられるように、この曲をやってお別れしたいと思います」と述べ、メンバーと「FULLPHONY」を奏でてライブの幕を閉じた。

本公演のアーカイブ映像は、Streaming+にて1月7日23:59まで視聴可能。イープラスでは同日22:00まで3000円のお年玉音源付き視聴チケットと、2500円の視聴チケットを販売している。

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蓮沼執太フィル「V──Vishes 2021──2022」2021年12月31日 WWW セットリスト

01. M28+
02. ONEMAN
03. Earphone & Headphone in my Head - PLAY0
04. Imr
05. #API(with xiangyu
06. 呼応(with xiangyu)
07. GENKYOOOO(with U-zhaan
08. テレポート(with 塩塚モエカ)
09. HOLIDAY(with 塩塚モエカ)
10. centers #0 / #1 / #2 / #3
11. Eco Echo
<アンコール>
12. FULLPHONY

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【ライブレポート】蓮沼執太フィルがxiangyu、U-zhaan、塩塚モエカと華々しく彩った大晦日の夜(写真40枚)
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