入念なリハーサルが行われたこともあって、予定された開演時間をオーバーしてもなかなかメンバーは現れない。会場が暗転しオープニングのSEが流れると焦らされた観客たちは一斉に歓声を上げ、開演前から場内は興奮に包まれた。
最初に演奏されたのは毎年恒例のカバー曲。今年は坂本龍一の代表曲「Merry Christmas,Mr Lawarence」をUVERworldらしく演奏し、そこにTAKUYA∞(Vo)が宣誓するようなボーカルを乗せた。
自分を360°囲む1万3000人のファンからの声援を聞いたTAKUYA∞は、「やばい、声が降ってくる!」と、独特な形状の会場ならではの体験に興奮。「今年最後のライブを最高にしたい、でっかい声を出せば出すほど素敵な思い出が生まれる!」と観客を煽った。一方で真太郎(Dr)は「東西南北のみなさま、よろしく御願いします。クリスマスですねぇ。どうせ暇な人たちがそろってるんでしょ?」と会場を笑わせる。
最新シングル「NO.1」のカップリング「超大作+81」に使用されている信人(B)の歌唱曲「サランヘヨ」が初披露されると、会場の盛り上がりは絶頂に。直後にTAKUYA∞は「これが今日の心配事のひとつだった」とコメントしつつ笑顔を見せた。
このほかステージでは「クオリア」や「NO.1」など20曲が披露され、本編最後は今年の活動の象徴ともなった「GOLD」で終了。アンコールでは所属事務所の社長がピンクの全身タイツにアフロヘアーで登場し、ダンサー4人を引き連れてパフォーマンスを繰り広げた。ステージ上はクリスマスライブというよりもむしろ忘年会ムード。ラストには社長が高々と吊り上げられ宙づりにされたまま、会場内に退場を促すアナウンスが流れてライブは終了した。
タグ
リンク
- UVERworld
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
今年も無礼講!UVERworld恒例Xmas武道館に1万3000人 http://natalie.mu/music/news/42737