2014年8月31日 21:45
24 音楽ナタリー編集部
8月29~31日の3日間にわたり、山梨・山中湖交流プラザ きららにてスペースシャワーTV主催の野外ライブイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2014」が開催された。
「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2014」の様子。
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スペースシャワーTV開局25周年を迎えることを記念して、5年ぶりに3日間の開催となった「SWEET LOVE SHOWER」には、クロージングDJを含め計57組のアーティストが出演。3日間で約5万5000人の観客が来場し、多彩なアーティストたちの競演を楽しんだ。
1日目:8月29日
3日間にわたるイベントの幕開けを飾ったのはLAKESIDE STAGEに登場したエレファントカシマシ。彼らは「悲しみの果て」「俺たちの明日」といったヒットナンバーや最新シングル「Destiny」などを貫禄のパフォーマンスで届けてフィールドを沸かせた。
なおこの日は、9mm Parabellum Bullet、サカナクション、きゃりーぱみゅぱみゅといった「SWEET LOVE SHOWER」ではおなじみのメンツのほか、ナオト・インティライミ、back number、HAPPYといった初出演組も多数登場。個性豊かなパフォーマンスや熱のこもったMCでオーディエンスを魅了した。初登場組の中でも特に異彩を放っていたのが矢沢永吉。白いスーツ姿で颯爽と現れた彼は、小雨が降るシチュエーションにぴったりの「レイニー・ウェイ」を熱く歌い上げ、「(矢沢が出演する)この夏のフェス、ずっと雨です(笑)。今の『レイニー・ウェイ』って曲がヤバいんじゃない?って話してたんだけど、でも夏の雨は気分いいね」と笑顔を見せた。
初日のハイライトとなったのは、トリを務めたandymori。彼らは新人時代から縁のある「SWEET LOVE SHOWER」をラストステージの場として選び、アンコールを含め約1時間で19曲を披露した。なおアンコールでは小山田壮平(Vo, G)が突然「寛、健二、もう1回ライブやろう!」と叫ぶサプライズもあり、ファンは驚きと喜びの表情を隠せない様子だった。
2日目:8月30日
心地よい天候に恵まれた2日目は、SiMによる壮絶なステージからスタートした。この日はSiMのほか、Dragon Ash、coldrain、Fear, and Loathing in Las Vegasといったラウド系やミクスチャーロック系のアーティストが多数参加。モッシュ、ダイブ、サークルなどを各ステージで巻き起こし、激しいパフォーマンスでオーディエンスを圧倒した。また改名後初登場となった[Alexandros]は同日に出演したindigo la Endの川谷絵音(Vo, G)をゲストに招き、Blurの「Song 2」のカバーセッションを披露するなど「SWEET LOVE SHOWER」ならではのステージを届けた。
さらにMt.Fuji STAGEには怒髪天や山下達郎、LAKESIDE STAGEには岡村靖幸といったベテラン勢も顔をそろえた。「SWEET LOVE SHOWER」2度目の登場となる山下は、妻である竹内まりやと「プラスティック・ラブ」をデュエットで披露したほか、「SPARKLE」「あまく危険な香り」といった名曲を披露。そして夏の終わりにぴったりな「さよなら夏の日」を歌い上げ、ノスタルジックなムードでフィールドを染め上げた。
トリを務めたMAN WITH A MISSIONは、火炎やレーザーの演出も取り入れた豪華なパフォーマンスを展開した。またライブ中にはオオカミのお面を被ったDragon AshのKj(Vo, G)を“6匹目のメンバー”として迎え入れ、Nirvana「Smells Like Teen Sprit」をセッション。貫禄を見せつけるアクトで、2日目を締めくくった。
3日目:8月31日
最終日のLAKESIDE STAGEではSuperflyを筆頭に、THE BACK HORN、The Birthday、NICO Touches the Walls、斉藤和義といったアーティストたちが迫力に満ちたステージを披露。一方FOREST STAGEには爆弾ジョニー、KEYTALKといった勢いのある若手や、豊かなアンサンブルが魅力の奇妙礼太郎トラベルスイング楽団らが出演した。
若手からベテランまでさまざまな顔ぶれが集ったMt.FUJI STAGEでは、憂歌団が味わいのあるセッションを、ハナレグミが心地よいひとときを観客に届ける。前日に地元大阪での単独公演を成功させたばかりのKANA-BOONは、超満員の観客にその勢いを証明した。そして同ステージのトリを務めたザ・クロマニヨンズは降り始めた雨をものともせず、ソリッドなパフォーマンスを展開した。
3日間のイベントの大トリを務め上げたウルフルズは、大ヒット曲「ガッツだぜ!!」を皮切りに「バンザイ~好きでよかった~」「ええねん」といったキラーチューンを連発し完全復活をオーディエンスに印象付ける。彼らが「いい女」でライブを締めくくったあとは、湖畔から大輪の花火が打ち上がり、3日間にわたった音楽の祭典のフィナーレを彩った。
なお3日間のイベントの模様は、10月17日(金)、18日(土)、19日(日)にスペースシャワーTVにてオンエア。計9時間の放送で、熱気に満ちた「SWEET LOVE SHOWER 2014」を振り返る。またスペースシャワーTVの開局25周年を記念して、ROY(THE BAWDIES)、川上洋平([Alexandros])、サイトウ“JxJx”ジュン(YOUR SONG IS GOOD)がアニバーサリーソングを制作。開局記念日の前日となる11月30日には東京・豊洲PITにて、THE BAWDIES、[Alexandros]、YOUR SONG IS GOODが出演するライブイベント「NEW WORLDS, NEW PASSIONS.」が開催され、スペースシャワーTVのアニバーサリーイヤーを盛り上げる。
SPACE SHOWER TV 25TH ANNIVERSARY SWEET LOVE SHOWER 2014 Day1/Day2/Day3
Day1:2014年10月17日(金)20:00~23:00
Day2:2014年10月18日(土)20:00~23:00
Day3:2014年10月19日(日)20:00~23:00
※各プログラムともにリピート放送あり
三宅正一 @miyakeshoichi
今年もありがとうございました🎆トワイライトシャワーの復活も期待してます RT @natalie_mu: 総勢57組!スペシャ25周年祝う豪華「SLS」 http://t.co/5t5MgRlUX8 #スペシャ #ラブシャ