主演・柳楽優弥×監督・堤幸彦で「夏目アラタの結婚」映画化、ヒロインは黒島結菜

乃木坂太郎によるマンガ「夏目アラタの結婚」が映画化。堤幸彦が監督、柳楽優弥が主演を務め、9月6日に全国で公開される。

本作の主人公は、元ヤンキーで児童相談所の職員・夏目アラタ。連続殺人事件の遺族から相談を受けたアラタは、“品川ピエロ”の異名で知られる犯人・品川真珠に会いに行く。彼は事件の真相を探るため、死刑囚である真珠に“獄中結婚”を申し出るのだった。柳楽がアラタ、黒島結菜がヒロインの真珠を演じる。

このたび、特報とティザービジュアルが解禁。YouTubeで公開された特報は、アラタの「俺と結婚しようぜ」というプロポーズの言葉からスタート。真珠がガラス越しにアラタに迫り「もう絶対離れないから」と口にする様子も映し出された。特報のナレーションを担当したのは緒方恵美。ティザービジュアルには、黒いタキシードを着たアラタと、ウェディングドレスに身を包んだ真珠の姿が捉えられた。

柳楽は「脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました」、黒島は「柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。たのしかったです！」とコメント。堤は「映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました」、乃木坂は「原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました！」とつづっている。

映画「夏目アラタの結婚」特報

柳楽優弥 コメント

脚本を読ませていただき、夏目アラタというキャラクターは今まで自分が演じたことがない役柄だなと感じました。同時に、スリリングなストーリーを含めた作品そのものに魅力を感じ、是非にとオファーを受けさせていただきました。
現場では堤幸彦監督を筆頭に「いい作品にしたい」という高揚感を常に保ちながら、毎日撮影に集中することができました。アラタが対峙することになる真珠は、狂気と底知れない怖さをあわせ持つ連続殺人事件の容疑者であり死刑囚です。黒島さんが魅力的に、そしてとてもかっこよく演じられていたので、一緒にお芝居をするのがとても楽しかったです。
この作品は「もしかしたらありえるかもしれない...」という、ファンタジーとリアリティのギリギリのラインを攻めているところが個人的にはすごく面白いなと感じています。
アラタと真珠がどんな結末を迎えるのか。是非ご期待ください。

黒島結菜 コメント

私が演じた真珠は、表情がコロコロ変わり何を考えているかわからない、全く掴みどころのない役です。とても難しい役だったのですが、監督の堤さんやスタッフの皆さんが信頼できる方々だったで、のびのび演じることができました。毎日ヘトヘトになりましたが...笑
原作にある不気味さや怖さをしっかりと表現するために、特徴的な真珠の歯はマウスピースを作りました。何度も試作し、納得できるものができたと思います。ぜひ注目してみてください。
柳楽さんとの共演はとても久しぶりでした。拘置所でのアクリル板越しのシーンや法廷でのシーンが多く、リアルな距離感のお芝居は少なかったですが、目がとても印象的なので、対面したときに吸い込まれてしまわないよう必死でした。柳楽さんとはエネルギーレベルでお芝居ができたのかもしれないと今になって思います。
たのしかったです！
一言では言い表せない映画になりました。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです！

堤幸彦 コメント

原作はミステリアスでスリリング、先が読めないストーリー性にグイグイと魅かれたのですが、それ以上にアラタと真珠の厭世的だけど強烈に愛を求めている姿に痺れました。
映画化では原作に描かれている唯一無二なキャラクターをなんとか立体化したく俳優と頑張りました。

柳楽氏はすっかり大人になっているのですが、少年のギラリとした視線を保ち続けていて安心しました。
そして、アラタの巻き込まれながらも目覚めた心情、それへの葛藤や裏腹な切なさを演じ切るという難役をきっちりこなしてくれました。

黒島さんは一言「ヤバい」です！ 見たことない彼女です。
ぜひ見てください！

乃木坂太郎 コメント

柳楽優弥さん、黒島結菜さんの2人が危険な化学反応を起こしそうな匂いを濃厚に漂わせていますね。原作者として真珠の歯並びの再現に本気の映像化を感じました！