「ブルーピリオド」が実写映画化!眞栄田郷敦×高橋文哉×板垣李光人×桜田ひよりが共演

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山口つばさ原作のマンガ「ブルーピリオド」の実写映画化が決定。ワーナー・ブラザース映画配給のもと8月9日に公開され、眞栄田郷敦高橋文哉板垣李光人桜田ひよりが出演したとわかった。

「ブルーピリオド」ティザービジュアル

「ブルーピリオド」ティザービジュアル

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2017年6月に月刊アフタヌーンで連載開始され、2024年4月時点で累計発行部数が700万部を突破している「ブルーピリオド」は、器用に生きてきた高校生・矢口八虎が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑む物語。苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた八虎は、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いたことで、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気になる。そこから美術に興味を持ちはじめた彼は、国内最難関の美術大学への受験を決意するが、才能あふれるライバルたちや、正解のない“アート”という大きな壁が立ちはだかるのだった。

どこか物足りなさを感じながら日々を過ごす八虎を眞栄田、彼が美術部に入るきっかけを作った人物で、自分の“好き”について葛藤する八虎の同級生・ユカちゃんこと鮎川龍二を高橋が演じる。さらに八虎の最大のライバルで、驚異的な画力を持つ天才高校生の高橋世田介に板垣、美術部の先輩・森まるに桜田が扮した。監督を務めるのは「サヨナラまでの30分」「東京喰種 トーキョーグール」の萩原健太郎。アニメ版「ブルーピリオド」も手がけた吉田玲子が脚本を担当し、音楽を小島裕規“Yaffle”が手がけた。

キャストたちは、撮影前に半年以上の月日をかけて絵画の練習を行ったという。眞栄田は本作について「楽しいけどなんか浅い毎日。地に足がついてないような、自分を俯瞰で見てるような。苦しい時間は遅く感じて、楽しい時間は早く感じる。八虎と共に歩んでるような感覚になれる映画だと思います」とコメントした。

オファーを受けて原作を読んだ高橋は「作品全体にももちろんですが、鮎川龍二という人物に惹き込まれましたし、この人物を僕が演じる事が出来るのか不安を感じました。でも、同時にドキドキとワクワクが止まりませんでした」と回想する。板垣は「夢を追う人も、その傍で支えている人も、いろいろな方に観ていただきたいです」と、桜田は「学校の穏やかさから、張り詰めた緊張感が漂う予備校まで、見どころ満載の映画になっているので、皆さん楽しみにしていてください」と呼びかけた。

YouTubeでは特報が公開中。「俺の心臓は今、動き出したみたいだ」というセリフとともに、生きている実感が持てなかった八虎の物語が動き出す様子が収められた。本編には合計401枚の絵画が登場し、内300枚以上が本作のために描き下ろされた。その一部は実際にキャストが描いたものが採用されている。

なお本日4月2日22時より、出演キャストの4人が登場するライブ配信の実施が決定。映画公式Instagram、ならびにワーナー公式TikTokとYouTubeにて配信される。加えて、東京で行われた「ブルーピリオド展」が4月12日より大阪南港ATCギャラリーにて開催される予定だ。

本作ではauスマートパスプレミアム会員限定の特典が実施され、一般・大学生は土日平日いつでも1100円、高校生以下は900円で鑑賞可能だ。対象劇場は全国のTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ、シネプレックス、コロナシネマワールドなど。会員なら公開期間中は何回でも割引となり、同伴者1名も特典が受けられる。

映画「ブルーピリオド」特報

眞栄田郷敦 コメント

楽しいけどなんか浅い毎日。地に足がついてないような、自分を俯瞰で見てるような。苦しい時間は遅く感じて、楽しい時間は早く感じる。八虎と共に歩んでるような感覚になれる映画だと思います。
「好きなことに人生の一番大きなウェイトを置く、これって普通のことじゃないでしょうか」という台詞の美しさ。その裏にある怖さやしんどさ、変わっていく自分や環境、それに伴う人間関係。そんなことを感じてもらいながら、今、自分の将来のことを考えてる人も、もう考えるのを辞めてしまった人も、自分の好きなことは何なのか、自分にとっての幸せは何なのか、改めて少し考えてみるきっかけになれば嬉しいです。そして、今もう既に戦ってる人は、この映画を見て少しでも希望を持ってもらって、これからも戦い続けてもらえればと思います。

高橋文哉 コメント

ブルーピリオドという作品は存じ上げていましたが、作品を見た事はなく、お話を頂いて原作を読ませていただきました。作品全体にももちろんですが、鮎川龍二という人物に惹き込まれましたし、この人物を僕が演じる事が出来るのか不安を感じました。でも、同時にドキドキとワクワクが止まりませんでした。
こんなにも素敵なキャラクターでこの作品の圧倒的な魅力にもなる、ユカちゃんを任せていただける事を本当に光栄に思いました。やるからには鮎川龍二の魅力を忠実にできる限り膨らませられる様に全身全霊でこの役に挑みました。役作りでいうと、日本画の練習などもしましたが、身体的にも自分とユカちゃんに僕自身が境界線を感じない位まで追い込みました。大変なこともありましたが、本当に楽しかったです。
そんな鮎川龍二を皆さんにも是非見て頂けたら嬉しく思います。僕がやれる事やるべき事やりたい事をユカちゃんや八虎のようにこの作品に詰め込んでおります。皆様、是非劇場へ。

板垣李光人 コメント

今回このお話をいただき、趣味程度ではありますがインプットとしてもアウトプットの手段としてもアートを嗜む身としてはいっそう身に入るものがありました。
また原作においても、元々アートをテーマとしたストイックな作品として存じ上げておりましたし、高橋世田介というキャラクターにも共感する部分が多かったため、とても運命を感じております。
“好き”を追い求めることは決して逃げや楽なことではないのだと、その道中には何度も傷付き幾重にも重なる壁が待っているということ。そしてその先には広い海が全ての人を待っていることを教えてくれる作品になっていると思います。夢を追う人も、その傍で支えている人も、いろいろな方に観ていただきたいです。

桜田ひより コメント

まずは、萩原監督とまた一緒に作品を作れる喜びと期待感を感じ、同時に八虎の人生を変えるきっかけを作った森まる先輩という、物語のキーとなる役を演じられるワクワクも感じました。
自分は今まで絵の世界に触れる機会があまりなかったので、練習期間は毎回学ぶことだらけでした。中々体験できることではなかったので、本当に貴重な経験をさせていただきました。学校の穏やかさから、張り詰めた緊張感が漂う予備校まで、見どころ満載の映画になっているので、皆さん楽しみにしていてください。

山口つばさ コメント

(完成した映画を観て)自分が漫画として書いていた時には見えてなかった景色や役者さんが演じるキャラクターの表情、言葉を発するまでの“間”の感覚など漫画ではできなかったことがたくさん表現され、各シーンで作り物ではないリアリティを感じられた、映画「ブルーピリオド」に率直に感銘を受けました。そしてキャストの皆さんは多くの時間をかけ絵画練習をされ、私が初めて現場でその様子を見た時には皆さんの所作が絵描きのそれになっていて、ただただ驚きました。中でも眞栄田さんにお会いした際には「同級生の矢口くん」に会ったような、気まずさすらも感じてしまうほどでした。企画の段階からこの作品をどう映画にするのか? ご自身のビジョンを明確に持ち、常に観客に向かって映画を届けようと考えていた萩原監督にお任せすることができて、本当に良かったです。人が何かを始めようとするときの熱量を皆さんにも感じてもらえたら嬉しいです。

萩原健太郎 コメント

山口つばさ先生が作り上げた「ブルーピリオド」という完成された作品を実写映画化する上で最も大切にしたこと、それは原作の中心にもある問い「芸術は才能なのか?」に映画として挑むことでした。才能がないのに好きな事に挑戦するのは無駄なことなのか? 情熱が才能を凌駕する武器になり得るのか? これは八虎のように自分が進む道を模索している世代だけでなく、何かに情熱を注ぐことに夢中で挑戦する全ての世代が楽しめる映画です。ご期待ください。

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(c)山口つばさ/講談社 (c)2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会

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yha girl. @alterrrego_

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