「ゴールデンカムイ」山崎賢人＆山田杏奈が“金色”の縁で大阪へ、高校生たちにエール

「ゴールデンカムイ」で主人公・杉元佐一を演じた山崎賢人と、アイヌの少女・アシリパを演じた山田杏奈が1月15日、大阪府豊中市にある箕面自由学園高等学校をサプライズ訪問。“金色の熊”を意味する「GOLDEN BEARS」を冠したクラブチームが多い同校で応援イベントに登壇した。

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この日「ゴールデンカムイ」のWeb動画を撮影すると聞かされ集まっていた吹奏楽部の96名とチアリーダー部の56名。吹奏楽部は全日本マーチングコンテストで2年連続金賞、チアリーダー部はJAPAN CUPで23回の優勝・全日本高等学校選手権大会で16回優勝の経験を持つ日本屈指の強豪だ。撮影前の参考に予告映像を観ている中、急に山崎と山田からのメッセージ映像が流れ始め、2人が「GOLDEN BEARS」の名前を口にすると歓声が。「そっちに行きまーす！」という掛け声とともに山崎・山田が目の前に現れると、MCが「息を吸おう！」と驚くほどの大興奮に包まれた。

大会や公演に向けて普段は練習に励むGOLDEN BEARSの高校生に向けて、山崎は「これ以上ない縁を感じています。今日皆さんにお会いできて光栄です！」と挨拶。山田も「皆さんもナンバーワンを目指していらっしゃって、私たちももうすぐ映画が公開で、ぜひともナンバーワンを目指したいなと。ご縁があるなと思いました！」と呼びかける。

映画のアクションシーンについて聞かれた山崎は「僕が演じたのは、日露戦争帰りの陸軍兵で、“不死身の杉元”と呼ばれる生命力が強い男。二〇三高地の戦場シーンをワンカット長回しで撮って、“不死身”を表現したり、北海道の雪山でベアーズと戦ったり……（笑）。『ゴールデンカムイ』にしかないアクションがたくさんあるので、皆さんにも観ていただきたいです」とアピール。山田は特に注目してほしいシーンとして「ご飯を食べるシーンがほっこりして、コミカルな部分でもあるんですが、緩急があるのも『ゴールデンカムイ』の面白さだと思うので、注目してほしいです！」と答えた。

2人の学生時代の話題になると山崎は「高校生の頃は、この仕事を始めていたので、勉強との両立が大変でした。中学生の頃は、学校に行きながらサッカークラブに通って、青春でしたね。合宿とか楽しかったです。夢中になってボールを追いかけてました」と述懐。女子高に通っていたという山田は「バレンタインになると、作ったお菓子をみんなタッパーに入れて持ち寄るんです。友達や先生にもあげて……今思うとめちゃめちゃ青春だったなと思います！」と自身の青春を振り返った。

生徒から「好きな言葉は？」という質問されると、山崎は「“シンプル・イズ・ザ・ベスト”です。結局シンプルだなと思うことが多くて……いろいろ考えるけど、目の前のやれることだけをやる！というシンプルな考えによくなります。杉元は不死身なので、シンプルに“俺は不死身だ！”と思いながら演じていました」と回答。続いて山田は「映画に“天から役目なしに降ろされた物はひとつもない”という言葉があるんですが、作品の中でも大切な言葉で、私の中でも腑に落ちた言葉で。私もこういうふうに考えようと思うようになりました」と答えた。

最後に山田は「こちらのほうが皆さんにパワーをもらいました！皆さんのがんばってる姿を想像しながら、私もがんばろうと思います」と感謝。山崎が「『ゴールデンカムイ』もたくさんの人に観てもらえるようがんばります！ 一緒にがんばりましょう！」とエールを送ると、生徒たちは力強く「はい!!」と返事をしていた。

実はWeb動画の撮影に向けて、吹奏楽部による「ゴールデンカムイ」主題歌「輝けるもの」の演奏にのせて、チアリーダー部が特別演技を披露する練習していた高校生たち。この日は山崎と山田への逆サプライズとして、短時間でフォーメーションを再調整し、本人たちの目の前でパフォーマンスを披露した。山崎は「圧倒されちゃいました……ありがとうございます!! めちゃくちゃパワーをもらいました！」と述べ、山田も「うるうるしちゃいました。びっくりしたのと、皆さんの笑顔と迫力と……映画の主題歌を演奏してくれて、ポンポンで名前文字を作ってくれたのもいれしくて……本当にがんばろうと思いました！」と心を打たれた様子だ。

生徒を代表して前年度のチアリーダー部キャプテン・松村慈果さんは「お二人が来てくださるとは、夢にも思っていなくて」と吐露。「今もお二人に演技を披露すると聞いて、すごく緊張したんですが、このGOLDEN BEARSを“ゴールデン”つながりで知っていただいて、演技まで観ていただけたのがうれしくて、みんなで、笑顔で演技することができたのでよかったと思います」と語った。最後は、全員集合して笑顔でフォトセッション。さらに生徒たちの粋な計らいで、山崎と山田は主題歌「輝けるもの」の演奏をバックに、生徒たちが作る花道を通って会場をあとにした。

野田サトルによる同名マンガを実写化した「ゴールデンカムイ」は、1月19日より全国で公開。

※山崎賢人の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記
※アシリパのリは小文字が正式表記

映画「ゴールデンカムイ」予告