「香港映画祭2023 Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」が、東京・YEBISU GARDEN CINEMAで11月2日に開幕。オープニング作品として「風再起時」が日本初披露され、上映後Q&Aに監督のフィリップ・ユン(翁子光)と脚本家のスン・フェイ(孫霏)が登壇した。
アーロンは情熱的、トニーは物静か
また2人のスタイルの違いを「昼型・夜型」という表現でも比較。「アーロンは“昼型”。現場では私よりも要求が高かった。トニーは“夜型”で、撮影中は物静かだけど、夜になると私のところにショートメッセージをバンバン送ってくる。『今日のシーンはどうだった?』『明日の撮影はどうする?』と。しょうがないので、仕事が終わったあとも一生懸命トニーとテキストで役柄の話をしていました(笑)」と打ち明けた。
マイケル・ホイは監督にとってのアイドル
本作には「Mr.Boo!」シリーズで知られるベテラン俳優
香港は死んでいない
汚職がはびこっていた香港の“暗黒時代”の物語は、アンディ・ラウ主演作「リー・ロック伝」などでもよく知られる。なぜ今映画化したのかという問いに、フィリップ・ユンは「昔からこれらの映画を通して香港のそういった時代を知ってきました。ただ私が生まれて育ってきた香港と今の香港の間には大きな変化があります。今回映画を撮るにあたって、1940年代以降の香港の風景や人物を忘れてはならないという気持ちがあり、香港に対する情感を表現したいと思いました」と答える。そして「私たちは歴史を振り返り、これからの香港のために何ができるか考える必要があります。『香港は死にかけている』とは思いません」と強い意志を示す。スン・フェイは「私も香港に対する深い気持ちを表現したいと思いました。私自身は生まれも育ちも香港ではありませんが、香港人としてこの脚本を書くにあたって歴史を学び、映画を通して実体験できたことは、素晴らしい旅のようでした」と
開会式にはラム・カートンらも出席
「香港映画祭2023 Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」は才能豊かな新人監督作品やクラシックの名作など、選りすぐりの香港映画を上映する企画。上映前にはオープニングセレモニーが行われ、「風再起時」監督のフィリップ・ユン、脚本家のスン・フェイのほか、「マッド・フェイト」主演の
本特集は11月5日まで開催。なおチケットはすべて売り切れとなっている。「毒舌弁護人~正義への戦い~」は東京・シネマート新宿、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場などで上映中のほか、全国で順次公開される。
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撮影現場で監督に面と向かって質問できなくて、ショートメッセージで聞くトニーさんマジトニーさんw //https://t.co/9rnECjaXgH