まるでイラン版「リトル・ミス・サンシャイン」、4人家族と犬の旅路描く映画が公開

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「人生タクシー」で知られるジャファル・パナヒを父に持つパナー・パナヒの監督デビュー作「Hit the Road(英題)」が、「君は行く先を知らない」の邦題で8月25日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。配給はフラッグ。

「君は行く先を知らない」ティザービジュアル

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2021年のカンヌ国際映画祭の監督週間でワールドプレミアされ、同年の東京フィルメックスのコンペティション部門では「砂利道」のタイトルで上映された本作。父親やアッバス・キアロスタミの現場を見て育ち、10代の終わり頃から映画の制作を志したというパナー・パナヒは、助監督と撮影監督を経験し、ジャファル・パナヒの新作「No Bears(英題)」では脚本やポストプロダクションに携わった。

監督デビュー作に選んだ題材は、イランの社会問題を背景にしたある家族の旅路。イランの国境近く、車で旅をする4人家族と1匹の犬が中心となる。大はしゃぎする幼い弟を尻目に、父、母、兄は口には出せない何かを心に抱えていた。出演はモハマド・ハッサン・マージュニパンテア・パナヒハラヤン・サルラクアミン・シミアル

本作は世界96の映画祭に選出され、各国で絶賛された。「まるでイラン版の『リトル・ミス・サンシャイン』を観ているよう」(The Hollywood Reporter)、「今年の傑作。笑いあり、悲劇あり、感動ありのほぼ完璧なデビュー作」(Rolling Stone)といった映画評が寄せられた。元アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ氏も2022年のお気に入り映画の1本に選んでいる。このたび本編の印象的なワンシーンを描いた本国アートワークを使用したティザービジュアルも解禁された。

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(c)JP Film Production, 2021

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町田 敬介 @GunmaR_

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