「BLUE GIANT」間宮祥太朗がオファーを受けた理由は「山田裕貴くんの大」

5

298

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 48 216
  • 34 シェア

アニメ映画「BLUE GIANT」の完成披露舞台挨拶が、2月7日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催され、宮本大役の山田裕貴、沢辺雪祈役の間宮祥太朗、玉田俊二役の岡山天音、監督の立川譲が登壇した。

左から石若駿、上原ひろみ、馬場智章、山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音、立川譲。

大きなサイズで見る(全13件)

山田裕貴

石塚真一のマンガを原作とする「BLUE GIANT」。出演が決まる前から原作を愛読していたという山田は「自分が声を担当するということにいろんな思いがあった」と緊張の面持ちを見せる。間宮もオファーの際を振り返り「声優は難しいだろうなと思ったんですけど、山田裕貴くんが大を演じると聞いて、『裕貴くんの大、いいだろうな』と思って、このお話を受けさせてもらった」と明かした。山田と同じく原作のファンだったという岡山は「自分も大にパワーをもらってきた1人だったんですが、(映画が)これまで『BLUE GIANT』ファンだった皆さんがより愛を深めていただくきっかけになればと思いますし、今作に触れたことがない方も大のエネルギー、そしてそれを取り巻くキャラクターたちの生きざまから何か感じ取っていただければ」と呼びかけた。

間宮祥太朗

またこの日初めて一般の観客に映画が披露されるにあたり、山田は「この3人だけじゃない、(演奏担当の3人も合わせた)6人で作り上げた音を聞いてもらえるのが楽しみ。映像も美しくて、『BLUE GIANT』を知ってる方も知らない方も、ラストにはグッと引き込まれるところがあるのでは」と自信をのぞかせる。間宮も「自分の声の不安はさておき、間違いなく熱くなってもらえると思います!」、岡山は「演奏のシーンはマンガにはない表現の形で監督やスタッフの映像化する意味を見せつけられた気がします」と続けた。

岡山天音

「BLUE GIANT」の映画化は不可能ではないかと思っていたという山田だが「実写だったらうまい人が演奏しながらお芝居することになると思うんですけど、アニメーションだったら確かに!なるほど!と」と納得したことを回想。そして「『声のお話が来てるんですけど』『大です』と言われて『えっ……大……? マジすか……? えっ……そうっすか』という感覚になって(笑)。でもほかの2人が間宮くん、天音くんと聞いて『あ、なるほど……。大丈夫!』と思ったんです」と振り返った。

左から山田裕貴、間宮祥太朗、岡山天音。

演じたキャラクターについて聞かれると、間宮は「雪祈は、玉田に『へたくそ!』と言えるところが好き。初対面の方に、普通は言わないじゃないですか。そこに雪祈の優しさと厳しさを感じていて。あのときにへたくそだって言われなかったら、玉田も熱くなってないと思う」とコメント。岡山は「3人の中でどういうカラーかということは意識しました。お調子者なイメージがあったので、ドキドキしながらもいろいろと試してみた。泥臭くて魅力的なキャラクター」と自身が演じた玉田について語った。

「映像化は難しい」と言われていた同作を劇場アニメ化したことについて問われた立川は「演奏シーンが多いので、3人の成長とともにライブの様子も変わっていく。グルーヴ感が生まれていくのをどう表現していくか、というのを自分の中で大きな課題にしていた」と述懐。また「テレビアニメーションですと、最近だとタブレットやスマホでご覧になることも多くなってきていると思うんですけど、劇場公開であれば素晴らしい音響システムで音を“体験”してもらえるということで、今回映画化という運びになりました」と経緯を説明した。

左から石若駿、上原ひろみ、馬場智章。

イベントの後半には、ピアノを演奏した上原ひろみ、テナーサックスを演奏した馬場智章、ドラムを演奏した石若駿が登場。上原は「この音を皆さんへ届けたいという一心で取り組んできたので、感無量です」と挨拶。馬場は「(原作から)音が聞こえてくるような『BLUE GIANT』の音を出すのは少し怖い部分もあったが、多くの方にこの音が届いてほしいと思います」と思いを語った。石若は「ドラムの演奏を通して玉田の気持ちや感情を表現したが、とてもチャレンジングでした。ストーリーが進むにつれ音に変化があると思いますので、ぜひ注目してください」と見どころをアピール。音楽も担当した上原は「バンドの曲はこのお話の持つ情熱が伝わるように作って、劇伴はワンシーンワンシーンの感情のサポートができるように、監督と細かく打ち合わせて作りました。参加してくださった全ミュージシャンが『BLUE GIANT』という作品に参加できることを誇りを持っていて、120%の演奏をしてくれた」と明かした。

最後に山田は「この映画の構想が6年も前で、そこにたくさんの人が関わっている。映像も音も、そして原作の力を信じていれば自然と広がっていくと思える映画です。今度は皆さんの声でいろんな人に薦めてほしいと思っています。最後まで楽しんでいってください!」と締めくくった。

「BLUE GIANT」は2月17日より全国で公開。

この記事の画像(全13件)

もっと見る 閉じる
(c)2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 (c)2013 石塚真一/小学館

読者の反応

  • 5

木村 寛之 @hiro95200799

山田裕貴×間宮祥太朗ブルージャイアントが熱い❗️
#山田裕貴
#間宮祥太朗
#ブルージャイアント
#アニメ
#声優
https://t.co/sxlynQg4fP https://t.co/iZ6ihhhNOB

コメントを読む(5件)

おすすめの特集・インタビュー

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 BLUE GIANT / 山田裕貴 / 間宮祥太朗 / 岡山天音 / 立川譲 / 石塚真一 / 上原ひろみ / 石若駿 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。