「タクミくんシリーズ」新たに映画化、森下紫温と加藤大悟がW主演

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ごとうしのぶによる小説「タクミくんシリーズ」が新たに実写映画化。2023年に劇場公開される。

「タクミくんシリーズ 完全版1」書影 (c)ごとうしのぶ/KADOKAWA

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同作は、名門全寮制男子校に通う高校生2人のラブストーリー。これまでコミックス化、カセット・CD化、舞台化され、映画は5作がスクリーンにかけられた。そして小説の発売から30周年を迎える今年、実写映画の新シリーズが制作される運びとなった。

森下紫温

加藤大悟

監督は旧シリーズに続いて横井健司が務める。ダブル主演として、葉山託生(はやまたくみ)役に新人の森下紫温、託生の恋人・崎義一(さきぎいち)役には「ミュージカル『刀剣乱舞』」の加藤大悟が起用された。

ごとうは「年月を経て、再び、新作映画が作られることは、原作者として、光栄以外のなにものでもありません」と心境をつづる。そして「新しいキャストで、どのようなタクミくんの世界を作っていただけるのか、とてもとても、楽しみです」と期待を寄せた。

ごとうしのぶ コメント

小説家デビュー30周年の今年、光栄なことに、タクミくんシリーズ6作目の映画が作られることになりました。

まずは、これまで5作も作っていただけたことに、とても感謝しております。
当時劇場で観てくださったり、DVDなどで観てくださったり、応援してくださった方々のおかげであり、
制作にかかわってくださったスタッフの方々のおかげであり、
体当たりの熱い演技を映像に刻んでくださったキャストの方々のおかげです。
ありがとうございます。

あれから、原作はひとつの区切りを迎えました。
タクミくんシリーズの高校生編が最終回を迎え、
物語の結末が、明らかになっています。
今は大学生編や社会人編へと続いておりますが、それは横へ措かせていただき、
高校生だった彼らの物語を、時系列順に並べて、まとめた、
「タクミくんシリーズ完全版(全11巻)」
が、ルビー文庫より出版されております。

今回の6作目の映画は、その完全版を元に制作されています。
「長い長い物語の始まりの朝。」
「暁を待つまで」
「そして春風にささやいて」
の3タイトルを使い、
原作にエンドマークがついたからこその、ストーリー構成となっています。

横井監督にはぜひにと続投をお願いしましたが、
キャストはガラリと一新されます。
主役に関しては、
葉山託生役は森下紫温さん
崎義一役は加藤大悟さん
の、おふたりに、演じていただくことになりました。

現在は日本だけでなくアジア各国でBLの実写作品が花盛りですが、
BL映画の先駆けの頃に作られた1作目、
右も左もわからぬ中、果敢に挑戦してくださった1作目のおふたり、
2作目以降を演じてくださったおふたりも、
主役を引き継ぐプレッシャーにたいそう緊張しながらも、
自分たちらしさを窮めていこうと努力してらしたことを、
昨日のことのように覚えています。

そうしてバトンが渡されて、
年月を経て、再び、新作映画が作られることは、
原作者として、光栄以外のなにものでもありません。

新しいキャストで、どのようなタクミくんの世界を作っていただけるのか、
とてもとても、楽しみです。
みなさまにも、ぜひ、楽しみにしていただきたいですし、
新キャストでのタクミくんシリーズを、ぜひとも応援していただきたく思います。

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(c)2023 ごとうしのぶ/KADOKAWA・「タクミくんシリーズ」製作委員会

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

“監督は旧シリーズに続いて横井健司が務める。ダブル主演として、葉山託生(はやまたくみ)役に新人の森下紫温、託生の恋人・崎義一(さきぎいち)役には「ミュージカル『刀剣乱舞』」の加藤大悟が起用”/「タクミくんシリーズ」新たに映画化、森下紫温と加藤大悟がW主演 https://t.co/pSVkADR0Mp

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