坂本美雨が寒竹ゆり、成田凌が今泉力哉、樋口真嗣が石田雄介の魅力を語る

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Netflix作品で監督を務める寒竹ゆり今泉力哉石田雄介に関して、坂本美雨成田凌樋口真嗣からコメントが到着した。

上段左から寒竹ゆり、今泉力哉、石田雄介。下段左から坂本美雨、成田凌、樋口真嗣。

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満島ひかりと佐藤健がダブル主演し、11月24日より配信されるシリーズ「First Love 初恋」を手がけた寒竹。坂本は「ゆりちゃんに初めて会ったのは山梨の山奥のライブ会場で、冷え込む夜に火を囲んで暖をとりながら話したのを覚えている。不思議な人だった。一見、人付き合いが苦手なようなのに、心の奥底には壁がない」と振り返り、「次にゆりちゃんの自宅を訪ねた時、家が隅々まで彼女の美意識で整えられ、かつそれが誰の目を意識したものでもない、彼女そのものを現した本物の暮らしだったことに心底感動した」と述べる。さらに「あの部屋で、このドラマは生まれたのだろう。彼女がひとり、この脚本と向き合っていた様子を想像するだけで愛おしくてたまらない」とコメントした。

今泉は、有村架純が主演し、2023年2月23日に配信がスタートする映画「ちひろさん」の監督を務める。今泉の「愛がなんだ」「街の上で」に出演した成田は「人が生きていくなかでの、滑稽さを、優しく、優しく包み、綺麗事ではない美しさや弱さを、人間を、人間らしさを、いとも簡単そうに描くので、一体この人は、何回分の恋をして何人分の恋を見てきたのだろうかと不思議に思います」と素直な気持ちを吐露し、「今泉力哉の頭の中で生きてみたいです」とつづった。

樋口は、赤楚衛二の主演映画「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」を手がけた石田にメッセージを送る。「はじめはAKBのプロモーションビデオで編集をお願いした。素材を渡すと『精神と時の部屋』に行ってきます、と言い残して行方不明になる。しばらくするとめちゃくちゃエッジの効いた繋ぎでまとめたリールを仕上げてくれる。それから幾度となく『精神と時の部屋』に行ってもらい、カッコよく仕上げてもらって幾星霜」と回想。また「そんな石田くんがついに長編監督。しかもゾンビもの。意外すぎて想像も及ばないほどだ。監督になったらもう『精神と時の部屋』に引きこもれない。さあどうする! これは楽しみだ!」と期待のコメントを寄せた。なお「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」は2023年に配信される。

坂本、成田、樋口のコメント全文は下記の通り。

坂本美雨 コメント(寒竹ゆりに対して)

ゆりちゃんを、一言で表すなら、「付き合いたい人」と浮かんでくる。付き合う、つまり他人とじっくり向き合うこと。誰かを近しく思い、好きになるのは様々な要因があるけれど、誰かと「付き合う」というのはただの好意だけでは成り立たない。他人と上部だけでなく自分をさらけ出して知り合っていくことは、なんてめんどくさくて、なんておもしろいんだろうと思う。ゆりちゃんは何故だかはじめから、そうやってじっくりと知り合っていきたい、と感じる存在だった。そして知れば知るほど魅力が深まる、人間くさい人だろうという予感もしていた。

ゆりちゃんに初めて会ったのは山梨の山奥のライブ会場で、冷え込む夜に火を囲んで暖をとりながら話したのを覚えている。不思議な人だった。一見、人付き合いが苦手なようなのに、心の奥底には壁がない。次にゆりちゃんの自宅を訪ねた時、家が隅々まで彼女の美意識で整えられ、かつそれが誰の目を意識したものでもない、彼女そのものを現した本物の暮らしだったことに心底感動した。居心地の良いインテリアに、本格的なダンベル、書斎には分厚い本たち、なぜか業務用の冷蔵庫、食料倉庫には自身で漬けた梅干しが並ぶ。「アイス食べる? あ、ラムもあるよ、ラムレーズンにしちゃう?」と次々出してくれる彼女。この家の一つ一つがばらばらなようで、彼女の日常が丁寧に紡がれている。あの部屋で、このドラマは生まれたのだろう。彼女がひとり、この脚本と向き合っていた様子を想像するだけで愛おしくてたまらない。

成田凌 コメント(今泉力哉に対して)

監督の台本に書かれている、楽しむ、という小さな文字に、今泉力哉を感じます

人が生きていくなかでの、滑稽さを、優しく、優しく包み、綺麗事ではない美しさや弱さを、人間を、人間らしさを、いとも簡単そうに描くので、一体この人は、何回分の恋をして何人分の恋を見てきたのだろうかと不思議に思います。

会ったことのある、でも初めましての新しい人間が生まれていく様が大好きです。
痛いほどに瑞々しい、匂いすら覚えてる修羅場で腹を抱えて笑います。

あの中にいた自分すらも羨ましく思います。

またあの中に入りたいです。
今泉力哉の頭の中で生きてみたいです。

樋口真嗣 コメント(石田雄介に対して)

監督の石田くんと、はじめはAKBのプロモーションビデオで編集をお願いした。
素材を渡すと「精神と時の部屋」に行ってきます、と言い残して行方不明になる。
しばらくするとめちゃくちゃエッジの効いた繋ぎでまとめたリールを仕上げてくれる。
それから幾度となく「精神と時の部屋」に行ってもらい、カッコよく仕上げてもらって幾星霜。
そんな石田くんがついに長編監督。
しかもゾンビもの。
意外すぎて想像も及ばないほどだ。
監督になったらもう「精神と時の部屋」に引きこもれない。
さあどうする!
これは楽しみだ!

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読者の反応

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石田雄介 YUSUKE ISHIDA @YUSUKEISHIDA_JP

樋口真嗣監督ありがとうございます😭
私が音楽ドキュメンタリー映画を監督した際に樋口さんにコメント頂いたのが約10年前。以降、私が所謂「大作映画」の制作プロセスを経験し学べたのは樋口さんのおかげです。

ちなみに「精神と時の部屋」とは編集室で、エディターはそこに引きこもるのが仕事です笑 https://t.co/kci9cv9UsA

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