「視力を失っても情熱を捨てなかった」S・ダベンポートが語る「シーフォーミー」

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シーフォーミー」より、主演を務めたスカイラー・ダベンポートのコメントが到着した。

「シーフォーミー」

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「シーフォーミー」ビジュアル

本作はダベンポート演じる盲目の少女ソフィを主人公とするスリラー。ペットシッターのアルバイトで人里離れた豪邸を訪れたソフィは、視覚障害を逆手に取り、金目のものを盗み出そうとしていた。しかし、武装強盗が屋敷に侵入。命の危険を感じたソフィは視覚障害者サポートアプリ“シーフォーミー”を起動し、元軍人でFPSゲームの熟練プレイヤー・ケリーに助けを求める。

「シーフォーミー」

自身も視覚に障害のあるダベンポートは脚本を読んだ瞬間に本作を気に入ったそうで「ストーリーの展開に驚かされただけでなく、ケリーのFPS視点がサポートアプリという技術と融合してまるでゲームの世界のような構成になっているのが、これまで観たことのない映画だと思いました」と述べ、「ソフィが犠牲者として描かれていなかった点もとても好きでした。障害のあるキャラクターが登場する多くの場合は、彼らの障害を中心にストーリー展開していきますが、本作は対照的でたまたま障害があったというパターン。まったく新しいストーリーだとも思いました」と振り返った。

「シーフォーミー」

窃盗常習犯であるソフィは自分1人の力で現実に立ち向かおうとする闘士を秘めたキャラクターで、ケリーに助けを求めるも、おとなしく従うことはせず、ときには予想もつかない大胆な行動に出る。そんな彼女との共通点についてダベンポートは「まったくありません(笑)」と話し、「私たちに共通点を見つけるとしたら、体が不自由になったにもかかわらず、彼女は愛していたスキーを続けたことと、私が演技を続けてきたことだと思います。私たちは視力を失ってもなお、情熱を捨てませんでした」と言及。そして「障害者には大きな困難が伴いますし、ほとんどの俳優が考えもしないような多くの課題に直面しますが、これは私の使命であり、なぜ私がその状況にいるのかを常に理解していました。ユニークなメッセージ性を伝える映画であろうと、単純に観客を数分間笑わせる映画であろうと、世界をよりよいものにする作品にこれからも貢献していきたいと思っています」と抱負を語った。

ランドール・オキタが監督を務めたカナダ映画「シーフォーミー」は、8月26日に東京・新宿バルト9ほか全国で公開。

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(c) 2021 SEE FOR ME FILM INC.

読者の反応

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映画配給会社クロックワークス @KlockworxInfo

“ストーリーの展開に驚かされただけでなく、ケリーのFPS視点がサポートアプリという技術と融合してまるでゲームの世界のような構成になっているのが、これまで観たことのない映画だと思った”

「視力を失っても情熱を捨てなかった」S・ダベンポートが語る「シーフォーミー」 https://t.co/A5f86imKpI

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